今回の「京都案内」は、なんと「天下無敵」になれるという謎の神社を紹介します。その神社があるのは京都市上京区「今出川駅」から徒歩5分という場所です。鳥居の御宸筆額に「天下無敵、必勝利運」と書かれている神社があるのです。それが天下無敵の神社「霊光殿天満宮社(れいこうでんてんまんぐうしゃ)」です。
ということで、いつもの楽しいトリオで「霊光殿天満宮社」へと行って来ました。
京都には「天下無敵」になれる神社があるらしい
ある暖かい日に、うちの困ったちゃん温泉担当がまた不思議なことをつぶやいていました。
温泉担当 「ワシ、ついに無敵になったわ⸜( ´ ꒳ ` )⸝」
春になると、彼のつぶやきもスパークしてくるのは例年の通りですが、半世紀生きてつぶやくにはイタい内容です。
しかし、彼もいい大人です。
その後に、たぶん興味深いことを言うに決まっています。
温泉担当 「ネカフェでモンハンしてくるお!( ✧Д✧) カッ!!」
おい、ちょっとマテ!(笑)
京都にある「天下無敵神社」とは?
さて、ネカフェに行こうとする温泉担当に小一時間問いただすと、彼は重たい口を微かに動かして「ナ、ななな!内緒だお!」と言いながら、京都にある神社の名前を言ったのです。
その神社とは・・・・
「霊光殿天満宮社」
読みは「れいこうでんてんまんぐうしゃ」という神社で、京都市上京区の今出川新町を下った所にあります。
さっそく、その「霊光殿天満宮社」へ行ってみると、確かに鳥居には「天下無敵、必勝利運」と書かれていたのです。
由来書を見ると、一条天皇の代(平安時代中期)に菅原道真の子孫である菅原定義が勅命を受けて、今の大阪府に社殿を造営したことに始まるそうです。
それが「霊光殿天満宮社」ですが、天下無敵の神社と呼ばれるようになったのは鎌倉時代の1281年です。
この年は、後宇多天皇の代で「蒙古襲来」があった時代ですが、その時に「敵国降伏の祈祷」を行って神風を吹かせたとされる神社なのです。
皆さんよく知っている「元寇」のあった文永の役(1274年)、弘安の役(1281年)ですが、その当時で世界史上最大級の大艦隊が襲来したのが「弘安の役」です。
鳥居の御宸筆額(ごしんぴつがく=天皇直筆の額)は、後宇多天皇がその時に寄付したものだとされています。
・神風が吹いて元の大艦隊が沈没
・後宇多天皇が御宸筆額に 「天下無敵、必勝利運」と書いて寄付
・徳川家康も祈願しに来たとされる
霊光殿天満宮社で「天下無敵」を必勝祈願
という「天下無敵」の云われのある「霊光殿天満宮社」なわけですが、その恩恵を受けるために参拝していくことにしました。
何をお願いしたかというと・・・・
「京都最強ブログになれますように!」
という非常に難しいお願いをしておきました。
さて、お願いも済んだので少し散策してみましょう。
広さはさほどないので見回せばすべてを見られるのですが、境内には「牛」が鎮座しています。
これは前述のように「菅原道真」ゆかりの神社として始まったからで、境内には梅の木も植えられていました。
小さい神社ですが、一応は社務所もあって、その時は無人でしたが、隣家に知らせるブザーがあるのでお守りの授与なども可能になっています。
霊光殿天満宮社「天下無敵のお守り」
社務所には「護摩木、お守り、御朱印」があり、あとは由来書が置かれていました。
お守りには「天下無敵、必勝利運」と刺繍してあるので、ちょっとカッコイイ感じのお守りになっていました。
お守り 500円
御朱印 300円
御札
基本は勝負事の祈願なのですが、このお守りは結構なんでもいけそうなお守りで「合格祈願」なんかも範疇に入りそうです。
しかし、ここでうちの困ったちゃんが余計なことを言い出したのです。
温泉担当 「自分だけが良ければ的な人向けだよねぇ~d(ŐдŐ๑)」
たしかにそうですけどね(笑)
それを聞いて、財布から500円を取り出そうとしていた、うちのリサーチャーはそっと財布をポッケに戻していました。
世の中、競争社会で争いの絶えない世界です。
ということで、またコッソリひとりで買いに来ることにしましょう!
霊光殿天満宮社 への行き方(アクセス方法)
では、この天下無敵の「霊光殿天満宮社」への行き方です。
実は、とても行きやすくて、京都市営地下鉄「今出川駅」から徒歩5分です。
平たくいうと「今出川新町下ル」ですが、今出川駅から「出口6番」を出て左へ、烏丸今出川の交差点は左(西)へ入ると「今出川通」です。
今出川通の3筋目(新町通)を左折すると「同志社大学継志館」というのが左手にあるのですが、そこまで来たら斜めお向かいくらいに「霊光殿天満宮社」の鳥居が見えます。
ということで、必勝祈願をしたいなら「天下無敵」を目指してみませんか?
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