温泉担当です。11/17 朝7時頃から京都市北区にある周囲を山で囲まれた「原谷開拓地区」を散策してきました。
ここは戦後の帰還兵などが新しい居住地になるよう開拓した町で、京都の戦後復興史に登場する町でもあります。
ちょうど、紅葉も見頃となっており、今週の土日は渋い色に染まった京都の紅葉が見られるのではないでしょうか?
スタート:京都市北区「然林房、源光庵」付近
スタートは京都市北区の鷹峯としました。この辺はよくレポートしている地域で、今の紅葉時期は観光客が増える地域です。京都の中でも紅葉の穴場で、近くには有名ではありますが「源光庵」もあります。「源光庵」は和室から見る紅葉が素晴らしいお寺です。(源光庵の記事はこちらです)
ルートはこんな感じです。
鷹峯地区「然林房」から、京都名物の激坂「千束坂」へ、そこから「古道 長坂道」へ入り、紅葉の裏名所「吟松寺」へ。
そこから北上し、京都最強激坂「古道 長坂越」へ。
そして、竹林を抜けて「原谷開拓地区」へと向かいます。
京都名物の激坂です。「千束坂」とも呼ばれる21%の坂道です。ここは以前紹介しましたので、今回は脇道の古道に入ります。
古道 長坂道(千束坂途中左手)
千束坂の左わきには「古道 長坂道」があります。ここは竹林で、紅葉時期になると観光客が通っていく道ですが、特になにか特別なわけではありません。ただの「古道」です。
まぁ、雰囲気はあるのですが、特別綺麗なわけでもありません。結局、先ほどの「千束坂」の降りたところに合流するだけです。
京都紅葉の裏名所「吟松寺」
坂を下りて左手に行くと、紅葉の裏名所「吟松寺」があります。
上の写真は「千束坂」や「古道 長坂道」方面を見た図です。この辺、実は交通量はかなり多いです。昼くらいになると観光客も増えてきますが、一日中車が通ります。
「吟松寺」の紅葉も見ごろですね。今週末には渋い色になりそうです。
などと「ジジくさい」ことを思いながら先に進みます(笑)。
寒いので写真左上に結露が出てしまいました。カメラをポッケに入れながらなんとか撮影です。もともと、ニコンの安デジカメなので左上は弱いのですが、完全防水をいいことに水の中の撮影とかしていたら、レンズが汚れてしまったので、左上の画質はご了承ください(笑)
なんというか趣がある通りです。京都市内から見れば、だいぶ山の方ですが、私的には地元の麓の町です。
中も入れるのですが、外から見るほうが綺麗です。
京都名物の激坂「千束坂」
坂の下には、なぜか門前が石庭のお家があります。豪華ですが、激坂用の車止めという噂も(笑)
交通量は結構あるのと、21%の坂で、もしブレーキが効かなくなったらと思うと、こういう車止めは必要なのかもしれませんね。
京都最強激坂「古道 長坂越」へ
次も何度か紹介している「古道 長坂越」です。とにかく、古道で山登る道なのですが、バイクでも行けますので、ここを通りに来る方は結構います。原谷地区へ向かう途中にあります。
途中にはお地蔵さんも。別に珍しくもなんともありません。京都では非常にポピュラーな存在です。
この辺には民家がちらほらあり、その家からは紅葉を眺めることができます。ぶっちゃけ山中です。
「古道 長坂越」前です。紅葉時期よりも夏とか春先の方が人が来ますね。紅葉はここにはないし、寒いし、眠いです。
写真は朝焼けの風景です。
サービス品50円の白菜。お鍋にするにはちょうど良いです。というか、大きいです。
こちらは通常価格(100円)の白菜です。
デカイよ(笑)
ひなびかけているのでお早めに。夏場から秋冬くらいまでは野菜が出てます。春先は見ないですね。
さぁ、「古道 長坂越」まで来ました。今回は行きませんで、左の「原谷地区」へ向かいましょう。
京都府立大学鷹ヶ峯演習林
原谷地区に向かうには「京都府立大学鷹ヶ峯演習林」を抜けていきます。結構交通量がありますので注意が必要です。
先ほどの「古道」から左手来たところです。ここ、非常に狭い道で、車の場合は対向車をミラーで見て、注意しないと対向車が来ます。途中でギリギリ離合できるのですが、ヘタクソな女性ドライバーがたまに「無理!戻れない!(そっちが戻れ)」とかワガママ行って迷惑かけているのを見かけます。どう見ても、そっちが下がった方が楽なのに、ワガママ女性ドライバーのおかげで、長い距離をバックで戻るなど難儀する対向車を多く見ます。
この辺も紅葉が少し見られます。
途中にある「紙屋川」と「原谷川」の分岐。夏になるとここで遊んでる親子連れがいたりします。
車めちゃ通ります(笑)
むしろ、通っていない時がありません。
でも、趣のある林道です。
この辺は「京都府立大学鷹ヶ峯演習林」と呼ばれています。
夏場はここだけヒンヤリするほど涼しいのですが、今は冬なのでくそ寒いです(笑)。
原谷開拓地区
ここは戦後の帰還兵などが新しい居住地になるよう開拓した町で、京都の戦後復興史に登場する町でもあります。
原谷地区もそろそろ紅葉ですね。まぁ、一部だけですが。
脇道にそれるとよくわからないものがありました。なにこれ?珍百景?
実は、地元の子供がボールで遊ぶためのものです。
途中には「しょうざんゴルフクラブ」があります。奥に入ると大きい建物とゴルフ場があります。打ちっぱなしがあるので人が結構きます。
原谷地区です。
特になにもありません。スズメバチの巣がありました(笑)
お地蔵さんです。
数名の地域の中学生が通りがかりに、鈴を鳴らしてお参りして登校していました。いまどき珍しいですね。
ゴミ箱?
なんかシップ臭いです。
石膏ギプスの廃棄物でした(笑)
そういえば、この辺って「洛北義肢」さんのテリトリーです。
そして、ゴールの「サークルK京都原谷店」に到着しました。私の家はもっと山奥なので、コンビニとか羨ましいです。
サークルK京都原谷店
京都府京都市北区大北山原谷乾町207−1
実は心臓破りの超長い激坂がある・・・
実は今まで紹介してこなかったのですが、ここにはこれまで紹介した激坂の中でも一番キツイ坂があります。
この約1キロの「氷室道」は本当にキツイ坂道で、ここを毎日通学する自転車の中学生とかほんとすごいです。
私は一度、真夏に自転車で挑戦して、「もう二度と自転車では来ない」と生涯誓った場所でもあります(笑)
車でも軽だときっついです。
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