今回は京都府南丹市園部町で見つけた白い部分が赤くなるネギ「あかひげ葱」を紹介します。京都の食材というわけでもなく、品種としては最近のものでトキタ種苗株式会社さんで品種改良した葱なのだそうです。
白い部分が赤くなるネギ「あかひげ葱」

白い部分が赤くなるネギ「あかひげ葱」
白い部分が赤くなるネギ「あかひげ葱」が産直で売られていたので買ってみました。
上の写真がその「あかひげ葱」で、軟白部が赤紫色になっているネギです。
軟白部というのはネギでいえば白い部分のことですが、関西ではこの白い部分が少ないネギを栽培しているということは以前の記事「関東と関西のネギの違い」で書きました。

葉鞘(ようしょう)部分が赤紫色になる品種が「あかひげ葱」
この白い部分、正確には「葉鞘(ようしょう)」と呼ばれている部位で、本来は葉になる部分ですが土の中に埋まっていたため葉のように緑色にはならない箇所のことです。
緑色の葉の部分、これは正確には「葉身(ようしん)」と呼ばれています。
葉鞘(ようしょう)部分が赤紫色になる品種が「あかひげ葱」なのです。
京都・園部町で買った「あかひげ葱」

京都・園部町で購入した京都・園部町で買った「あかひげ葱」100円
では、この「あかひげ葱」はどこのネギなのでしょうか?
どこかの伝統野菜かなと調べてみると、トキタ種苗株式会社さんで品種改良した葱なのだそうです。
その公式サイトによると「赤い軟白部が目を引く。独特風味と軟らかさのおいしい分けつ葱。」とのことで、土寄せとし低温環境で育てることで葉鞘(ようしょう)が赤くなるそうです。
楽天市場などでも販売されていないし、産直などでもあまり見かけることはありません。
そのため流通量はさほどないものと思われました。