今回の「京都ラーメンブログ」は、幻の岩倉ラーメンの味を引き継ぐ「ラーメン いいちょ」さんの紹介です。見た目は透き通ったスープは澤井醤油のパンチのある味わいで、出汁は鶏と豚の合わせ出汁で、鶏の香りがものすごくします。創業からちょうど20周年ということで、地元でもファンの多いラーメン店で人気があります。
では「ラーメン いいちょ」さん、いったいどんな味なのでしょうか。
2018年で創業20周年を迎えた京都ラーメン「いいちょ」
今回の「京都ラーメンブログ」は「ラーメン いいちょ」さんの紹介です。
こちらの「ラーメン いいちょ」さん京都に移り住んでから、初めて「おいしいな」と思えたラーメンで、濃いめの味付けが関東出身の私にはちょうど良かったお店です。
京都のラーメンマニアからも評価が高く、2018年6月18日で「創業20周年」を迎えました。
2018年6月18日~19日の2日間は「ラーメン350円、ライス100円、キムチ100円、次回使える200円割引券」という記念イベントも行われていました。
ラーメン いいちょ メニューと値段
ラーメンは通常価格で700円からとなっています。
味は「醤油、塩、味噌」があり、昔からのお店でこの3種類が揃っているお店は珍しいといえます。
サイドメニューは「やきめし」です。京都では「やきめし、唐揚げ」がサイドメニューとして一般的で「餃子」があるお店は珍しいのです。
・塩ラーメン 700円
・味噌ラーメン 700円
・麺1.5玉 +50円
・麺2玉 +100円
・チャーシュー増し +200円
・やきめし 500円(ラーメンとセットで100円引き)
ラーメン いいちょ ラーメン 実食レビュー
ということで、こちらが「いいちょ」さんのラーメンです。
昔、京都にあった「岩倉ラーメン」と同じ系統で、鶏骨(すね)と豚骨の合わせスープはほんのり白濁しています。
ここで少し「岩倉ラーメン」の歴史を書いておきます。
岩倉ラーメンというのは、かつて岩倉にあった屋台ラーメンで、その屋台と味を譲り受けたのが「山さんラーメン」です。山さんラーメンは屋台で営業後、京都市左京区高原町(地図)に店舗を構えて「幻の岩倉ラーメン」として当時のラーメンを提供していました。「岩倉ラーメン系、山さんラーメン系」と呼ばれています。山さんラーメンは後に滋賀県守山市に移転しています。京都のお店は大家さんが夜逃げしてしまい、テナントが競売にかけられることになって滋賀県に移転することになったのです。
いいちょさんは「山さんラーメン」で修行された方のお店で、1998年に開業しました。
ラーメンには「薄切りチャーシュー、九条ねぎ、背脂」がのっており、見た目と違って醤油味がシッカリとしています。醤油は名店「澤井醤油」のものです。
京都ラーメンなので、出汁からは鶏ガラ豚骨の香りがものすごくするタイプで、鶏の方が多いのか豚よりも鶏の香りがよくしました。
麺を啜った感じでは細めのストレートで少し柔めの麺に感じました。
来々軒製麺所のものを使っているんだそうです。
毎回、この「やきめし」も食べたのですが、味については賛否両論があるかと思います。
玉子と豚肉の脂の味がよくしているのですが、焼き目がすごく焦げの味もするからです。
今回は中華料理の料理人と一緒に食べに行ったのですが、やきめしについては「うーん」となっていました。
ラーメン いいちょ への行き方(アクセス方法)
さて、ラーメンいいちょさんへのアクセス方法です。
北大路駅前の北大路通を東へ、800メートルほど歩くとお店があります。
鴨川を越えてからは数分です。
下鴨と呼ばれるエリアで、北大路通沿いに植え込みのような木のある一角があるのですが、そこの西に細い道にあります。
北大路通からはほぼ見えませんので車の場合は見過ごさないようにご注意ください。
駐輪場はなく、駐車場は一本西の通りに専用のものが4台分用意されています。
営業時間:11時~15時30分(L.O.30分前)、17時30分~21時(L.O.30分前)
定休日:木曜日および不定休
URL:http://iicho-ramen.com/