今回の「京都秘境ハンター」は「京都でよく見かける野生動物」の紹介です。シカとかイノシシは田舎では「よくいる動物」の代名詞ですが、実際には「イノシシ」を見かけるのは山中であって人がいるような場所や道路で見ることはありません。
よく見かける野生動物は「ハクビシン」などで、町中の家や神社の屋根裏に住み着いていることがあります。
京都でよく見かける野生動物
久しぶりの「京都秘境ハンター」は、取材の途中で出会った「京都の野生動物」についてです。
京都でよく見かける野生動物ってなんだと思いますか?
鹿でしょうか? それともクマでしょうか?
実際に京都で見かける順番でいうと「ハクビシン、シカ、ニホンザル」なんです。
意外ですよね「ハクビシン」だなんて!
・シカ
・ニホンザル
ハクビシン
ハクビシンは、京都でとてもよく見かける野生動物です。
とはいえ、黒い影がサッと一瞬だけ見えることばかりで、その姿をマジマジと見ることはなく「テン」なのか「ハクビシン」なのか「たぬき」なのか「イタチ」なのか判別することも難しいと言えますが、どうやら「ハクビシン」のようなのです。
町中でも寺社仏閣の屋根裏に住み、夜になると住宅街でもベランダを走り去る姿を見ることが多い野生動物です。京都・御室の御室のよしむらさんの天井にも住んでいるとかいないとか。
光に寄ってくるみたいで、家のベランダや車のヘッドライトに照らされた姿を見ます。そいういうこともあって道路で轢かれてることも多い動物です。
行動が素早く、警戒心も強く凶暴なので写真撮影することは非常に難しい動物でもあります。
・金閣寺周辺
シカ
シカを見る機会は多いのですが、ハクビシンよりは見かけません。
特定の場所で見るよりも、非常に広範囲で見かける野生動物で、特に早朝の山間部で見る機会が多いと言えます。
深夜から朝方にかけて行動しているようで、夜は「ケーン」という牡鹿の鳴き声がし、朝になると牝鹿の群れを山中で見かけます。
一度に見かける頭数は4~5頭程度の牝鹿で、単独行動するシカは巨大な牡鹿を見たくらいです。
警戒心は薄く、好奇心もあるので、一定の距離をとってこちらを観察してきます。そのため撮影をすることが容易です。
・久多(早朝、牝鹿の群れ)
・花背(早朝、牝鹿の群れ)
・三国林道(単独行動の巨大な牡鹿)
・沢山(深夜に鳴く牡鹿)
ニホンザル
ニホンザルも機会は少ないですが京都で見かける野生動物です。
2015年夏に公開した「京都市内にサルはいるのか?」という記事でも、京都の「原谷(はらだに)」でニホンザルを目撃した様子を公開したこともありました。
京都市内でも見ることはありますが、基本的には町中からは外れた山中で見ることが多いと言えます。
警戒心は強いものの、好奇心があるので、草陰に隠れてこちらを観察してきます。
撮影することは難しいですが、近くで見ることはできます。
・途中峠
・原谷
京都で言うほど見かけない野生動物
国道沿いの交通標識でよく見る「シカ、イノシシ」のマークはご存知だと思います。
確かにシカはいますが、イノシシを見かけることは非常に稀です。
また、よくニュースなどでも話題になる「クマ」を見かけることもほとんどありません。
・クマ
イノシシ
野生のイノシシを見たことがあるのは「久多」や「宇治田原町」などの山間部です。
その時は大きなイノシシであったため速攻で逃げました。
その後は京都でイノシシを見るという機会は少なかったのですが、2017年5月~12月にかけて京都市中の街なかで何度もイノシシが目撃されてニュースで話題になったのは記憶に新しいことでしょう。
田舎の民家で捕獲されたうり坊は見ることはあるものの、人前に出てくるイノシシを見かけることは(言われているほどは)ありません。
・宇治田原町
基本的には山間部に生息していて、農作物などを荒らしていくことが多い動物です。
そのため、宇治田原町などの山間部では捕獲した「イノシシ肉」をジビエ料理などと呼んで販売している場合もあります。
クマ
さて、最後にとっておきの「クマ」です。
これまで紹介した野生動物の中では一番見かけることがありません。
クマは警戒心も強く賢い動物で、よほどのことがなければ人前に姿を現すこともないでしょう。
京都で見たことがあるのは「途中峠」の国道ですが、さすがにクマなので速攻で逃げました(バイク乗車中)。
滋賀県の朽木から高島へ抜ける林道でも見かけたことがありますが、もちろん速攻で逃げました(バイク乗車中)。
当然ですが、写真撮影は非常に難しいと言えます。
・朽木(滋賀県)
日光浴するシロサギ
これは番外編みたいなものですが、海で日光浴をする「シロサギ(シラサギ)」を見ることもあります。
羽を広げて、太陽の方を向き、まるで羽を乾かしているかのようです。
しかし、こういった水鳥が羽を乾かすことは、ほとんどありません。水鳥の羽は水を弾くようになっているので乾かす必要がないからです。
シロサギがこういった行動する理由はよく分かっていませんが珍しい光景です。
京都で見た野生動物まとめ
ということで、今回の「京都秘境ハンター」は京都で見かける野生動物についてでした。
意外にも「ハクビシン」を見かけることが多く、見かけそうな「イノシシ、クマ」はあまり見かけることがありません。
特に「ハクビシン」は民家や神社の天井裏やベランダなどで見かけ、シカは国道でも見かけることが多い野生動物です。
京都の秘境案内「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。京都の起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。