今回の「京都秘境ハンター」は、京都にある「日本一高い木」であると認定された「花脊の三本杉」です。「花脊の三本杉」は、2017年11月28日に認定されたばかりですが、トレッキングコースとしてこれまでも知られていた大きな杉の木で、高さは60メートル以上あります。
一応「花脊の三本杉」への地図も掲載しています。ただし、最新のコースではないので行き方の参考程度にしてください。
花脊の三本杉が日本一高い木になりました
今回の「京都秘境ハンター」は、我々が愛する花脊(はなせ)の「三本杉」が「日本一高い木」であると認定された記念記事です。
2017年11月28日に、林野庁によって計測が行われて、三本のうち一本が日本一の高さであることが確認されたのですが、樹齢1000年~1200年と言われる杉の木は「2本が60メートル超え」で「1本は57メートル」の高さがあることが確認されました。
これまで「日本一高い木」は、愛知県新城市の「鳳来寺の傘杉(59.6メートル)」とされてきましたが、今回の調査で京都・花脊の「三本杉」が日本一であると認定されました。
・日本1位と2位の高さの木があることが2017年11月28日に判明
・高さは2本が60メートル以上、1本は57メートル
花脊の三本杉は「京都自然200選」に選ばれています
花脊の三本杉は、1991年6月14日に「京都自然200選」に選定された植物で、峰定寺(ぶじょうじ)の御神木でもあります。
これまでは「35メートルくらいじゃね」と思われていたのですが、よくよく見ると高いよねということで調査が行われました。
全国的には「高さが未調査の木」はまだまだたくさんあるので、今後さらなる「日本一の高さの木」が出てくる可能性はあります。
・正確な高さは分かっていなかった
・高さは35メートルくらいだと思われていた
花脊の三本杉の高さ
花脊の三本杉の高さは、今回の調査で最も高い木が「62.3メートル」と発表されました。
3本とも測定されて、京都の花脊に日本1位と2位の高さの木があると発表されています。
・次に高い木が「60.7メートル」(全国2位)
・一番低い木でも「57メートル」
3本の内、どれが1番高いのかは見た感じでは分かりづらいのですが、たぶん一番手前のだと思われます。
1番手前の杉の木が一番下から生えているからです。
花脊の三本杉の幹回りの長さ
今回の調査では、花脊の三本杉の幹回りの長さは「6.4メートル」とも発表されています。
これは全国的に見て、さほど太さはないのですが、3本が密集していることや谷底にあることから強風などの影響や落雷の影響を受けずに来たので、今でも現存していると推測されます。
もちろん「御神木」なので伐採されることが、これまでなかったというのも「花脊の三本杉」が現存している理由でしょう。
ちなみに、3本とも同じくらいの太さです。
・3本が密集している
・気候の影響を受けにくい場所にある
花脊の三本杉の場所(行き方)
花脊の三本杉は「大悲山国有林」という場所にあります。
トレッキングコースがあり、行き方はいくつかあるのですが、一般的なのは「京都花脊山村都市交流の森」という森林公園からトレッキングコースを行く方法です。これは約2時間のトレッキングコースですが、温泉担当は「道がよく分からん( º言º)」と言っていました。
もうひとつは「大悲山・峰定寺(ぶじょうじ)」から行くコースで、こちらは徒歩30分なのですが、駐車場などがありません。
簡易的な地図で申し訳ないのですが、詳しくは公式のトレッキングコースを参照してください。
赤色のルートが「京都花脊山村都市交流の森」という森林公園からトレッキングコースを行く方法で、距離としては3kmくらいなのですが、登り道で舗装されていない林道です。温泉担当が「よく分からん」と言ったのはこのルートです。
うちの温泉担当が行ったルートは、また別のルートで青色のコースです(ナメラ散策道を経由)。
駐車場は「京都花脊山村都市交流の森」にあるので、そこをセンターエリア(拠点)にしてコースを組み立ててください。
・「京都花脊山村都市交流の森」からは徒歩で約2時間(約3km)
・「大悲山・峰定寺(ぶじょうじ)」は徒歩30分だが駐車場がない
・「京都花脊山村都市交流の森」からコースは先日の台風の影響もあるので要確認
・自動車、バイクでは行くことはできない
・徒歩もしくは自転車(オフロード用)なら可能
歩くとかなり疲れますし、ハイキング装備で行くような場所です。
今だと、気温は朝だと3℃くらいで9時くらいには7℃くらいと寒さもそこそこあります。
雨だとぬかるみがあるので、最低でもスニーカーで行くような場所なので装備はシッカリとしていくべきでしょう。
京都の秘境案内「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。京都の起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。