京都ラーメン店マップ 2018年10月の更新を行いました。京都ラーメンの新店を最速掲載し、既存店も有名店から無名店まで最多掲載した京都ラーメン店マップです。京都のラーメンブロガー「ノーディレイ(@nodelayworks)」が監修しています。今月の注目キーワードは「資金力」、ラーメン新店は7店舗でした。
京都ラーメン店マップは、ラーメンマニアの方へ迅速に情報提供できることを目指して作成されていますので、これからもご愛顧お願いします。
最新情報:最新号の「京都ラーメン店マップ」はこちらです。
京都ラーメン店マップ 2018年10月を公開
2018年10月1日付けで「京都ラーメン店マップ 2018年10月」を更新しました。
掲載店舗数は、前回から26店舗増加の「1388店舗」(新店、閉店、屋号変更、未掲載店追加含む)でした。
2018年8月(9月号)と比較すると「新店が多い月」となりましたが、4月と9月は年度初めで開業が多い月です。
特に個人経営の店舗ではなく、チェーン展開をしている資金力のある会社の開業が目立つのも年度初めの特徴でした。
2018年10月 京都ラーメン新店
2018年9月以降の京都ラーメン新店は8店舗でした。
やはり、新年度の始まり月である4月と9月は開業が多く、8月(1店舗)と比較して新店が大きく増えています。
河原町の「らーめん三条」は以前もラーメン店を経営されていた方の新店、それ以外はチェーン店もしくは既存店から移転、もしくは既存店の新店舗という店ばかりでした。
「天下一品」は全国区のチェーン店、「麺や ぶたコング」は「麦ゅ」グループの大阪店からの移転、「さばラーメン さば祭」はフード事業を手がける会社の新規事業です。
注目すべきは「総代麺家あくた川」と「キラメキノ青空」ですが、こちらも京都で店舗を増加させているグループの新店です。
・天下一品 久御山店(2018年9月24日開店)
・麺や ぶたコング(2018年9月21日開店)
・麺屋なごみねこ ~旬”はなれ~(2018年9月14日開店)
・らーめん三条(2018年9月8日開店)
・さばラーメン さば祭 京都銀閣寺本店(2018年9月8日開店)
・総代麺家あくた川(2018年9月8日開店)
・キラメキノ青空 -四条ムロマチ-(2018年9月4日開店)
総代麺家あくた川 開店
総代麺家あくた川は、今出川駅の同志社大学前にある家系ラーメン店を初代とする「あくた川」系列の集大成とも言える店舗です。
初代の創始者が、これまでの店を仲間に任せて「イチから始めるつもりで開業(創業者談)」した店舗です。
関東で食する家系ラーメンよりもベースが濃厚で、豚骨醤油ラーメンに近い味わいが特徴です。
キラメキノ青空 開店
キラメキノ青空は、京都発祥の「キラメキグループ」の最新店舗で、ビジネス街の中心地である烏丸駅すぐ近くにあるラーメン店です。
自販機が当たりくじ付き(50人にひとり無料)だったり、店舗名を公募したりと話題づくりも上手なグループですが、味も安定感があり京都では人気の高いラーメングループです。
店舗名の「キラメキノ青空」はTwitter「前田さん@京都 さくら先生R.I.P.(@crazycooljoe)」さんが考えられたもので、採用賞品としてグッズや無料券が送られてきたそうです。
キラメキノトリの新店舗の名前募集に応募したら採用された(≧∇≦)
ちなみに「キラメキノ青空」
謝礼で大量のラーメン無料券やキラメキグッズを頂き大興奮(●´ω`●)
ありがとうございます😊 pic.twitter.com/MtWKYf2aG2— 前田さん@京都 さくら先生R.I.P. (@crazycooljoe) 2018年9月23日
2018年10月 京都ラーメン閉鎖店(閉店)
2018年9月以降の京都ラーメン閉店(閉鎖店)は5店舗でした。
ただし、1店舗(天下一品 木津川店)は新店(天下一品 久御山店)へ移転という扱いになります。
注目すべきは、京都で古くから愛されてきた「珍元」さんの閉店。さらに、出町柳で月2~3回の不定期営業で知られていた「はらちゃんラーメン」の閉店です。
両店ともに急な閉店であったことから、残念がるファンが多く見られました。
・はらちゃんラーメン(2018年9月24日閉店告知、最終営業は8月22日)
・天下一品 木津川店(2018年9月17日閉店、移転し久御山店として再開)
・珍元(2018年9月11日閉店)
・バーミヤン・京都北大路店(2018年9月2日閉店)
珍元 閉店
特に創業が1981年の「中華そば専門店 珍元」さんは40歳~50歳くらいの年代にとっては、子供の頃によく食べたというファンの多い店でした。
500円程度のお小遣いをもらって「今日は外で食べておいで」と親に言われて食べにいったというファンもいらっしゃいました。
閉店理由は「女将さんがお亡くなり」になったことが理由です。
一時、京都の大手観光ブログでは「女将さん、ご主人共に亡くなっていた」と報じていましたが(とんでもない誤報です)、ご主人はご健在なのでお間違えないようお願いいたします。
はらちゃんラーメン 閉店
はらちゃんラーメンは、森見登美彦さんの小説『四畳半神話大系』に出てくる「猫から出汁を取っている」というラーメン店(通称:猫ラーメン)のモデルになったとされる屋台です。
閉店した屋台は「二代目」で、ブログの営業案内を見ると「2013年5月16日」から始まっているようでした。初代は1980年代から鯖街道口(現在の屋台のすぐ北側)付近で営業されていました。
小説では「自虐的代理代理戦争」の和解の場として、また主人公がラーメンをするる屋台として登場します。
場所は「下鴨神社の界隈」となっていますが、この界隈で屋台ラーメンは「はらちゃんラーメン」だけで、そのため「猫ラーメンのモデルとなった」とされています。
猫ラーメンは、猫から出汁を取っているという噂の屋台ラーメンであり、真偽はともかくとして、その味は無類である。出没場所をここで明らかにするには何かとさしさわりがあろうと思うので、細かくは書かない。しかし下鴨神社の界隈であるとだけ述べておく。
京都ラーメンの最新情報「京都のラーメン店オープン情報(閉店含む)」です。