京都へ観光に来られる方にぜひ行っていただきたい神社があります。それが「JR京都駅から一番近い神社」である道祖神社です。道祖神社とは旅の安全を祈願する神社ですが、他地域からの厄を祓う役割をもつ神社でもあります。
他の場所から京都へ入るなら、まずはこの「道祖神社」へお参りするのが礼儀というものでしょう。
JR京都駅から一番近い神社
2019年の三が日も終わり、多くの方が「初詣」に行かれたと思います。
でも、忙しくてなかなか初詣に行けない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は「JR京都駅から一番近い神社」へ行って来ました。
あの辺に神社があるのかと思われるかもしれませんが、実は「道祖神社」というのがあるのです。
JR京都駅から徒歩3分という場所にあるのですが、いまいち分かりづらい場所にあります。
道祖神社 で初詣
道祖神社はJR京都駅の烏丸口を出て左へ、ビッグカメラの前を通って道なりに行くと塩小路通へ繋がる道の途中にある神社です。
鳥居のところには夫婦のように並んだ男女の石碑が置いてあります。
縁結びの神社とされ、良縁や夫婦円満を祈願する神社です。
隣りは新選組の幻の屯所と呼ばれる「不動堂明王院」で、この地区は元々は「不動堂村」と呼ばれていました。
御祭神は「猿田彦命(さるたひこのみこと)、天鈿女命(あまのうずめのみこと)」で、猿田彦命は・・・・
道の神
です。
大昔の日本は村社会であったため、村や峠には神社や地蔵が置かれたのですが、この「道祖神社」も本来は外部(他村)からの悪霊を追い払うために建立されたものです。
創建は899年(平安時代)で、この「不動堂村」の中で都市整備のために何度か移転を繰り返して今の場所に鎮座されています。
縁結び・交通安全の神社とされている。
本来は村の境界で他村からの悪霊を追い払うために置かれた神社
何度か移転をこのエリアで繰り返している
道祖神社 アクセス方法
道祖神社とは、本来は他村からの厄を追い払うために設置されたと書きました。
昔の日本は村同士で土地の利権争いが多くあり、紛争に発展することもしばしばありましたが、非常に狭いエリアごとに習わしというのがあったのです。
そのため、本来であれば他のエリアに入る場合はその土地の神様にお参りして厄を落として道中の安全を祈願するものです。
京都は観光の町ですが、観光客の皆さんも京都の入口である京都駅で「道祖神社」に立ち寄ってから観光するのが本来あるべき姿なのだと思います。
ま、そんなことを考えながら「道祖神社」にお参りすると気分が乗って良いと思いますので、京都観光の際には「道祖神社」にお参りしてから観光されてみてはいかがでしょうか。
2019年の元旦正月に行っておきたい京都の神社のまとめです。有名神社から空いている神社、一風変わった神社まで「厳選した京都のお薦め神社」のみ紹介しています。