辛味大根 @京都ではあまり食べない食材がある

京都では見ない食べ物というのがあります。「あまり食べない食材」のことなのですが、ラーメンに入っている「ナルト」をまず見かけません。さらにおでんをコンビニに買いに行くと「ちくわぶ」が売られていません。蕎麦の薬味で「辛味大根」を使うことはほぼなく「柚子胡椒」などが使われます。

今回は、この「京都ではあまり食べない食材」の話です。

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京都ではあまり食べない食材がある


京都では見ない食べ物というのがあります

京都では見ない食べ物というのがあります

今回の「京都案内」は、食文化の違いについてです。

関東から京都へ移住してくると、色々と食文化の違いが気になったりします。

地域・気候で食べ物の趣向が違うのは当たり前なのですが、特に京都では見ない食べ物というのに焦点を当ててみました。

京都へ引っ越してきて、確実に見なくなったものを考えると、以下の3つが代表的かもしれません。

・辛味大根
・ナルト
・ちくわぶ

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辛味大根


京都では辛味大根を食べない?

京都では辛味大根を食べない?

京都の八百屋さんで「辛味大根」を見つけた時の話です。

この形の大根はよく見るのですが、小ぶりで水分が少なめの大根です。

これ辛味大根なのですが、京都ではこの短い大根の品種と、かぶらに似た丸い辛味大根の2種類があります。

・辛味大根(京都府産)※上の写真
・辛味大根(京都市鷹峯産)※かぶらに似た丸い大根で原谷原産

丸い方は「京の伝統野菜」に認定されており、300年ほど前から京都市北区の鷹峯で栽培されてきました。ちなみに、原産は京都市北区原谷です。

蕎麦の薬味に使うのが辛味大根です

蕎麦の薬味に使うのが辛味大根です

しかし、この辛味大根なのですが、その場で「辛味大根なんてひさしぶりに見たなぁ」とか話していたら、京都出身のオーナーがこう言ったのです。

八百屋 「辛味大根は京都では食べないですねぇ」

じゃ何で栽培してんねんという話ではありますが、京都では辛味大根をおろして料理の薬味に使うことはあまりないそうです。

辛味大根は水分が少ないので、蕎麦の薬味や鍋の薬味に使うのですが、京都では蕎麦を食べる文化というのがほぼありません。

大昔は京都でも蕎麦が食べられていたそうで、その時には辛味大根を薬味にしていたそうですが、今は時代が変わって京都では蕎麦も食べることは少ないし、辛味大根も食べられることが少ないという話でした。

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ナルト


京都ではこのラーメンに違和感を感じるのです

京都ではこのラーメンに違和感を感じるのです

さて「京都ではあまり食べない食材」の2つめは・・・・

ナルト

です。

ほら、ラーメンとかチャーハンには必ず入っているアレですよ!

ナルトって、普通はラーメンとチャーハンに入っているんですよ!

ナルトって、普通はラーメンとチャーハンに入っているんですよ!

というようなことを、京都へ来て知り合いに話したら、こんなことを言われました・・・・

友人 「ナルトって?」

ナルトを知らんのです(笑)

京都の「中華そば」にはカマボコが使われていました・・・・

京都の「中華そば」にはカマボコが使われていました・・・・

これ、かなり衝撃的だったのですが、京都ラーメンを食べ歩く中で「ナルトとの遭遇率ほぼゼロ」です。

京都の大衆食堂「千成」さんで中華そばを食べてもカマボコが入っていたりするのです。

もちろん、チャーハンにナルトが使われている店もほぼありません。

関東や九州ではチャーハンにナルトが入っていることは多いのですが、京都ではナルトは使われないのです。

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ちくわぶ


京都で「ちくわぶ」を見たら、それはレアキャラです!捕獲しましょう

京都で「ちくわぶ」を見たら、それはレアキャラです!捕獲しましょう

最後に「京都ではあまり食べない食材」の3つめは・・・・

ちくわぶ

です!

京都ではさっぱり見かけないですし、コンビニのオデンにもありません。

しかし、これは関東ではマストアイテムです。

ほら、オデンって「ちくわぶ」使うじゃないですか

ほら、オデンって「ちくわぶ」使うじゃないですか

おでんって「ちくわぶ」と「ナルト」を使うとばかり思いこんでいましたが、京都のコンビニで「おでん」を買う際に・・・・

ちくわぶと・・・・

などというと通じません。

オデンなら普通にあると思い込んで注文すると「はっ?」とか言われます。

そもそも、京都には「ちくわぶ」は存在していないのです。

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京都ではあまり食べない食材 まとめ


めっちゃ辛い大根「辛味大根」

めっちゃ辛い大根「辛味大根」

ということで、今回は「京都ではあまり食べない食材」を3つ紹介しました。

京都産なのに京都人が食べない野菜といえば「堀川ごぼう」ですが、それと同じレベルくらいで食べないのが「辛味大根」です。

それでも作っているのは、料亭などで観光客向けの食材に使うことがあるからだそうです。

・辛味大根
・ナルト
・ちくわぶ

ナルトはチャーハンに入っていると甘味が感じられて美味しいのですが、京都では見たことすらありません。まったくないわけでもないと思うのですが、ナルトを食べる文化すらないようです。

ちくわぶも同じく、まったくといって良いほど見かけません。

著者プロフィール
この記事を書いた人
京都のお墨付き!

著者は京都で飲食新店調査やグルメ実食レビューをしている「白井貴史(通称:ノーディレイ)により書かれています。東京から京都へ移住後、観光ガイドを経験後にWeb制作およびネットニュース配信会社「ノーディレイワークス」代表として独立。京都市を中心に多くの観光地や飲食店など観光に関係する場所をブログ開設以来10年間、毎日訪れ見聞きしたものをブログに書いています。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。

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