今回は京都市内にある有名ラーメンチェーンのメニューで一番安い基本のラーメン(並サイズ限定、お子様ラーメン除く)はどこのラーメン店なのかを調査しました。
調査は「京都を発祥とするラーメンチェーン」27ブランドに京都市内にある京都発祥以外の5ブランド、さらに最近FC展開中の1ブランドを合わせた33のラーメンブランドに「第一旭」ブランドからロードサイド店舗が多い「たかばしラーメン」を追加した34ブランドを対象に「駐車場がある大手ロードサイドの店舗」に絞って11ブランドを抽出。これにはイオンモールに出店している店舗も含みました。
駐車場があるブランドであっても、餃子の王将とバーミヤンはラーメン専門店ではないので除いてあります。
また、大黒ラーメンは駐車場完備が福知山店のみで店舗展開は今後計画中ではありますが今回は除きました(除かなければ最安値)。ただし駐車場完備が同じく1店舗(葛野大路店だけ)の天天有チェーン系は過去にFC店を複数展開していたので対象内としました。ここでいう「天天有チェーン系」とは一乗寺の本店とは経営を別にしている「天天有」ブランドをFC展開する権利を持っている会社が運営している天天有のことを言っています。
では、その結果「京都のロードサイドにあるチェーン系ラーメン 最安値の一杯」はどこだったのでしょうか。
(1)ラーメン横綱 690円
(2)丸源ラーメン 759円
(3)たかばしラーメン 760円
(4)天天有チェーン系 770円
(5)京都北白川ラーメン魁力屋 770円
(6)来来亭 770円
(7)ちゃんぽん亭 770円
(8)越後秘蔵麺 無尽蔵 780円
(9)神来 840円
(10)京都塩元帥 891円
(11)天下一品 920円
※すべて税込み価格、情報は記事掲載時点(2024年4月)の値段です。
最安値1位は「ラーメン横綱」の690円でした。
昭和47年(1972年)に京都市南区の屋台ラーメンとして創業した京都発祥で豚骨ベースの醤油ラーメンのお店です。
店舗によっては駐車場がない場合もありますが「吉祥院本店」や「一乗寺店」のように駐車場がある店舗もあります。国道9号沿いの「桂五条店」は駐車場も店舗も本店より大きい店舗でもあります。
国産ねぎ入れ放題というサービスがありながら、税込み690円は物価高騰の現在ではとても安く感じられるラーメン一杯の値段です。
2位は「丸源ラーメン」で759円です。
日本全国で店舗をもつブランドで、京都府では京都市内に2店舗(京都南インター店・桂店)あります。いずれも国道に面した駐車場完備のロードサイド店です。
熟成醤油の肉そばをメインにファミリー層向けの広い店舗でロードサイドにあるチェーン系ラーメン店として遜色のないブランドだと思います。
3位は「たかばしラーメン」で760円です。
京都のお墨付き!の記事「京都観光必見!伝統的な京都ラーメンを安く並ばず食べるなら たかばし がおすすめ」でも紹介したように、この値段でありながらチャーシューの枚数が多く、さらに「ねぎ・もやし」増量無料にするとボリュームたっぷりになるのでお薦めです。
それ以上は4位で770円のお店が4店舗あり、チェーン系ラーメン店がラーメン一杯の価格として意識しているのは「770円」なのが見てとれました。
ブランドは「天天有チェーン系・京都北白川ラーメン魁力屋・来来亭・ちゃんぽん亭」で、いずれも駐車場完備のロードサイドにある店舗が多いブランドです。
また、5位の「越後秘蔵麺 無尽蔵」も780円なので、京都のラーメン一杯価格は2024年4月時点で700円台後半が意識されていると考えてよいと思いました。
それ以上は「神来 840円・京都塩元帥 891円・天下一品 920円」で、京都では地元民にも観光客にも人気がある天下一品が最近は「高くなった」と言われているのになんか納得という結果となりました。
なお、京都ラーメンの価格については新店のみを対象にした「【1000円の壁】京都ラーメン新店 平均価格まとめ(2023年~2024年2月)」という記事もありますので、あわせてご覧いただくと面白いと思います。