今回の「京都ラーメンブログ」は、また担々麺を食べに行ってきました。珍しく人気店での実食レビューです。お店は「風来房」さんで、多くのラーメン誌で紹介されている行列のできるお店です。突出した特徴はないのですが、総合力の高い担担麵です。
最新情報:こちらの記事は古い情報なので2023年3月に再訪して、別記事で最新の「風来房」さんのレビュー記事を公開したのでそちらをご覧ください。
京都府長岡京市にある人気ラーメン店「風来房」
今回の「京都ラーメンブログ」は、京都府長岡京市にある人気ラーメン店「風来房」さんの実食レビューです。
こちら「つけ坦坦麺の専門店」という珍しいジャンルのお店です。
味わいとしては、特に突出している点はないのですが、好みの味で食べることができるのでハマる可能性大です。
私は、すっぱめ味の「朱雀」が美味しくてリピートはありだと思いました。
風来房の「つけ坦坦麺」実食レビュー
今回は、すっぱい味付けで辛さが4(5段階)の「朱雀」という「つけ坦坦麺」を注文しました。
・白虎 普通(辛さ1)750円
・玄武 ゴマ多め(辛さ1)790円
・朱雀 すっぱめ(辛さ4)790円
・黄龍 カリー風味(辛さ4)880円
・鳳凰 うま辛い(辛さ5)880円
・青龍 7月~8月限定冷やし担担麺(辛さ1)890円
メニューはたくさんありますが、特徴がハッキリ分かれるので好みで選ぶことができるのが最大の特徴です。
大盛は130円増し(替玉も130円)、他に「ライス」と「肉みそ飯」などのあります。
辛さは全体的に控えめです。
ただ、「香り」は強調されており、辣油(ラー油)には「唐辛子・花椒(かしょう)・八角・桂皮(シナモン)」を使って特徴を出しています。
香りが良いなと思うラー油です。
ゴマをいくつか使っていると思いますが、つけ汁のゴマ風味は普通かなという印象でした。
他のお店だと、このゴマの風味で特徴を出してくるのですが、風来房さんではあまりゴマの印象は残りません。
しかし、出汁は京都人が大好きな「昆布、魚介出汁」をベースに使っていたのが珍しいし美味しいなと思いました。
麺は中太麺の少し太めのものが使われていました。
それを温だと1分、冷だと1分30秒茹でるだけの固めの麺で出していました(麺は温・冷選べます)。
噛むというよりも飲むに近い感じの麺です。
つけ汁には甘い肉が沈んでおり、他ではあまり見ないビジュアルです。
これが良いアクセントになっていました。
独特の肉味噌(ミンチ)とチャーシューですが、中国醤油「老抽王」で味付けし、中華味噌「甜麺醤」で煮込んだものです。
つまり「甘い」やつですが、このミンチはかなりの絶品でした。
風来房 つけ坦坦麺 まとめ
風来房さんの「つけ坦坦麺」は、つけ汁、麺という基本部分は特に突出したものではなく、むしろ「昆布・魚介出汁、細めの麺」という珍しい構成です。
ラー油とミンチが美味しいのですが、それも人気の理由とは思えませんでした。
人気の理由は選べる味(ゴマ多め・すっぱめ・カリー風味)をベースのスープや麺が打ち消さないようにしてあるからなんだと思います。
そういう点で、好みのつけ担々麺に出会える可能性が高く、それがファンを増やして行列店になっているんだと感じました。
提供時間も、寸胴を使わないなど工夫もあって、かなり短時間で提供されます。
麺も噛むより飲むに近いので、客ひとりの時間も短くなって回転も速いです。
今回は、なるほどねと思う(参考になる)点がたくさんありました。
風来房 基本情報
さて、「つけ坦坦麺の専門店 風来房」さんの場所ですが、国道171号の上り路線側にあるので、京都から行くと名神の下をくぐって戻る感じになります。
地名では「大張(おおばり)」という所(標識あります)で右折して、京都側に戻るとすぐあります。
駐車場は裏にあるのですが、狭いので自家用車では入れない場合もあります。
電車だとJR東海道本線「長岡京駅」東口からまっすぐ10分ほど歩くと名神高速が見えるので、左を向くとすぐお店が見えます。
京都府長岡京市神足大張大張8
営業時間:11時30分~15時(L.O.15分前)、18時~21時(L.O.15分前)
定休日:不定休
Twitter:https://twitter.com/takekafu