関西では珍しいタンメン(湯麺)が2019年12月10日放送の『マツコの知らない世界』で紹介されるそうです。京都でもほぼ見かけないタンメン、関東ではとてもメジャーなラーメンのひとつです。関西ではチャンポンが似たラーメンのひとつですが、実は京都でも本格的なタンメン(湯麺)が珉珉(みんみん)四条店にあるのです。
関西では珍しいタンメン(湯麺)が『マツコの知らない世界』で紹介
2019年12月10日放送の『 マツコの知らない世界』で関西では珍しいタンメン(湯麺)が紹介されると予告されています。
コメンテーターはラーメン評論家の山本剛志氏。
本ブログ「お墨付き!」の「京都ラーメン速報」もよく情報元としてリンクを載せてくれている方ですね。
でも、関西の方にはタンメンってあまり馴染みがないとおもいます。
では、タンメン(湯麺)って何なのでしょうか?
ラーメン1万2千食制覇!ゲスト厳選!野菜シャキシャキ&激ウマスープ5杯&『タンマ?』『タンギョウ?』マツコ驚愕最強の食べ合わせ▼オシャレに進化!カセットテープ
1万2千食のラーメンを制覇した男性が登場!「タンメンは究極の野菜ジュース!もはやサプリメント!」と強烈主張!コンビニ・ファミレス・専門店で食べられる究極の野菜シャキシャキ&激ウマスープのタンメンとは?さらに、タンメンマニアだからこそ最強の食べ合わせ「タンギョウ」「タンホイ」「タンマ」にマツコ挑戦!▼ブーム再来!カセットテープがオシャレに進化!さらに、昭和を感じる懐かしい逸品が続々!
タンメン(湯麺)って何?
予告では「野菜たっぷり!タンメン、タンメンは究極の野菜ジュース!もはやサプリメント!コンビニ・ファミレス・専門店で食べられる究極の野菜シャキシャキ&激ウマスープのタンメンとは?」と書かれていました。
タンメン(湯麺)とは、簡単に言えば「鶏ガラ+野菜スープの風味よく感じられる塩ラーメンで、炒めた野菜がトッピングされたラーメン」のことです。
・うずらの卵などもよく入っている
関西にはタンメン(湯麺)が存在しない?
上記のタンメンの説明で「関東ではメジャーだけど関西でほぼ見かけない」と書きました。
関東では町中華にはタンメン(湯麺)がメニューにあり、私も東京に住んでいた頃は自宅近くの町中華でタンメンをよく食べていました。
しかし、関西(京都)に移住したところ・・・・
京都でタンメンを見る機会がなかったのです。
というのも、関西では似たラーメンとして「ちゃんぽん」がメジャーで、タンメンを名乗るお店があっても関東よりも近い愛知県で食べられている「岐阜タンメン」であることがほとんどです。
・関西ではほぼ見かけないが「岐阜タンメン」のお店がある。
・関西では「ちゃんぽん」が似たラーメンで多く見かける
タンメン(湯麺)と岐阜タンメンとちゃんぽんの違い
前述のように横浜が発祥の関東のタンメンは炒めた野菜やキクラゲが入っている鶏ガラ+野菜スープのラーメンです。
それに対して、東海地方で食べられている「岐阜タンメン」は豚肉・白菜・キャベツ・にんにくの旨みで作られた塩味のラーメンです。
関東と違ってキクラゲや魚介などは入らずに野菜と豚肉を炒めたものがトッピングされています。
また、辛さを調整できるようになっているのも特徴です。
上の写真は関西(滋賀県)のらーめん本気さんで食べられる「近江ちゃんぽん」です。
具材は「もやし、キャベツ、豚肉、青ねぎ、人参、きくらげ」などの野菜で魚介は入りません。
スープは鰹節と昆布で、具材・スープ・麺を手鍋で一緒に炒めます。
麺はかん水を使った中華麺を使っており、細麺から中細麺が多いと思いますが太麺も使われます。
酢を入れて食べるのがデフォルトなので、近江ちゃんぽんのお店には必ず酢が卓上にあるのも特徴ですね。
・具材(野菜)とスープ(鰹節と昆布)と麺を手鍋で一緒に炒める
・酢を入れて食べるのが一般的
上の写真は関西(京都府)の尚(ひさ)で食べられる「長崎ちゃんぽん」です。
長崎ちゃんぽんのルーツは、明治32年に長崎で創業した中華料理店「四海楼」が発祥と言われています。
福建料理の「湯肉絲麺」をアレンジしたもので、具材とスープ(豚骨、鶏ガラ)と麺を中華鍋で一緒に炒めたものが後の長崎ちゃんぽんになりました。
具材は「もやし、キャベツ、豚肉、イカ、きくらげ、かまぼこ」など、近江ちゃんぽんとの違いは「かまぼこ、魚介」といった具材を使うことです。
麺は唐灰汁を使った麺で太麺なのが特徴ですね。
長崎県では皿うどんに金蝶ソースをかけますが、佐賀県では長崎ちゃんぽんに金蝶ソースをかけて食べます。
・具材には野菜と魚介やかまぼこが入るのが特徴
・佐賀県では金蝶ソースをかけて食べたりする
では「タンメン(湯麺)」とは何なのでしょうか?
野菜やキクラゲが入っている鶏ガラ+野菜スープのラーメンで塩味で食べるのが特徴です。
スープには鶏ガラを使っていますが、岐阜タンメンは豚ガラを使います。
具材は「もやし、キャベツや白菜、豚肉、ニラ、きくらげ、人参、玉ねぎ」などが使われており、魚介は使わずに野菜の品目が多めなのが特徴的です。
麺は太麺のものが多く、スープからは独特の中華風味が漂ってきて美味しいラーメンです。
主に関東から東北で食べられています。
・具材には野菜がたっぷり入るのが特徴
・主に関東から東北で食べられている
京都にも本格的なタンメン(湯麺)がある
一番最初に関西では「タンメン(湯麺)」はほぼ見かけないと書きました。
しかし全く存在しないわけではなく、実は京都ではとてもメジャーな中華料理店にタンメン(湯麺)はあり、そのお店では人気のメニューになっているのです。
その中華料理店というのが「珉珉(みんみん)」さんです。
京都の方なら知らない人はほぼいない中華料理店ですね。
実は珉珉のメニューに「タンメン(湯麺)」があり、京都ではここにタンメンを食べに来るお客さんが多いのです。
上の写真が珉珉のタンメン(湯麺)。
具材は「白菜、細もやし、青ねぎ」などでボリューム感もなく野菜は炒めすぎですが、スープは関東のタンメンと全く同じ味です。
珉珉であれば「湯麺」でメニューにありますが、オススメは「珉珉 四条店」の土日限定で食べられる「タンメンやきめし餃子定食」です。
焼き飯と餃子が付いたタンメンセットでボリュームもあるし、珉珉といえば名物は餃子ですから、このセットは鉄板ですね。
珉珉 四条店があるのは西木屋町で、四条通のマルイの東側の高瀬川沿いを南に入ったところにお店があります。
京都でタンメン(湯麺)を食べたいなら、こちらがオススメですが、他にもイオン洛南店にある「横浜中華 華星 イオン洛南店」にも「野菜タンメン(550円)」があり、こちらも関東(横浜)の味が体験できるお店でオススメです。
最新情報:2021年7月1日に北50メートル先の四条通ビル地下1階に移転しました。