近々・中近メガネってご存知でしょうか。手元の本やデジカメのビューモニタを見るなら「近々レンズ」、パソコンのモニタを見るなら「中近レンズ」を使うと、より見やすくなります。近いところが見える分、遠いところが見えないので移動や運転には向きません。
遠近両用では手元やパソコンが見えづらいという方は「近々・中近メガネ」を選んでみてはいかがでしょうか。今回は地元の京都のメガネ店で眼鏡を購入したので紹介します。
メガネのレンズの種類を選ぶ理由
メガネを購入する場合、近眼なのか老眼なのか乱視なのか(目の状態)でレンズの選び方が変わってきます。
若い方で近視であれば「通常レンズ(単焦点)のメガネ」を作ることになりますが、30歳半ばから人によっては「老眼」になってくることがありますので「遠近両用メガネ」を作る方もいらっしゃいます。
しかし、利用シーンでレンズの選び方は大きく変わり、遠近両用を使うとパソコンモニタや本が読みづらい場合があります。
そういった場合「近々・中近メガネ」を選ぶことになります。
遠近両用:近視、老眼(正面は遠距離で運転向き、手元は近距離で読書向き)
中近両用:老眼(正面は中距離でパソコン向き、手元は近距離で読書向き)
近々両用:老眼(正面も手元も近距離向けで手元とパソコンどちらににも向く)
単焦点レンズのメガネが買える店
普通の近視であれば「単焦点メガネ」を使っていれば困ることはありません。
近視は遠くが見えづらいだけなので、遠くも手元もハッキリ見えるように作られているメガネです。
メガネ店「JINS・Zoff・メガネの愛眼・眼鏡市場」などで「フレーム+レンズキット」として安く売られているのは、この単焦点レンズでのセットになります。
・Zoff(5000円~)
・メガネの愛眼(5000円~)
・眼鏡市場(12960円~)
遠近両用レンズのメガネが買える店
年齢を重ねてくると近くが見えない「老眼」になってきます。
その場合、手元が見える「老眼鏡」という選択肢もあるのですが、元から近眼や乱視などの場合は「遠近両用メガネ」で遠くも手元も見えるように矯正することになります。
遠近両用の場合は追加料金(+5000円)が必要な「JINS、Zoff」、セット価格で追加料金なしの「メガネの愛眼、眼鏡市場」があります。
・Zoff(10000円~)
・メガネの愛眼(9999円~)
・眼鏡市場(12960円~)
中近両用レンズのメガネ、近々両用レンズのメガネが買える店
老眼の場合、パソコン仕事や家の中で移動するだけなら「中近両用メガネ」が見やすいです。
遠近両用だとパソコンモニタを見る時にアゴが出たようにして見ないとボヤける場合がありますが「中近両用メガネ」ならクリアに見えます。
モニタまでの距離(60cmほど)、もしくは手元だけを見たい場合は「近々両用メガネ」のような近く専用のレンズでメガネを作ることもできます。
一例として「デジタル一眼」撮影時のように手元20cmくらいを見たり、近いノートパソコン仕事だけをするのに使うなら「近々両用メガネ」も検討すべきです。
中近両用と近々両用の場合は追加料金が必要な「JINS、Zoff、メガネの愛眼」、セット価格で追加料金なしの「眼鏡市場」があります。
・Zoff(10000円~)※2018年10月中旬から取扱い開始
・メガネの愛眼(13000円~)※15800円程度の追加料金なしのフレームを選ぶのが良い
・眼鏡市場(12960円~)
近々・中近メガネが売っている眼鏡店の値段や選び方
ここでは「近々・中近メガネ」を買いたい方のために「JINS・Zoff・メガネの愛眼・眼鏡市場」を比較してみました。
2018年10月に「近々・中近メガネ」を買いに行った時にすべてのお店を巡って、店員さんに聞いた結果の集大成で、単焦点から近々レンズまで網羅しました。
JINS
中近両用、近々両用も揃っている「JINS」さんは、予算1万円(税別)でメガネが購入できるのでオススメです。
フレーム+レンズセットの最安価格は5000円、それに「遠近両用、中近両用、近々両用」のレンズ価格5000円を追加して1万円となります(税込み10800円)。
遠近両用:10000円~
中近両用:10000円~
近々両用:10000円~
Zoff
2018年10月中旬以降「Zoff」さんでも「中近両用、近々両用」のレンズを取り扱う予定となっています。
フレーム+レンズセットの最安価格は5000円、それに「遠近両用、中近両用、近々両用」のレンズ価格5000円を追加して1万円となります(税込み10800円)。
遠近両用:10000円~
中近両用:10000円~(2010年10月中旬以降に取扱)
近々両用:10000円~(2010年10月中旬以降に取扱)
メガネの愛眼
単焦点メガネを買うなら「スマートプライス」で5000円で購入できるのが「メガネの愛眼」さんです。
店員さんに確認したところ、遠近両用は9999円から、中近両用・近々両用の場合は13000円以上のフレーム+レンズセットのみ追加料金なしとのことでした。
5000円のフレーム+レンズセットに中近両用・近々両用レンズを組み合わせる場合は追加料金1万円が必要なので15000円となりますが、1万円以下のメガネだとレンズの高さが小さいデザインが多いので中近両用・近々両用メガネだと焦点幅が少ない眼鏡になるのでオススメではないとのことでした。
なので、店員さんからは「13000円以上のフレーム+レンズセットの方がお得で使いやすい」と教えてもらいました。
遠近両用:5000円~
中近両用:13000円~
近々両用:13000円~
眼鏡市場
メガネは2万円以上はするものと公式サイトに書かれていますが、最低価格は12960円でフレーム+レンズセットの「眼鏡市場」です。
単焦点・遠近両用、中近両用、近々両用でも同じ値段で12960円からですが、店舗によって最低価格帯が異なります(JINSやZoffより3000円ほど高め)。
遠近両用:12960円~
中近両用:12960円~
近々両用:12960円~
まとめ
今回は「中近両用、近々両用」メガネの値段や選び方の注意点を調べてきました。
単に近眼であれば「単焦点」で十分ですが、老眼の方は「遠近両用、中近両用、近々両用」で選ぶことになり、一般的には「遠近両用」を購入することが多いと思います。
しかし、遠近両用メガネも使用するシチュエーションによっては見えづらいことがあるため「中近両用、近々両用」を検討すべきです。
オススメは「メガネのアイガン」さんだと思います。とにかく、メガネには詳しい店員さんばかりなのでユーザーの視点で適切なアドバイスをしてくれるメガネ店です。
中近両用、近々両用メガネを作る場合のオススメは現状では「JINS」さんのみで値段は1万円からです。
2018年10月中旬以降は「Zoff」さんでも中近両用、近々両用メガネの取扱が始まりますので選択肢は増えることになりますね(1万円~)。
・JINSの値段は1万円から(中近両用、近々両用)
・遠近両用を買うなら「メガネの愛眼」
・メガネの愛眼の値段は5000円から
・2018年10月中旬以降であれば「Zoff」で中近両用、近々両用が購入可能
・Zoffの値段は1万円から(中近両用、近々両用)