今回の「京都ラーメンブログ」は京都府の南、ほぼ奈良県に近い「イオンモール高の原」のレストラン街に新店オープンした「神来 イオンモール高の原店」さんへ行って来ました。本店は西院の「神来」さんで、JR京都駅南側「イオンモールKYOTO店」にも支店があります。
京都では「宝屋系」と言われるラーメンの種類で「鶏ガラ、背脂豚骨、野菜」のエキスがバランス良い美味しいラーメン店として定評があります。
神来 イオンモール高の原店 2018年12月12日新店オープン
2018年12月12日に新店オープンした「神来 イオンモール高の原店」へ行って来ました。
京都の西院に本店があるラーメン店で、支店がJR京都駅南側「イオンモールKYOTO店」と兵庫駅前にもあります。
元はチェーン展開していた「宝屋」と呼ばれるラーメン店が独立採算店になったのが始まりで、ベースのスープは「鶏ガラ、背脂豚骨、野菜」を使った複雑系スープで独特の旨味があります。
ちなみに「神来」は「じんらい」と読みます。
神来 イオンモール高の原店 メニューと値段
神来 イオンモール高の原店のメニューと値段は、ラーメン(並)が720円からになっています。
京都ラーメンの一般的な価格帯ですが、昔ながらのラーメン店なのでメニューに「肉なしラーメン」というのが残っていました。
つまりチャーシュー無しのことなのですが、京都の老舗ラーメン店では学生向けに「肉なし」を提供するお店が多かったのです。
肉なしラーメン 640円
煮卵ラーメン 820円
チャーシューメン 870円~
特製炙りチャーシューメン 940円~
お昼のランチメニューもあって、京都らしく「ヤキメシランチ(970円)」がありました。
ラーメン(並)とヤキメシ(小)のセットです。
ランチは15時まで食べられるというのが良いですね。
ラーメン 720円(並)紹介
さて、今回は「ラーメン 720円(並)」を食べてみることにしました。
見た目は「背脂豚骨」で白濁したスープからは醤油ダレの香ばしい香りがしてきますが、前述したように「鶏ガラ、背脂豚骨、野菜」の旨味が絶妙に絡み合って美味しいラーメンになっています。
トッピングは「ネギ、チャーシュー、メンマ」とシンプルですが、葱は京都らしく盛りだくさんになっていました。
スープについて
鶏ガラ、背脂豚骨、野菜からとったスープは「京都背脂鶏ガラ豚骨醤油ラーメン」と呼ぶのが相応しいでしょう。
いくつもの素材が入っているので単調にならず独特の味わいが出ています。
実は、カップ麺メーカーが京都ラーメンを出す時にはこの系統のラーメンの味に似せてくることが多いのです。
つまり、いかにも「京都らしい味わいがするラーメン」で、観光客や外国人の旅行者には神来さんのようなタイプのラーメンを食べてもらうのが一番京都をわかってもらえるかなと常々思っています。
麺について
京都では非常にポピュラーな麺「熟成細めのストレート麺」が使われているのが宝屋系の特徴です。
コシがあり低加水の麺はスープをよく吸いつつも歯ごたえがあります。
たぶん、これが京都人が一番好きな麺だと思いますが、私もこの麺が一番好みです。
神来は元「宝屋」というラーメン店
宝屋は京都でとても人気があったのですが、2011年11月1日に宝屋の運営会社が倒産してしまい、当時の従業員の方々が独立採算店として今も屋号を変えて営業されています(宝屋・大王ラーメンの歴史はこちらを参照)。
そのひとつが西院の「神来」さんで、その支店が「神来 イオンモール高の原店」です。
今のところ「神来」系列では最大の広さをもつ店舗となっています。
神来 イオンモール高の原店 営業時間と定休日
では「神来 イオンモール高の原店」の営業時間と定休日についてです。
営業時間は「11時~23時(L.O.22時)」で、定休日は年中無休ですがイオンモール高の原の営業日に準拠することになります。
高の原はベッドタウンで、駅前にあることから遅い時間までの営業は近隣の方にとって良いことだと思います。
神来 イオンモール高の原店 への行き方(アクセス方法)
では、最後に「神来 イオンモール高の原店」への行き方(アクセス方法)を紹介します。
最初で「ほぼ奈良県」と書きましたが、イオンモール高の原店は京都府と奈良県の県境にまたがっています。
「神来 イオンモール高の原店」があるのは京都側になりますが、南へ100メートルもいけば奈良県です。
近鉄京都線「高の原駅」から徒歩数分、駅直結のイオンモールなので便利です。
駐車場や駐輪場も完全完備で立地は申し分ありません。