台風21号の影響で野菜が高騰する可能性が高くなっています。京都の洛北でも農家さんで畑や田んぼがやられており、南部の南区や伏見区ではまだ収穫していない稲(米)が倒れて収穫できない状況です。そのため、すぐにでも野菜が高騰する状況ですが、野菜の中でも在庫のある「じゃがいも、玉ねぎ」はすぐには高騰しないでしょう。
実際に八百屋さんと農家さんに聞いてきましたが、同様にお米も在庫があるのですぐには高騰しないとのことでした。
最新情報:2018年7月の「西日本大豪雨」による野菜高騰のメカニズムについても記事にしました。
台風21号の影響で野菜が高騰する
10月22日深夜から台風21号が日本を縦断したことで、今後は国内の野菜価格が高騰することが予測されています。
実際に、八百屋さんで話を聞いてきたのですが「確実に高くなる」と言っていました。
今回、京都の農家さんにも聞いたのですが「あまりにも酷い状況」という話を聞けています。
野菜が高くなる理由
台風だけが要因ではありません。
秋雨前線が台風前にやってきており、数日前から雨が連続していたことも関係しています。
農家では、連日の雨で収穫ができずに、そのまま放置していた所への台風21号であったことから農家への打撃も大きい状況です。
・台風の前から雨が続いていたところで台風が来たので畑が田んぼのようになった
・根菜類が根腐れする
・土の上に実る野菜も台風一過後の日照りで水面に反射した光で茹だってしまう
いつから野菜が高騰するのか
「いつから野菜は高騰するのか?」
この問いに農業関係者は「即時に影響が出ます」と話していました。
今回の台風21号は日本列島を縦断する形で、全国的に同じ状況であるからです。
一部のみであれば、代替地から野菜を仕入れることができるのですが、今回の場合はどこも同じということで、すぐに野菜が高騰するとされています。
米は高騰するのか
今回の台風21号で、米は高騰するのかも同時に聞いてきました。
ちょうど、京都市の南区・伏見区の米農家を見に行った方によると、稲が倒れており収穫できない状況であると話していました。
連日の雨で、収穫が遅れていたということもあり、米農家さんへの打撃も大きいそうです。
しかし「米が高騰するか」という問いに対しては「すぐにはならない」という話でした。
それはなぜなのでしょうか?
高騰する野菜としない野菜の違い
今回の台風では、高騰する野菜としない野菜があります。
高騰する野菜は「在庫がないもの」です。つまり、保存が効かない野菜は高騰するということになります。
逆に「じゃがいも、玉ねぎ、米」などは在庫があるので、すぐには高騰しないという話でした。
しかし、今回の台風で収穫が遅れるのと、次の作付けも遅れることから「野菜の品質低下」が発生し、さらに「野菜高騰」が年明け3月頃まで影響が出るのではないかという予測をされていました。
政府による調査は、1週間ほどかかるとのことで、海外からの緊急輸入も行われると思いますが、野菜が高騰するのは確実視されています。
野菜は2018年3月末まで高騰が続く
では、今回の野菜高騰はいつまで続くのでしょうか。
八百屋さんで確認したところ、2018年3月まで野菜高騰は続くだろうということでした。
野菜は1年に何度も収穫できるものもあります。
台風の後に種付けした野菜「春野菜」なども出てくる時期が2018年3月頃からなのです。
その頃になれば、野菜も安くなります。
世の中の相場は、多くの人々が騒ぎ出したら高値でもあるので、ニュースなどで話題になった時が最後の高値くらいだと思ってください。