こんにちは、京都の最新グルメニュースを毎日京都市内を歩き探して配信している「京都のお墨付き!」のノーディレイです。
家系ラーメン 斎藤家 は一乗寺初の横浜家系ラーメン専門店
お店の外観
一乗寺初の横浜家系ラーメン専門店となる「家系ラーメン 斎藤家(さいとうや)」があるのは京都市左京区の一乗寺で、地元の人に分かりやすく言えば川端通から冷泉通を東に入った「ビデオ1 高野店」の並びのテナントです。
一乗寺といえば「京都ラーメン街道」や「京都ラーメンストリート」と呼ばれるラーメン店が集まるエリアで、京都の有名ラーメン店がしのぎを削っているところです。そこに一乗寺ではまだないジャンル(補足あり)「横浜家系ラーメン専門店」が開業予定となっていました。
調べてみたところ同名のお店が関東圏に二店舗ありロゴも同じでした。少し異なるのは関東圏のお店は「横浜ラーメン」を名乗っている家系ラーメン店ですが、一乗寺で開業準備中のお店は「家系ラーメン」を名乗っています。これは地域で使用される言葉のイメージによって使い分けているようで、関東で「横浜ラーメン」と言えば「家系ラーメン」ですが、関西では通じないということだと思われました。
あと、気になるのは関東の「斎藤家」では酒井製麺を使っているので家系直系の系譜にあるラーメン店であることです。かつて「あくた川」でも使っていた家系といえば酒井製麺と言われる麺です。
一乗寺の家系ラーメンが食べられる店は1件「麺家 澤希」がありますが、元々は博多豚骨ラーメンのお店「中華そば 錦」で、2023年10月22日にリニューアルして家系ラーメンと博多豚骨ラーメンが食べられるお店になったので「一乗寺初の家系ラーメン店」ではありますが「一乗寺初の横浜家系ラーメン専門店」ではありません。あと、家系ラーメン店だと勘違いされている「びし屋」は豚骨醤油ラーメンのお店ですが家系ラーメンのお店ではありません。
店内の雰囲気
外から店内が見えたのでカウンター席を作っているようでした。
このテナントは入れ替わりが多く、2019年までは「らーめん壱蔵」というラーメン店。そのあとは2020年まで「セアブラノ神 一乗寺風神」がありました。その後は2年近く空いていたテナントで2021年12月20日に「無限からあげ」が開業しましたが2023年10月4日に閉店しています。
理由としては一乗寺ラーメン街道から離れている立地というのが一番だと思われます。
横浜家系ラーメンとは
横浜家系ラーメンは横浜発祥の豚骨醤油ラーメンで元祖家系「吉村家(1974年創業)」を発祥とするラーメン店です。その吉村家で修業した店主のお店を「直系」と呼び、店名が「~家(~や)」とするお店が日本全国にあります。豚骨や鶏ガラのスープに鶏油が香る独特の醤油の風味があり、ほんのり酸っぱさの中に豚骨の甘みも感じるラーメンで関東系のラーメンらしく醤油の辛さが関西のラーメン店よりもやや強く出て辛めのスープになっています。各店舗の系譜を巡るのは困難な作業ですが、吉村家の2号店として開業した「本牧家」とその本牧家出身店主で新横浜ラーメン博物館にお店を出して有名になった「六角家」は家系御三家として知られています。
もうひとつ「壱系」と呼ばれる「壱六家(1992年創業)」は横浜市磯子区で家系インスパイアのお店として開業した非直系の家系ラーメン店です。直系独特の風味を残しつつも乳化させたスープはクリーミーでコク深さが特徴的なスープで私も好きな家系ラーメン店です。トッピングに「うずら卵」を使うのはこの系統で、卓上に「刻み玉ねぎ」が置かれていて入れ放題になっているのも壱系の特色です。
京都では直系の系譜にあるのは「らーめん 紫蔵(王道家出身)」と「麺家 あくた川(武蔵家出身)」で、壱系の系譜にあるのが「町田商店」と「横浜家系ラーメン 夢現家」と「魂心家」です。
なお、京都の直系店の場合、京都人には少し醤油辛いと感じるため辛さ控えめの味にしているお店がほとんどです。
これまで一乗寺では家系ラーメンの系譜(家系図)にある家系ラーメン店は存在していませんでしたが、もし今回開業する「家系ラーメン 斎藤家」が関東にある同名のお店と関係があるならば吉村家直系の系譜にある田上家(王道系)の系譜にある可能性があるため、オープンまで注目していきたいと思います。
#家系ラーメン斎藤家 #横浜ラーメン斎藤家
#2024年オープン #新店 #新規オープン #新店オープン #新店舗 #新店情報 #ニューオープン #新店速報