四条大宮の「壬生車庫前」に新しいラーメン店「自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲」という店舗が開店準備をしています。目の前には「元祖熟成細麺 香来 壬生本店」があるという立地で、そこに自家製粉された小麦を使った手打ち麺のラーメン店が開店すると告知されていました。では、この「洛中その咲」とはどんなラーメン店なのでしょうか。
一言でいえば一乗寺「あきひで(亜喜英)」夜の部で働いていた方の独立店です。
自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲 2018年6月21日新店オープン

読めないけど「洛中その咲」とあり、自家製粉石臼挽き小麦と書かれています
京都の四条大宮で新しいラーメン店が開店準備中です。
お店の名前は「洛中その咲」
すでに看板が設置されており「自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲」と書かれていました。
とても「洛中」とは読めない達筆で、ラーメン店かも分かりづらいのですが、入口の上に「麺」と書かれていることで、なんとなくラーメン店かウドン屋さんかというのがわかります。

梅と赤いレンゲに「麺 Laboratory」と書かれている
看板には「麺 Laboratory」とも書かれており、梅のマークと赤いレンゲが描かれていることから、たぶんラーメン店であろうと推測されます。
元々は「お好み焼き弁慶」というお店が入っていたテナントで、目の前には「元祖熟成細麺 香来 壬生本店」という人気のラーメン店があり、四条大宮駅方面すぐのところには「餃子の王将」、徒歩1分くらいのところには「京ラーメン壬生さだかず」さんもあるという場所です。
では、この「洛中その咲」とはいったい何なのでしょうか?

麺屋「洛中その咲」とはいったい?
「洛中その咲」とはいったい何なのか?

2015年9月に登録された「自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲」というTwitterアカウント
Twitterで検索すると「洛中その咲」で、あるアカウントがヒットします。
2015年9月に登録されたアカウントなので「ん?こんな店あったかな?」とも一瞬思ったのですが、名前は自由に変更できます。
ということは、これは以前は別の名前で運用されていたアカウントです。
アカウント名は「@eigyoakihide_2」となっており、そんなアカウント名は狭い京都とはいえ「@eigyoakihide」しかありません。
そうですね。
一乗寺の「あきひで(亜喜英)」のアカウントです。
その後アカウントID自体が変更され、あきひで(亜喜英)夜の部の出身者の方の独立店ということが判明しています。

らーめんや亜喜英
「あきひで(亜喜英)」といえば不定期営業のお店、Twitterアカウントは非公開という店ですが、新しいラーメン店も同じく非公開になっていました(その後、公開アカウントになりました)。
ラーメンは「つけ麺」のお店とされており、麺は自家製麺(手打ち)になっていました。
製粉も自家製で、店内にある石臼で小麦を挽くそうです。
こちらの新店ですが、2018年6月21日に前を通ったところ開店されているのを確認しました。
洛中その咲 メニューと値段

洛中その咲 メニューと値段(券売機)
ということで、大幅にオープンが延期されて2018年6月21日に開店を確認したので、早速行って来ました。
洛中その咲「メニューと値段」ですが、800円~900円という高めの価格設定になっていました。
通常ラーメンは「醤油、塩」があり、ほかに「つけ麺」があるのですが、ラーメンは「もち麦、手もみ」の2種類の麺があります。
メニューに「地鶏」と書かれたものもあるのですが、それは販売されていませんでした。
お客さんの9割は「つけ麺」を食べているようなのですが、つけ麺の方がやや細めの麺で、通常のラーメンが超極太麺になっていますので、太麺好きなら通常のラーメンが良いでしょう。
もち麦 地鶏 しょう油らーめん 900円
もち麦 しょう油らーめん 800円
もち麦 塩らーめん 800円
手もみ つけ麺 900円
手もみ 地鶏 しょう油らーめん 900円
手もみ しょう油らーめん 800円
手もみ 塩らーめん 800円
洛中その咲 食材について

食材にはこだわったとのことです
店主さんと他のお客さんの会話の中には「食材にこだわっている」という言葉が聞こえてきます。
卓上や券売機でも、その食材へのこだわりをアピールする貼紙が貼られていました。
貼紙を見ると、コシの強い小麦「ハルユタカ」を石臼で毎日挽いて、それを手打ちにしていますが「かんすい」はほとんど使っていないそうです。貼紙には「かんすい不使用」と書かれていますが、使われているとも書かれているのでよくわかりませんが、食べてみるとたしかに使っていないので食べた感じでは確かにラーメンの麺ではありませんでした。
ちなみに、水は「貴船神社(きふねじんじゃ)」まで汲みに行っているそうです。
もち麦 しょう油らーめん 実食レビュー

もち麦 しょう油らーめん
今回は「もち麦 しょう油らーめん」を食べてみました。

スープは「純系名古屋コーチン丸鶏、阿波産尾鶏ガラ」に和風出汁を合わせたもの
スープは「純系名古屋コーチン丸鶏、阿波産尾鶏ガラ」の鶏ベース、鶏の風味は薄くない程度に出ていました。
それに魚介系の味わいもするので「和風出汁」を合わせているようです。

もち麦を使った極太麺はラーメンのみです
卓上の「食材について」には書かれていないのですが、「ハルユタカ」を使って石臼で挽いた麺は「つけ麺」で使っているそうで、この麺は「もち麦」のものです。
通常のラーメンで使われている麺は「もち麦」を使っていると言っているのが聞こえますし、食券にもメニューにもそのように書かれています。
「もち麦」つまり大麦のことです。
大麦の中でも弾力の強い餅のような仕上がりになる品種を「もち麦」と言います。
麺は「つけ麺」の麺の倍近くの太さ。
「かんすい」がほとんど使われていないので、中華麺の特徴は出ていません。

チャーシュー、味も素っ気もない脂身がいたい
チャーシューについては言及されていないのですが、これも食材にはこだわってんだろうなという豚肉を使っているのが食べれば分かります(たぶんイベリコ豚)。
ただし、脂身が多かったです。
石臼粗挽きつけ麺 実食レビュー

石臼粗挽きつけ麺
石臼粗挽きつけ麺、値段は1000円です。
高い価格設定ですが、食材がよければ許容範囲だし、さらに美味しければ問題もありません。
麺は北海道産小麦「ハルユタカ」を石臼で毎日挽いたものを手打ちされているということで、こちらはラーメンよりも細い麺になっています。
水でしめてあるのでツルツル感はラーメンほどではありませんが、そのおかげか小麦の風味がよく出ていました。
ただし、コシというか単純に固い(弾力がない)麺に思えました。

スープはやや塩気の効いた鶏に魚介の風味
スープは「つけ麺」にしては若干マイルドです。
鶏に魚介、白濁したスープは素材の味というよりも塩っ気が強調されています。
薄くはないと思うのですが、麺と合わせると薄く感じます。
自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲 への行き方(アクセス方法)

自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲
さて「自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲」の場所なのですが、四条大宮駅から斜めに通る「後院通」にあるラーメン店です。
壬生車庫前のところに中京警察署があるのですが、そこから少し北西に「元祖熟成細麺 香来 壬生本店」がありますが、その対面です。
香来さんは、かつて京都に存在していたチェーン店「宝屋系」のラーメンです。特にこの壬生本店はかなり美味しいラーメン店で、その対面というのはなかなかチャレンジャーな立地です。
営業時間:11時30分~15時
定休日:火曜日
Twitter:https://twitter.com/2show_sonosaki
インスタ:https://www.instagram.com/rakuchu_sonosaki/
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※本ブログは非商業系であるため、お店には客として訪問しています(業者ではありませんので掲載費用の徴収や商品販売の勧誘などは一切していません)。内容も客としての視点でのみ書かれたものです。
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記事を書いている人
記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2400件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。