もう7月ですが、京都の夏野菜である「賀茂なす」が旬になってきます。京野菜「賀茂なす」は丸く大きい形が特徴のナスで、シッカリとした肉質のナスです。そのため、焼肉屋さんの焼き野菜で使われることがあります。
今回は「賀茂なす」の特徴や、合う料理などを八百屋さんにインタビューしてきました。
賀茂なす 京都の夏野菜

賀茂なす、もう旬になってきました
6月の後半になってくると、ひとつの「京野菜」が出回ってきます。
それが「賀茂なす」です。
ずんぐりむっくりとした姿のナスで、上賀茂・西賀茂で栽培されている京都の野菜です。

京都の八百屋さんで出回り始めました(撮影許可済)
大きさは結構あり、普通のナスの2本分にはなるでしょう。
肉質がシッカリとしているので、焼き肉屋さんの焼野菜で使われることがあります。
麻婆茄子などの煮込む料理の場合は、サラダ油で長い時間炒めないと柔らかくなりません。
賀茂なす に合う料理とは

賀茂なす、肉質がしっかりとしており焼く料理に向いています
・大きく丸い形
・皮が厚い
・肉質がシッカリしており緻密
・汁を吸わせる料理には不向き
・焼肉店の焼き野菜に向いている
「賀茂なす」を触ってみると、肉質がシッカリとしているのが分かります。

ナスは煮崩れしてホロホロくらいがオイシイのです
長ナスのように柔らかい肉質のものだと、汁を吸いやすいので煮物に向いていますが、「賀茂なす」のように肉質がシッカリしていると汁や油を吸いにくいので十分な時間をかけて煮たり炒めたりする必要があります。
ナスは煮崩れしてホロホロくらいが一番おいしいと思います。

肉質が固くても油で炒めればやわらかくなります
賀茂なす まとめ

料理の場合は見た目を活かした調理を考えるのが良いです
賀茂なすの料理は、見た目を活かした調理を考えるのが良いと思います。
食べる大きさに切るなら、安い普通のナスで十分だからです。
ナスはホロホロと柔らかく、汁を十分吸いこませると美味しいので、時間をかけて煮込むと良いでしょう。
皮が厚いので舌ざわりを考えると、油で炒めたり、煮込む時間は長めがちょうど良いと思いますので、結構しっかりと油で炒めるようにしてください。
・皮が厚く、肉質がシッカリしているので時間をかけて調理する
・汁や油も吸いづらいので煮込む時間も必要
・見た目が大きいので焼肉店の焼き野菜メニューで好まれる