2017年11月末から松尾大社に、毎年恒例の「巨大絵馬」が登場しています。2018年(平成30年)は戌年(いぬどし)ということで、版画家の井堂雅夫さんの描いた絵馬が置かれていました。高さは3メートル以上もあるので、かなり大きな絵馬です。
この「巨大絵馬」を見に行って来ましたので紹介したいと思います。
松尾大社の巨大絵馬(平成30年版)がお披露目

松尾大社の巨大絵馬(平成30年版)
2017年11月末から、京都の松尾大社に恒例の「巨大絵馬」が設置されています。
これは毎年、この時期になると松尾大社でお目見えするもので、地元では年末の風物詩のようになっています。
2018年の絵馬は、版画家の井堂雅夫さん(故人)が描いた干支「戌(いぬ)」で、盃には縁起の良い亀の絵も描かれていました。
高さは3メートル以上あり、本殿の真正面に設置されているので、とても目立ちます。
幅:5.5メートル

本殿も白いシートで覆ってあるなど正月気分に
12月21日に参拝した時には、すでに境内も正月の準備で慌ただしくなっており、本殿も白いシートで覆ってあるなど正月気分になっていました。
シートは賽銭から本殿を守るためのものですが、これが登場すると師走なんだなと感じます。
さすがに参拝者はまだ少ないですが「おみくじ・杓子・絵馬」などの準備も行われていました。
松尾大社のおみくじ

「おみくじ・杓子・絵馬」などの準備もされています
松尾大社のおみくじは普通の「おみくじ」と「恋みくじ」の2種類あります。
本殿の左手に「相生の松(あいおいのまつ)」という恋愛成就の古木があるからで、若い女の子たちが何かを真剣にお願いしていました。
樹齢350年ほどの松で、すでに枯れているのですが根元だけが今でも残っています。

ハート型のおみくじ結び
ハート型のおみくじ結びもあるので、初詣でおみくじをひいたら結んで帰ると良いでしょう。
おみくじ 200円
杓子 500円
絵馬 500円
焚串 500円
松尾大社の新春「樽うらない」

松尾大社の新春「樽うらない」初穂料300円
松尾大社には「樽うらない」というのがあって、ちょっとした名物になっています。
これは矢を的に射って、その結果によってお守りがもらえるという「運だめし」のようなお守りなんです。

当たった場所でお守りが変わります
ちなみに「大吉、当たり」が良いとされますが、外れても「あまり福」というお守りがもらえます。
矢は2本で初穂料は300円です。
遊び心のあるお守りというだけですが、新春にだけお目見えするので正月の名物なお守りです。
松尾の神とは

松尾大社
松尾大社は、古来より「日本第一醸造祖神」とも言われてています。
建立は秦氏(はたうじ)が嵐山一帯に大陸から渡来して住み着いていた時代ですから3世紀末~8世紀頃だと言われています。
秦氏というと土木技術を日本に伝えたとされていますが、秦氏には「~酒公(さけのかみ)」と呼ばれる人物も多くいて、醸造技術も日本に伝えたとされています。
松尾大社の古伝にも733年には醸造していたという記録もあり、江戸時代には「酒の神様」としてもよく知られていたそうです。
URL:http://www.matsunoo.or.jp/