京都ラーメン史上で伝説の人気店「らーめん杉千代(すぎちよ・ラーメン杉千代)」が2021年6月22日に四条河原町で復活オープン。らーめん杉千代は当時は行列ができる名店としてアラフォー以上の世代の間では「美味しかった」と語り継がれるラーメン店。2009年に突然閉店して憶測を呼びました。
京都で復活!伝説のラーメン店「らーめん杉千代」を紹介。
京都ラーメン史上で一番有名なのではないかと言われる伝説の人気ラーメン店です。1999年9月に開業して2009年12月25日まで10年間ほど営業していた行列の絶えない人気店が復活です。
2021年4月19日に京都のラーメン業界が激震する情報が入ってきました。
実は京都市中京区(四条河原町・西木屋町)で京都ラーメン史上で一番有名なのではないかと言われる伝説の人気ラーメン店が復活するのです。
そのラーメン店の名前は・・・・
らーめん杉千代(すぎちよ・ラーメン杉千代)
です。
冒頭の画像は右京区にあった頃のマッチ箱、可愛らしい鬼の小僧が雲に乗っている絵に「らーめん杉千代(すぎちよ)」と赤い文字で書かれています。
そのマッチ箱に描かれた鬼の絵と全く同じものが描かれた暖簾をさげるお店があったのです。
店の中にチラリと見える暖簾には「杉千代」という文字と雲に乗った鬼の絵が描かれていました。
暖簾だけではありません。
店舗の側面にも「らーめん杉千代」という看板が掲げられています。
ロゴの書体も昔の「らーめん杉千代」ととても似通っていました。
明らかに、右京区の太秦安井にあった行列が絶えなかったラーメン店「らーめん杉千代」です。
今回はこの「らーめん杉千代」を紹介します。
らーめん杉千代とは
復活する新「らーめん杉千代」のオープン日は2021年6月22日です。
かつて京都で営業していた旧「らーめん杉千代」とは行列が絶えないラーメン店としてカップ麺(日清『もう一度食べたいあの名店 らーめん杉千代』)にもなった伝説のお店です。
2009年まで「〒616-8083 京都府京都市右京区太秦安井西沢町2−7」で営業していました。
まだ葛野大路通が全面開通していなかった時代で山の内浄水場があった頃のことでアラフォー以上の方には懐かしいお店だと思います。
らーめん杉千代は2009年に閉店したと書きましたが(1999年9月に開業して2009年12月25日まで10年間ほど営業していた)、当時ものすごい人気で行列ができたことで駐車違反のお客が多くて近隣住民からクレームが出たことが閉店理由です。
なお、杉千代オープン当初の味を作った店長が立ち上げたラーメン店が「ラーメン京都てんぐ常盤店」です。店長さんとオーナーさんは別で、杉千代が閉店する前に店長は独立開業されています。てんぐは西陣にもお店があり、私はここのラーメンが好きでよく「ラーメン京都てんぐ 西陣店」でラーメンを食べています。
場所は四条河原町駅すぐ近く、四条河原町から河原町通を北へ、2筋目の「リンガーハット」がある細い通りを東へ入ったところです。
開店告知には「復活オープン」と書かれており、オープン前から当時のラーメンを知る方々の期待が高いお店です。
2021年6月22日オープン らーめん杉千代
2021年6月22日、オープン初日の「らーめん杉千代」へ行って来ました。
オープン時間は11時30分、10時時点で2名待ちという滑り出しです。
10時45分には7名に行列が増え、オープン10分前には25名ほどの並びとなりました。
平日の昼間としては並んでいるほうで、らーめん杉千代がオープンするのを楽しみにしていた方が多いようです。
先頭には知り合いの「まるK(@awataguchi)さん」が並んでおり、話を聞いたところ10時過ぎ頃に到着とのこと。旧「らーめん杉千代」でもラーメンを食べていた方です。
並んでいる方は10代~50歳代くらいまで男女問わずで、旧らーめん杉千代を知っていそうな40歳以上の方が目立ちます。
オープン初日はオープン時間の10分前の少し早めに開店。
暖簾も昔のお店で使っていたものをそのまま使っていました。
この暖簾があるということは「らーめん杉千代」の完全復活がさらに期待できるというものです。
では、どんなラーメンなのか楽しみなので、早速入店してみましょう。
実食レビュー
今回は「ちゃーしゅーめん(950円)」を注文しました。
京都のラーメン好きは「肉増し」が基本形で、チャーシューメンがあればそちらを注文するのでそれに倣います。
見た目は旧杉千代と同じ、トッピングは「チャーシュー・メンマ・ねぎ・海苔」という構成です。
らーめん杉千代の旧店と新店の違いはほぼなく、高い再現度で完成されたラーメンです。
スープは「豚・野菜」の旨味のあるもの、京都らしく背脂が浮かび油も多め。
隠し味に一味が入っているのもまた京都らしいところで、昔懐かしい京都ラーメンの味わいになっていました。
卓上調味料は「コショウ・一味・にんにく」があり、それで味変しながら食べるのがツウです。
コショウを入れるとサッパリした味わいに変わり、一味を入れると本来の味が強調され、にんにくを入れるとスープの旨味がグンと増します。
ホロホロとしたチャーシューも再現性が高く、まるK(@awataguchi)さんの評価では「杉千代が閉店する直前の味に近くて、懐かしい味わい。ホロホロと崩れるチャーシューも昔のままで美味しかった。」そうです。
復活した「らーめん杉千代」は以前(旧店)のオーナーから「レシピと暖簾を継承したお店」でスタッフは全員新しい人ですが、そのラーメンは旧「らーめん杉千代」の味をよく再現したお店でした。
昔の杉千代の味をよく再現した店が新・杉千代
新「らーめん杉千代」のラーメンは昔の味をよく再現したものでした。
ホロホロのチャーシューも昔のままの食感や味を完全再現。
味としては、最初に旨味を感じるのですが食べ進めるうちにライトな味わいになってくるので、旧常連曰く「何杯も食べられる味」です。
杉千代の後継となっている「ラーメンてんぐ」より、ややアッサリしていて辛さも抑えられていました。
麺もスルスルとすすれるもので、気が付いたら完食していましたね。
河原町で昔の京都ラーメンらしい味わいを楽しめるお店は少ないので人気のお店になると思います。
雰囲気
「らーめん杉千代」はカウンター11席のお店です。
入口には「検温・手指消毒液」があり、カウンターは1席~2席ごとに「透明シールド」で仕切られていてコロナ対策をしていました。
なお、入店は一度に行われず、2名程度ずつくらいで段階的に入店する方法を採っていました。
カウンター席にはティッシュに卓上調味料、水とコップのセットがひとりずつ置いてあります。
必要なものが1席ごとにあると取りやすくて便利ですね。
では、次にメニューを見てみましょう。
メニュー
※2024年時点の最新メニューと価格に更新しました。
メニュー(クリックでオープン&クローズ)
らーめん | 830円 |
---|---|
らーめん 大 | 950円 |
ちゃーしゅーめん | 1050円 |
ちゃーしゅーめん 大 | 1200円 |
ちゃーはん | 580円 |
鶏からあげ(2ケ) | 280円 |
おつまみネギチャーシュー | 330円 |
ねぎチャーシュー丼 | 430円 |
キムチ | 200円 |
ライス | 150円 |
※メニューと値段は記事掲載時点のものです(サービス内容は変更になる場合もあります)。
メニューは「らーめん・ちゃーしゅーめん」の2種類。
それに大盛とねぎ追加があります。
とてもシンプルな構成で、旧「らーめん杉千代」と同じです。
サイドメニューは「ライス(150円)」がありました。
お薦めの注文は「ちゃーしゅーめん+ねぎ追加+ライス」で、かつての常連さんの話では「ねぎを追加してスープに沈めて食べると味が変わり美味しい」とのことです。
営業時間・定休日
営業時間や定休日など「店舗情報」です。
営業時間は「11時30分~15時、17時~23時」ですが土日祝は通し営業です。
定休日「年中無休」となっていました。
アクセス(場所)
らーめん杉千代への行き方についてです。
場所は四条河原町駅から河原町通を北へ、2筋目が十軒町橋通で(リンガーハットが角にあります)そこを東へ入ったところです。
住所でいえば「〒604-8026 京都府京都市中京区米屋町380-6」が公式情報ですが、実際には「〒604-8026 京都府京都市中京区米屋町378」の位置で、地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。
駐車場・駐輪場はないテナントですが、木屋町に市営駐輪場(地図)があります。また、近隣にもコインパーキングがあります(地図)。
店舗情報(クリックでオープン&クローズ)
店舗名 | らーめん杉千代 |
---|---|
ジャンル | ラーメン |
食事予算 | 750円~ |
営業時間 | 11時30分~23時 |
定休日 | 月曜日 |
駐車場・駐輪場 | なし |
住所 | 〒604-8026 京都府京都市中京区米屋町378 |
地図 | こちらをクリック(Google Maps) |
最寄り駅 | 阪急京都線 京都河原町駅から徒歩2分(約160m・ルート) |
最寄りバス停 | 四条河原町バス停から徒歩2分(約150m・ルート・バス停情報) |
テイクアウト | なし |
出前 | なし |
電子決済 | クレジットカード(VISA、MasterCard) |
オープン日 | 2021年6月22日オープン |