関東と関西のネギの違い

関東と関西では「ねぎ」に違いがあります。関東では白い「白ねぎ」が使われ、関西では葉が多い「青ねぎ(葉ねぎ)」が使われるのです。実際に東京から京都に引っ越してきて、京都のネギを見て「食べる部分が少ない!」と思った実話でもあります。

それは私が東京生まれだからなのです。

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関東と関西のネギの違い


関西のネギは「青ねぎ(葉ねぎ)」です

関西のネギは「青ねぎ(葉ねぎ)」です

関東と関西では「ネギに違いがある」のはご存知でしょうか。

関東のねぎ → 白ねぎ
関西のねぎ → 青ねぎ(葉ねぎ)

基本的に、関東では「ネギの白い部分」を食べるのですが、関西では「ネギの葉」を食べるのです。

ご存知の方もいると思いますが、これ実際に聞いてみると知らない方がかなり多くいらっしゃいます。

関東の「白ねぎ」葉の部分はカットしてあります

関東の「白ねぎ」葉の部分はカットしてあります

実際に関西の方に「白ねぎ」を売ると・・・・

関西人 「食べる部分がない!( º言º)」

と怒ります。なぜなら、葉っぱの部分がカットしてあり少ないからです。また「土寄せ」といってネギの大部分を土に埋めることで白い部分を増やしているのです。

逆に、関東の方に「青ねぎ」を見せると・・・・

関東人 「食べる部分がないよ!(๑°⌓°๑)」

と言われます。なぜなら、葉っぱばかりで白い部分が小さいからです。

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関東のネギは白ねぎ


関東ですき焼きのネギを切ると白い部分だけになります

関東ですき焼きのネギを切ると白い部分だけになります

関東ではネギは「白ねぎ」です。

これは白い部分が多いネギで、葉の青い部分はカットされて売られています。

関東では「ねぎの葉は食べない」からです。

上の写真は、すき焼きを食べる場合のネギの盛り付けですが、ものの見事に白い部分だけです。

もったいないので青い部分も食べる方もいると思いますが、私は青い部分は完全に捨てていました。

白い部分は「土寄せ」をして日光に当てないようにして作ります

白い部分は「土寄せ」をして日光に当てないようにして作ります

関東のネギは、栽培していて成長してくると土を寄せて「日光」に当たる部分を少なくして白い部分を増やす栽培方法を行っています(土寄せ)。

そのため、白い部分が多い「白ねぎ」になるのです。

葉っぱの部分(青ねぎ)も最初はあるのですが、関東のねぎは葉が固いのでカットして売られています

関西のネギは青ねぎ(葉を食べる)


関西ですき焼きのネギを切ると青い部分だけになります(白い部分も少しまざります)

関西ですき焼きのネギを切ると青い部分だけになります(白い部分も少しまざります)

逆に、関西ではネギは「青ねぎ(葉ねぎ)」です。

葉の部分は柔らかいものが多く、関東と違って白い部分はほとんどありません。

関西人はもったいないと思うので、この白い部分も食べますが基本的には青い部分を食べると思っています。

京都の九条ねぎ、白い部分はほぼありません

京都の九条ねぎ、白い部分はほぼありません

関東育ちの私は、京都に来てからしばらくは、「九条ねぎ」をスーパーで買って・・・・

青い葉の部分は捨てていました。(本当です)

もったいないので食べてみたのですが、おいしくなくてバッサリと捨てていたのです。

関東と関西のネギの違い まとめ


関西のねぎ、これを見て「食べるところすくなっ!」と思ったら関東人

関西のねぎ、これを見て「食べるところすくなっ!」と思ったら関東人

この関東と関西のネギの違いはラーメンなんかだと、すぐに違和感が分かると思います。

京都ではラーメンには「青ネギ」を使います。うどんだと「細ねぎ」の葉の部分が入っています。

関東 → 土寄せして白い部分が多くして、その部分だけを食べる
関西 → ネギの葉っぱの部分を食べる

関東では、うどんでもラーメンでも「白い部分」を使うところがほとんどです。

白髪ねぎ」というのも関西ではほとんど見かけません。

このように、関東と関西では「関東=白ネギ、関西=青ネギ」という違いがあるのです。