今回の「京都ラーメンブログ」は一乗寺ラーメンストリートにある「珍遊」さんの鶏白湯ラーメンを食べてきましたので実食レビューします。京都には4店舗ありますが、京都以外の方だとあまり知らないラーメン店だと思います。
背脂が多く、味もかなりアッサリしており出汁の味が強い京都では珍しい味です。
最新情報:2019年4月27日放送『王様のブランチ』でミキの二人が「珍遊の鶏白湯ラーメン」を紹介するそうです。
珍遊 一乗寺本店 @京都へ行ってきました

珍遊 一乗寺本店へ行ってきました
今回の「京都ラーメンブログ」は、京都で3番目のラーメン激戦区である一乗寺のラーメン店「珍遊(ちんゆう)」さんでラーメンを食べてきました。
最近「葛野大路四条店」がオープンして京都市内には現在4店舗あります。
今回は本店である「珍遊 一乗寺本店」さんで実食レビューしたいと思います。
訪問はお昼時だったので、店内はほぼ満席状態でした。
珍遊は「創業半世紀」

店頭には「創業半世紀」と書かれています
公式サイトでは「昭和25年創業(1950年)」と書かれており、本店の店頭にも「創業半世紀」と書かれていました。
ただ、この場所では1990年代後半くらいから営業していると記憶しており、昭和25年(1950年)からここで営業していたわけではないはずです。
京都では一般的に「初代 珍遊」と呼ばれているラーメン店が別にあるのですが、そこから「屋号とレシピ」を買ったのが今の経営者なのかと推測しています。
確証を得ようと、地元のラーメン店や高齢のラーメンマニアに取材しているのですが「今の珍遊 = 初代 珍遊」であることを否定する方ばかりで「味も違うし、初代はだいぶ昔に閉業している」と言われるだけでした。
実は、元関係者の話も聞いたのですが関係性が認められる証言は得られませんでした。
「初代 珍遊」というのは戦後すぐくらいに京都・一乗寺でご夫婦が経営されていたラーメン店で、叡電「一乗寺~修学院」の踏切近くにあったとされるお店です。
大変人気があったお店ですが、もうかなり前に高齢のため閉業されています。
珍遊「鶏白湯ラーメン」を実食レビュー

珍遊「鶏白湯ラーメン」
それはともかくとして、珍遊さんの「鶏白湯ラーメン 680円」を食べることにしました。(券売機制です)
もちろん、初めて食べるわけではありません。
お昼時なので混んでいましたが行列などはなく、注文から5分程度で提供されました。
京都ラーメンは下に皿が置いてあることが多いのですが、ここも皿の上にラーメンどんぶりが乗って出てきました。
こういうところは京都ラーメンらしいですね。

メニューには「半チャン定食・唐揚げ定食・餃子定食」
メニューには「半チャン定食・唐揚げ定食・餃子定食」があり、新参の京都ラーメンのお店と同じで「餃子定食」があります。
実は京都のラーメン店は「餃子」があることが珍しく、普通は「焼飯・唐揚げ」がサイドメニューにあるだけなんです。
これが関東と関西のラーメン店の大きな違いです。

背脂が多い珍しい京都ラーメンで薄味です
トッピングは「チャーシュー・ネギ・海苔・メンマ」で、背脂が大量に浮かんでいます。
ベースは「鶏肉・モミジ」で、カエシは軽く醤油味がする程度で、かなりアッサリ味という印象です。
京都ラーメンは「出汁が濃厚、カエシは薄味」なのが特徴的ですが、出汁も結構アッサリしていました。
店頭に「見た目こってり、後味さっぱり」と書かれている通りの味です。
なお、京都ではラーメンに背脂が浮かんでいるイメージが強いと思われがちですが、そういうのは今の「ますたに」さんと「珍遊」さんくらいかなと思います。
老舗の京都ラーメン店では背脂はさほど量が入っておらず、さらに搾りかすのような背脂を使っているのが特徴です。

麺はよくある中細ストレート
麺は京都ではよくある中細ストレートです。
関東に行くと、これが細麺と呼ばれる細さで、博多とんこつの麺が「極細」と呼ばれています。
麺の太さにも関東と関西では違いが見られますね。
味については個人の主観なので参考程度ですが、日清さんの京都ラーメンにお湯を入れすぎた時の味に似ていると感じました。
かなり薄味アッサリで、京都のラーメン店では珍しい味付けです。
珍遊 一乗寺本店 基本情報

珍遊 一乗寺本店 外観
「珍遊 一乗寺本店」さんの場所ですが、京都・一乗寺ラーメンストリートの最初の方にあります。
隣のコインパーキングに珍遊専用のエリアがあるので、車で行けるようになっているのは偉いなと思いました。
ちなみに有料ですが、前の交差点西側路地に「バイク・自動車」のコインパーキングもあります。
遅くまで営業しており、またほとんど営業していて休んでいるところは見たことがないので、そういう経営姿勢は評価できると思いました。
この記事は京都のラーメン新店調査や実食レビューに定評のある記者「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。関西・京都の知られざるラーメン店を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくし京都観光やグルメの発展を目指すことが目的です。
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