今回の「京都ラーメンブログ」は、ラーメンとうどんが安く食べられるお店を厳選して紹介します。値段は「かけうどん 200円」と「中華そば 250円」が最安値で、どのお店も500円より安い値段のお店ばかりです。実は京都にはこういう昭和の値段のままで販売している大衆食堂(麺類一式の店)が多く残っており、学生も多い町であることからお値段据え置きのお店も多いのです。
では、その「激安大衆食堂」とは、どこにあるなんというお店なのでしょうか。
京都にある昭和の値段の大衆食堂
今回の「京都ラーメンブログ」は、京都の大衆食堂で食べる昭和のラーメン・うどんを紹介します。
京都の歴史から見れば、昭和なんて最近のことですが、今でも昭和の値段でやってます的な大衆食堂が京都にはたくさん残っています。
いわゆる「麺類一式」の食堂で「定食、うどん、丼もの」をメニューがある昔ながらの食堂のことです。
これらの大衆食堂は「大力餅、千成餅、みや古」など暖簾分けで同じ名前の食堂がたくさんあって、中には昭和の値段のままのお店もあったりします。
探せば「素うどん(200円)」程度で、ラーメンも400円とかあったりします。
また、お店の場所も観光地ではなく住宅街の中にポツンとあったりします。
このように京都では身近な大衆食堂ですが、観光案内には掲載されないし、観光客が立ち寄るお店でもありませんのでネット情報も少なめです。
そこで、今回は京都の大衆食堂からいくつか選んで紹介したいと思います。
みやこ食堂 北野店は素うどん200円、ラーメン450円
さて、最初に紹介するのは北野天満宮からも近い大将軍の妖怪ストリートにある「みやこ食堂」さんです。
こちらのお店は昭和38年創業という老舗で、京都や大阪に暖簾分け店がある「みや古食堂」と同じ名前のお店です。
店頭には「ちらし寿司、いなり寿司」が並んでおり、麺類一式のお店の特徴「麺類、丼物、定食、寿司」を扱う大衆食堂になります。
値段はラーメンを見ると安いかどうか分かります。
こちらの「みやこ食堂」では、ラーメン(中華そば)は450円で、丼物はほとんどが500円台となっており、この値段は安い方(中の下)くらいの価格です。
もう80歳近いようなお女将さんに話を聞いたところ「何十年も値段は変わってない」とのことでした。
うどんの値段を見ると、駅の立ち食いより安い可能性もある「きつねうどん 350円」という価格設定です。この感じだと昭和50年代くらいから価格改定は入っていなさそうでした。
とりあえず「中華そば」を食べてみることにしました。
スープは鶏ですが、醤油ダレはかなり薄口の「京都らしい」味わいがします。
出汁は昔と違って化調を使っているとのことですが、鶏ガラベースの昔懐かしい味のラーメンです。
京都なのでコショウが最初からかかっています。
京都の昔ながらの中華そばは、着丼時には胡椒が有無を言わせず入ってくるのが特徴なんです。
チャーシューは、ほんのりと酒粕のような味わいがします。
京都の大衆食堂では、味は「素うどん」を食べるとよく分かります。
こちらの「素うどん」は値段がなんと200円という激安価格のままです。
出汁はカツオと昆布で、うどんはよく出汁が出ており、それに味醂(みりん)でほんのり甘味があります。
京都っぽいうどんというよりも、小さい頃に新宿駅で食べた立ち食いうどんの出汁に似ているなと感じました。とはいえ、関東のはもっと醤油が濃口なので全体的な味わいは違います。
麺は京風うどんのように細くツルツルしたものではなく、太めのモチッとした麺を使っていました。
この麺の感じは京都に来てからなかなか出会えなかったものなので、なんか懐かしい味がして結構美味しかったです。
営業時間:だいたい11時~夕方くらいまで
定休日:だいたい開店してます(長期休業していた時もあります)
鶏泉(京都市北区)は素ウドン280円、ラーメン370円
さて、次に紹介するお店も激安食堂で、こちらの「鶏泉」さんは、一見するとなんのお店か分からないかもしれません。
住宅街の中にポツンとあるお店ですが、実はこちらも昭和の値段で食べることができる大衆食堂なんです。
なんと、その驚愕のお値段は「ランチ400円、素うどん280円、ラーメン370円」です。
最初のお店よりラーメンが80円安い価格設定ですが、この値段って昭和50年代後半くらいにあったラーメンの値段です。
当時はラーメン350円で、それでも安かった時代ですが・・・・
今でもラーメン370円です!
営業時間:11時~15時
定休日:日祝
千成餅食堂 北野白梅町店はラーメン450円
さて、次に紹介するのは北野白梅町(京都市北区)にある「千成餅食堂」さんの中華そばです。
こちらではラーメンが450円という価格設定なので京都では安いラーメンと言えます。
前述で紹介した2店舗は、どちらもかなり古い雰囲気があるのですが、この「千成餅食堂 北野白梅町店」さんは比較的キレイめなお店なので改装をしていると思います。ちゃんと掃除や整理整頓をしているあたりは北野天満宮からも近いお店だからでしょう。
こちらでは「いなり寿司」も1個80円となっていました。
ラーメン(中華そば)は450円なので、最初に紹介した「みやこ食堂」さんと同じ値段で、場所も近くです。
安いお店って、京都市でも北側で、さほど中心部から離れていない住宅街の中とかで見かけることが多いかなと思います。
定食も630円と730円なので、地元では気軽に入れるお店のひとつです。
ラーメンは麺量もあって、トッピングは「チャーシュー、かまぼこ、もやし、ねぎ」と結構はいっています。
やや歯ごたえのある麺は京都では珍しいのですが、やはり京都のラーメンなのでコショウが有無をいわせず大量投入されて着丼します。
ナルトではなく「かまぼこ」が入っているのも京都らしい感じがしました(関西ではナルトはめったに食べません)。
営業時間:
定休日:
【閉店】音色食堂(下鴨)は素うどん300円、ラーメン420円の激渋食堂
下鴨にある「音色食堂」さんは建物からして昭和の香りがする激渋食堂ですが、値段も素うどん300円でラーメンが420円という昭和の価格設定になっています。
定食も安くて、とんかつ定食500円、ダブルハンバーグ定食が580円という激安食堂です。
場所も道幅の狭い住宅街の一角にあり、下鴨神社が近いのですが観光客が来たりすることはありません。
ラーメンは420円で、今回紹介した中でも安い方のお店です。
このエリアは京都大学や繊維大学も近いので学生が比較的多い町と言えます。そのため、価格もこなれたお店が多いのですが、さすがにこの値段のお店はなかなかありませんよ。
最新情報:こちらの店舗は2023年6月時点で休業中です。
営業時間:7時~16時
定休日:土曜
中華料理 鷭(ばん)ラーメン300円で取材拒否の店
さて、どうしても紹介したいのが「中華料理 鷭(ばん)」さんです。
こちらは大衆食堂ではなく中華料理店なのですが、なんとラーメン300円という激安食堂なのです。
ただし、詳しく紹介はできません。というのも、こちら取材拒否のお店なのです。
ということなので、ここ簡単に紹介することにして、次のお店を紹介しましょう!
なんと、次はラーメン400円のお店です。
営業時間:
定休日:土日祭
梅本商店(綴喜郡井手町)猪ラーメン300円
さて、次に紹介するのは・・・・
お肉がたっぷり入ったラーメンなのに、値段は驚愕の300円というラーメン店「梅本商店」さんです。
実質的なコスパ最強店です。
こちらは、猟師の方が経営されている料理屋さんなのですが、自分で狩ってくるのだがらお肉のコストが安くなるわけで、それでこの値段を実現しているのです。
こちらの「梅本商店」さんは京都では結構有名で、テレビなどでも紹介されたことがあります。
ネットでは本ブログがいち早く紹介しており、他の大手ブログさんのネタ元にされることもしばしばです。
営業日が少ないので、行く場合には「いのししラーメン300円!京都激安 猪ラーメン 梅本商店」という紹介記事を読まれてから行かれるのをオススメします。
営業時間:12時~19時くらい
定休日:土日以外だいたい休み
URL:http://ryousinotyokubaiten.on.omisenomikata.jp/
Kの食卓(右京区西京極)は素うどん180円、ラーメン250円の激安食堂
さて、最後に京都で一番安い大衆食堂の紹介です。
そのお店とは・・・・
ごはん処 Kの食卓
です。
七条にあり、他にもあるのですが、いわゆるP店併設の激安食堂で、ラーメンが250円で量も多いというお店です。
他のメニューも激安で、カレーは250円、かけうどんは180円という破格値だったりします。
営業時間:11:30~17:30(土日祝は18:30まで)
定休日:年中無休
昭和の値段で食べられる「激安大衆食堂」厳選7店舗 まとめ
ということで、今回は昭和の値段で食べられる「激安大衆食堂」厳選7店舗を紹介しました。
素うどんの最安値は200円の「みやこ食堂」さんで、北野天満宮の近くにあるヒッソリとした大衆食堂でした。
ラーメンの最安値は230円の「Kの食卓」という大衆食堂でした。
・ラーメン最安値は230円(Kの食卓)
とはいえ、京都すべてのお店を確認できたわけではないので、これより安いお店もあるかもしれません。
でも、今回紹介したどのお店もラーメンは500円(ワンコイン)しないというお店ばかりなので、もし近くに行くことでもあれば食べに行ってみてください。