京都の九条ネギが12月17日放送『ごはんジャパン』で紹介されます。地元で九条ねぎを栽培している「株式会社 鳩石」の石割照久社長が出演されるようです。また、嵐山からは「九条ねぎの合鴨つくね鍋」が登場します。今回は実際に九条ネギを入手したレビューです。
地元京都ではネギはどこで買っても九条ネギで、いつも食べているものが紹介されるので楽しみです。
京都の「九条ネギ」が『ごはんジャパン』で紹介
京都で一番食べられている京野菜といえばなんでしょうか?
そうです!九条ねぎ です。
その九条ネギが12月17日放送の『ごはんジャパン』で紹介されるということで楽しみなのですが、京都では鴨鍋に使う定番の食材で、番組でも超地元の嵐山で九条ネギの入った鴨鍋(九条ねぎの合鴨つくね鍋)を食べるようです。
上の写真はいつも買っている「九条ネギ」を撮影しました。
浅黄種(細葱)と黒種(太葱)九条ネギは2種類あります
京都ラーメンのトッピングで入れ放題になっているものは細めの浅黄種(細葱)を乾燥したものを使っていますが、青い部分が大きくてパリパリした食感を楽しめる黒種(太葱)という九条ネギもあります。
・浅黄種(細葱) 京都ラーメンのお店でよく使われています。
・黒種(太葱) 一般的に九条ネギといえばこちらです。
ちなみに、九条ネギは葉ネギと分類されますが、白ネギと葉ネギは栽培方法が異なるだけで同じネギです。
ネギに含まれるアリシンと肉の関係
太いものは中にトロリとしたネギの汁が詰まっていますが、これはデンプン質の「ショ糖」や硫化アリルで、ショ糖は光合成によってできたブドウ糖から生成される物質です。これはさほど甘くはありませんでしたが、モノによっては甘く感じる場合もあります。
この「ネギの汁」が出ている時期がネギの旬でもありますが、含まれているアリシンが豚肉や鴨肉に含まれるビタミンB1の吸収を促進するので、古くからネギと鴨肉の鍋は疲労回復に効果があるとされています。
石割照久さん 京野菜を中心に年間100種類を販売する京都の農家
京都・桂川の吉祥院の川辺には広大な畑が広がっていて、九条ネギがたくさん栽培されているのを見かけます。
このエリアには、京野菜を中心に100種類以上の野菜を栽培している農家さん(株式会社 嶋石)があるのですが、今回の『ごはんジャパン』の予告に社長の石割照久さんが映っていました。
京都市内のスーパーや百貨店に料理店など300軒に野菜を卸している有名農家さんで、お客さんの要望に応じて栽培方法も変えているというスゴイ農家さんとして知られています。
ということで、番組で出演されるようですね。
京都市南区吉祥院嶋笠井町83
URL:http://www.agr-k.or.jp/houjin/data/h25.html
まとめ
12月17日放送の『ごはんジャパン』で京都の「九条ねぎ」が紹介される。
九条ネギと鴨肉を使った京都・嵐山の「九条ねぎの合鴨つくね鍋」も紹介される。
地元の匠は、京都・吉祥院の桂川沿いにある畑で京野菜を栽培する石割照久さん。
関東では「白ネギ」が多く、関西では「葉ネギ」が多い。
白ネギは葉ネギを土寄せして日光に当てないようにして白くしている。
九条ネギは土寄せなどもしないで日光をたっぷりと当てたネギ。
そのため、葉ネギの部分にはトロッとしたデンプン質の「ショ糖」や辛味成分の「硫化アリル」が染み出してくる。
香りが良く、含まれているアリシンが豚肉や鴨肉に含まれるビタミンB1の吸収を促進する効果がある。
ごはんジャパン 12/17 予告
ごはんジャパン 12/17 予告は以下のとおりです。
九条ネギのおいしさの秘密、そして“鴨肉とネギの関係”を探るため、イタリアンの笹島保弘シェフと前川泰之が、京都へ!固さと味の違うネギを作りわける“匠”を訪ねる!
今回注目する食材は、鴨肉と九条ネギ。京都の食材をこよなく愛するイタリアンシェフ・笹島保弘さんと俳優・前川泰之が、“鴨とネギ”の関係と、九条ネギのおいしさの秘密を探る。晩秋の京都にやって来た2人は、まず嵐山で鴨鍋を堪能。鴨肉をホロホロの団子に仕立て、九条ネギをたっぷりといれたもの。ここで、実は鴨鍋の主役が鴨肉ではなくて九条ネギであることを知る!続いて京野菜を中心に年間100種類以上の野菜を生産し、名だたる名店から指名される生産者のもとを訪れる。なんと、固さと味の違うネギを作り分けていると言うが、いったいどうやって違いを生み出すのか!?そのワザに迫っていく。また、とれたての九条太ネギを炭火焼いてもらい、食べてみると、その甘さにビックリ!そんな九条ネギと鴨肉を使って、笹島シェフが作るイタリアン料理とは!?