京都発祥ラーメンチェーン(連鎖店)まとめ|京都府|予算:1000円~2000円
京都発祥ラーメンチェーン(連鎖店)まとめ
今回のラーメン記事は京都を発祥とするラーメンチェーンのまとめです。
まず「チェーン店」は日本語で「連鎖店」と呼ばれる営業形態のこと。
今回この営業形態に含めるものとして「FC展開しているラーメン店・のれん分けしているラーメン店・直営の支店があるラーメン店」の3パターンに該当するラーメン店をピックアップしました。
ただし、その店舗数についてはどの程度の店舗展開があればチェーン店(連鎖店)と言えるのかが判断つかなかったため3店舗以上としてあります。
※2店舗のブランドも参考のために掲載してあります。
該当ブランドは27あり、以下にその一覧をまとめました。
新福菜館
JR京都駅近く「たかばし」で現在も本店が営業し京都最古のラーメン店といわれています(1938年に屋台として営業開始、1945年に店舗営業開始)。
京都各地に同名の支店(のれん分け)および直営の支店またはFC店および修行した料理人の独立店が存在しています。
直営の支店は京都では「大丸京都店」があったがフロア改装により閉店。
東京にも店舗があり「秋葉原店・麻布十番店・浅草店」が営業しています。
鶏ガラと豚骨のスープに黒色の醤油で辛そうに見えるものの醤油辛くない出汁を楽しむ京都らしいラーメンが特徴です。
第一旭
JR京都駅近く「たかばし」で現在も本店が営業し、京都各地に同名の店舗が多数存在しています。
ただし、本店以外の店舗は「特製ラーメン 第一旭」と呼ばれてFC展開された店舗の残存店。
1986年(昭和61年)に佃功氏が「株式会社第一旭」を設立して「特製ラーメン 第一旭」としてチェーン展開した際に出店した店舗が多数ありますがFC本部は1997年に倒産しています。
そのため、現在はチェーン店ではありませんが今でもチェーン店同等に多くの店舗が現存していますので一覧に加えました。
なお、現在でも「第一旭」の流れを組むラーメン店「京都ラーメン豚骨たかばし醤油・総本家広瀬家 特製ラーメン 第一旭」がチェーン展開しているのですが、今回は「第一旭」にまとめました。
豚骨ベースの醤油ラーメンで背脂が浮いているのが特徴で「アキラ(旭)系」と呼ばれています。
※この系列の中では「たかばしラーメン」がおすすめなので、こちらの紹介記事もぜひご覧ください。
中華そば ますたに
京都の銀閣寺道すぐ近くで昭和24年(1949年)から店舗として営業しているとされる老舗のひとつが「中華そば ますたに」で、京都にその味を受け継いだお店も多く現存しています。
※Wikiではますたにの創業年は昭和22年(1947年)に屋台でスタート、昭和24年(1949年)に店舗販売スタートという老舗と記載。創業年についてはますたに 京都駅ビル拉麺小路店の看板には「昭和23年(1948年)創業」と書かれている。
鶏ガラベースの醤油ラーメンで「元祖背脂醤油系」や「背脂チャチャ系」と呼ばれています。
ラーメン藤
ラーメン藤は京都市南区(東九条)に本店があるラーメン店で、母体は製麺所の「近藤製麺」です。
京都以外にも大阪・滋賀にも同名の店舗を多く見かけます。
豚骨ベースの醤油ラーメンで背脂が浮いているのが特徴です。
天下一品
1971年に銀閣寺周辺で屋台として開業したのが最初。
1975年に京都市左京区の北白川の石材店だった場所(現在の本店の場所)で屋台営業を始め、1975年8月に「天下一品 総本店」を開業。現在では全国的に支店やFC店がある巨大ラーメンチェーンとなっています。
なお、2号店は「今出川店」でフォロワーさん情報では本店と同じ1975年開業とされています。「銀閣寺店」は1983年に開業。西大路九条の「九条店」もその頃にはあったようで古い天一のひとつです。
鶏ガラと野菜ベースの醤油ラーメンで濃厚こってりスープが人気です。
ラーメン横綱
ラーメン横綱は京都市南区(吉祥院)で1972年に屋台からスタートし現在も本店が南区あるラーメンチェーンで関西および東海と関東の一部で支店を広げています。
豚骨ベースの醤油ラーメンでまろやかな味わいが人気です。
天天有
京都の一乗寺ラーメンストリートの古参として今も営業している「天天有(てんてんゆう)」には別会社が同名で運営するチェーン店としての「天天有」があります。
チェーン店としての「天天有」はロードサイドで駐車場付きの店舗が多いのが特徴です。
珍遊
1940年代に京都市左京区の一乗寺で創業したとされるラーメン店「珍遊」はどこで創業したのか正確な場所は確認できていません。
現在は一乗寺に「珍遊」というラーメン店が営業しており河原町や大手筋に支店があります。
鶏ガラベースの醤油ラーメンです。
京都北白川ラーメン魁力屋・来来亭
京都北白川ラーメン魁力屋(かいりきや)は京都市左京区の北白川に本店があり、現在は関西・東海・関東・東北に支店をもつ大きなチェーン店です。
前述した「ますたに」で修業した方が京都市伏見区深草で独立開業したラーメン店を買収して開業したのが滋賀県に本店がある「来来亭」で、その来来亭で修業した方が独立開業したのが「京都北白川ラーメン魁力屋」です。
鶏ガラベースの背脂が浮かんだ醤油ラーメンです。
麺匠 たか松
2011年11月22日に四条烏丸の御射山公園近くで開業したラーメン店が「麺匠 たか松」で、四条河原町エリアとJR京都駅ビル京都拉麺小路に支店があります。
鶏魚介系のラーメンが特徴です。
ラーメン荘 夢を語れ
京都市左京区(一乗寺)で二郎インスパイアとして開業したのが「ラーメン荘 夢を語れ」で、関西では二郎系の先駆けとして多くのファンがいます。
ラーメン二郎赤羽店で働いていた方が一乗寺で独立開業したのが始まりですが、現在は別の方の経営だそうです。なお、創業者は「夢を語れ ボストン店(アメリカ)」を開業しています。
京都市内では西院と伏見区にグループ店があります。
他にボストンの夢を語れで修業した方が独立開業した「Yume Wo Katare Kyoto」というラーメン店もありましたが、現在は店主が変わり「Yume Wo Katare Kyoto II」というお店になっています。
キラメキノトリ
2013年4月に河原町丸太町でキラメキノトリ本店が開業したのが始まり、現在は京都市内を中心に支店が10店舗以上あります。
福知山や舞鶴にも出店するなど意欲的に店舗が増加している元気が良いグループです。
鶏ベースのスープに自家製麺が特徴的です。
あくた川
2016年2月8日、京都の今出川に横浜家系ラーメンの一大グループ武蔵家で修業した方が独立開業したのが「あくた川」の始まりです。
開業から数年で京都を中心に大阪や兵庫に福岡とグループ店を広げている元気があるグループで京都市内で5店舗が営業しています。
醤油辛い関東の家系ラーメンより関西人向けに辛さを控えめにしてある家系ラーメンで豚骨が濃いのが特徴です。
麺屋たけ井
麺屋たけ井本店は京都府城陽市にあり、常に行列ができるつけ麺のお店として知られています。
京都では洛西口と八幡市に支店があり、最近では大阪のデパートや駅ビルで出店を加速させています。
魚介豚骨のつけ麺は濃厚でほんのり甘みもあり人気があります。
セアブラノ神
壬生で開業した「セアブラノ神」は背脂がたくさん入っているラーメン店として誕生しました。
セアブラノ神は壬生に本店、伏見区深草に支店「セアブラノ神 伏見剛力」があり、2020年6月1日に「錦 セアブラノ神」が四条で開業。一乗寺にも「セアブラノ神 一乗寺風神」がありましたが休業から閉業となりました(2019年4月12日開業→2019年8月31日休業→2020年3月25日閉業)。
また、店名は異なりますが「slurp(スラープ)」というラーメン店を四条でオープンさせています。
店名が一部異なるお店もありラーメンの内容も異なりますが、ここでは同一グループとしてまとめました。
壬生の本店では背脂鶏白湯ラーメンや煮干しを使ったラーメンがあります。
また、slurp(スラープ)ではイベリコ豚や鶏に豚を使ったラーメンが提供されています。
ラーメンの坊歩
ラーメンの坊歩は2019年1月11日に川端七条で二人の若者が開業したラーメン店が始まりです。
現在は「千中・西大路八条」に支店があります。
鶏ガラベースの白湯で、豚足で白濁させコッテリとしたスープが特徴的です。
無双心
無双心は京都府亀岡市に本店があるラーメン店で、祇園と京丹波にもお店があります。
麺は自家製麺で亀岡市のふるさと納税にもセレクションされています。
豚鶏野菜のペジポタスープのようなラーメンが特徴的です。
ふくちあん
ふくちあんは京都府福知山市で創業したラーメン店です。
二条城前と北大路駅ビルにも支店があります。
スープはあっさり系ですが豚骨・鶏ガラ・野菜の濃厚なスープが特徴です。
神来
西院に本店がある「神来」は元は以下で解説する「宝屋・大王ラーメン」ブランドのお店として始まったのが最初です。
現在は独立店舗として京都市内に4つ(内2店舗はイオンモールのフードコート店)あります。
背脂醤油ラーメンで豚骨+鶏ガラ+野菜のトリプルスープが特徴です。
麺屋 優光
麺屋 優光は2017年10月2日に烏丸御池で開業したラーメン店。
以前は京都市内に3店舗ありましたが、今は烏丸御池と河原町の2店舗が営業しています。また、最近では東京(銀座)にも進出しているので3店舗とカウントして掲載しておきます。
魚介強めの和風醤油ラーメンや貝出汁を使ったラーメンがあります。
麺屋 聖~kiyo~
麺屋 聖~kiyo~は2018年10月1日に烏丸御池にある「麺屋 優光」の2号店として左京区(一乗寺)で開業しました。
ここでは優光とは別ブランドとして扱いますが、同一の運営元。
京都では京都駅前と久御山にもお店があり、滋賀県では南草津と雄琴にも支店があります。
ラーメンは優光とほぼ一緒のものです。
京つけめん つるかめ
河原町にある「京つけめん つるかめ」は支店が六角通と左京区(一乗寺)にあるので3店舗運営しています。
甘みのある魚介豚骨は脂のコクもあり、さらに魚粉の香りがするつけ麺で人気があります。
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以下、参考記載。
以下は現在はチェーン店ではないブランドと店舗数が2店舗までのブランドを掲載してあります。
ラーメン大栄
1981年に京都市南区で創業したのが「ラーメン大栄」で現在も営業しています。
元々ラーメン大栄として営業していたお店として「ラーメンかみのばし大栄・元祖らーめん大栄」があります。
そのため、現在はチェーン店ではありませんが参考として掲載しています。
豚骨醤油ラーメンのお店です。
宝屋・大王ラーメン
京都にはかつて「宝屋・大王ラーメン」という系統のチェーン店がありました。
1998年頃に「大王ラーメン」としてオープンし、2003年に「宝屋」に屋号を変更、2010年11月1日に本部は無くなっています。
その残存店が今でも営業していて「宝屋・香来・神来・ラーメン大宝・らぁ~めん京」といった店名で営業していますが現在はチェーン店ではありません。
※神来は京都市内に4店舗あるのでチェーン店として記載しました。
なお「らぁ~めん京」は過去京都市内に4店舗あったのですが、現在は2店舗となっているので「宝屋・大王ラーメン」の項目で紹介するにとどめました。同様に「ラーメン大宝」も過去京都市内に3店舗あったのですが、現在は2店舗となっているので「宝屋・大王ラーメン」の項目で紹介するにとどめます。
背脂醤油ラーメンで豚骨+鶏ガラ+野菜のトリプルスープが特徴です。
ラーメンてんぐ
西陣と常盤(右京区)に2店舗あるのが「ラーメンてんぐ」です。
元は右京区の人気ラーメン店「杉千代」で働いていた方が独立開業したのが始まりです。
スープはたぶん鶏豚野菜のトリプルスープで背脂が浮かぶ典型的な京都ラーメンです。
ラーメンムギュ
ラーメンムギュは円町と烏丸にあるラーメン店です。
2023年1月15日にセカンドブランドの「スタメン」が開業したので関連店は3店舗なのですが、ブランド名が違うため「ラーメンムギュ」としては2店舗とカウントしました。
スタメンは今後そのブランドで店舗展開していくと思われます。
大黒ラーメン
京都市伏見区京町大黒町で1980年に開業したラーメン店。
伏見本店と東福寺店があり、ラーメンが530円で地元民御用達のお店です。
さらに焼き飯は240円で餃子も230円、ただでさえ安いのに会計時に100円割引券がもらえます。
豚骨と鶏ガラの白濁した中華そばが美味しいです。