今回の「京都案内」は、京都でとかく良く見る「素人料理」のお店の写真が貯まってきたので公開しようと思います。そもそも「素人料理」のお店とはなんなのか。なぜか京都に多いのが「素人料理」です。
ただ、これはあまり気にしちゃいけないみたいです。
京都でよく見る「素人料理」の看板
とかく京都で見ることが多いのですが、世間には「我はシロウトである!」と宣言している料理店があります。
それが・・・・
「素人料理の店」
です。
写真は、亀岡市の田舎にある「素人料理 とまり木」さんですが、京都市内ではかなり見かけます。
京都府亀岡市下矢田町2丁目36−1
京都市内にある「素人料理」のお店
京都市内だと西院駅のすぐ近くにある飲み屋街「折鶴会館」に2つの素人料理店があります。
ひとつが「喜多野」さん、同じ並びに「里味」さんというお店が並んでいるという「素人だらけ」の町です(笑)
ここは西院でもディープスポットとして知られる駅前の飲み屋街なので行きやすいですね。
京都府京都市右京区西院高山寺町(地図)
こちらも「西陣京極」という、かつての飲み屋街だった場所にある素人料理「さち」さんです。
見てわかりますが、素人料理はどこも・・・・
飲み屋です。
京都府京都市上京区東西俵屋町656-3(地図)
営業時間:19時~24時
定休日:月曜
さて、繁華街以外でも「素人料理」は見かけます。
京都の常盤にも「水月」さんという素人料理のお店があります。
京福「常盤駅」近くで、帰宅途中のサラリーマンが寄るのでしょうか。
京都府京都市右京区常盤段ノ上町2−9(地図)
八条春日(佐井通)にも素人料理がありました。
同じ建物にスナックとか飲み屋さんが入っている所で「きよみ」さんといいます。
やっぱり飲み屋さんに多いようです。
京都府京都市下京区七条御所ノ内本町(地図)
こちらは上桂にある「志津」さんです。
セブンイレブンの隣にある料理店で、鈴虫寺からも近いです。
ここは他とちょっと違って「お好み焼き・鉄板焼き」のお店ですが、基本的には飲み屋みたいなものです。
それにしても、素人がお好み焼きを作ると大変なことになりそうですよね!
京都府京都市西京区松尾大利町20−117(地図)
中立売通の「素人料理 笹よし」さんは、京都御所から西へ徒歩10分くらいのところにあります。
こちら、昼間は開いているのは見ていないので夜だけかもしれません。
京都府京都市上京区三丁町441−4(地図)
京都で「素人料理」とは「家庭料理(おばんざい)」のこと
ということで「素人料理」の意味(答え)ですが、「気にするな」ではよくないので、実際に祇園の「素人料理」のお店で聞いてきました。
祇園にある「八丈」というお店の女将さんに聞いたのですが・・・
「素人料理」というのは「おばんざい」のことです。
「おばんざい」というのは京都では「家庭料理」のことなので、それを京風な言い回しで「素人料理」と呼ぶようになったそうです。
京都府京都市東山区祇園町北側347−105(地図)
京都の人は外で「おばんざい」を食べない?
そもそも、京都の人は外食で「おばんざい」を食べません。
家で食べる質素なものをわざわざ外で食べる必要なんてないからです。
そういうこともあって、京都では「おばんざい」と言うよりも「素人料理」と書いた方が京都人の客向けなのでしょう。
最近は「おばんざいバイキング」などのお店がありますが、それは観光客の方が「京都の家庭料理を食べたい」というニーズがあるからです。
でも、本当に京都の家庭料理が食べたいなら「素人料理」の看板に行くほうが良いのかもしれません。
京都では煮物を「炊いたん」と呼ぶ
これらの話に関連した話題をもうひとつ。
京都人は「炊いたん」という言葉をよく使います。
京都に来た時は「土星の衛星タイタンのこと?」とか思っていましたが(笑)、ようやく慣れてそれが「煮物」のことであることが理解できるようになりました。
京都ではひとつの食材を炊いたものが「たいたん」ですが、煮物という表現も使います。その場合「煮物」というのは複数の食材を煮たもののことを言います。
なんか、京都らしい可愛らしい言い回しですよね。
京都でよく見る「素人料理」まとめ
ということで、これまで撮り貯めていた「素人料理の写真」を公開となりました。
なぜ「素人料理」なのか?
それは「京都の家庭料理」という意味だったのです。