今回は京都・京北で食べることができる珍しいラーメン「へしこラーメン」を食べてきましたので紹介します。「へしこラーメン」は鯖の発酵食品と魚醤(いしる)を使ったものです。秘境ラーメンとして知られる「キャプテン」さんで食べることができます。
京都の秘境「京北」の猪や鹿を使ったラーメン・餃子もあるお店です。
京都・京北のラーメン店キャプテン名物の「へしこラーメン」
今回の「京都ラーメンブログ」は、北山杉で有名な京都の京北エリアにあるラーメン店「キャプテン」さんへ行ってきました。
京都の秘境ラーメンのひとつで、近くで獲れた猪・鹿のラーメンや餃子を食べられるお店として知られていますが、もうひとつ珍グルメがあります。
それが「へしこラーメン」です。
「へしこ」は鯖の塩づけを糠漬けにした郷土料理で、この一帯は福井まで続く鯖街道にあることから、ご当地グルメとして提供されています。
発酵食品であるため独特の味わいがありますが、これをラーメンのトッピングに使ったものが「へしこラーメン」です。
へしこラーメン 実食レビュー
ということで、この「へしこラーメン」を実際に食べてきましたので紹介します。
お店は山奥の街道沿いにあるのですが、飲食店はこの「キャプテン」さんくらいしかありません。
店頭には2つの看板があり「深旨!!いのししラーメン」と「凄味!!へしこラーメン」と書かれていました。
いのししラーメン 1290円
へしこラーメン 790円
いのしし餃子 330円
いの鹿餃子 330円
しか餃子 330円
普通のラーメンや餃子もあるのですが、有名なのは「いのししラーメン」です。
2016年末に、この「いのししラーメン」は紹介していますが、今回は「へしこラーメン」という奇特グルメに挑戦してみます。
鯖(さば)の塩漬けをさらに粕漬にした発酵食品「へしこ」を使ったラーメンです。
トッピングは「へしこ・メンマ・青ネギ・もやし・梅干し」と珍しい組み合わせで、「へしこ」の塩辛さと「梅干し」の酸っぱさが独特のラーメンになっています。
「へしこ」は塩漬けなので、かなりの塩辛さがあります。
小骨や背骨もそのまま漬け込んでいるので食べるのは少し面倒ですが、発酵食品の独特の味わいと濃厚な塩辛さが味わえる食材です。
かえしには能登半島の魚醤「いしる」を使っており「しょっつる・いかなご・いしる」は日本三大魚醤と呼ばれているものです。
深い醤油色でありながら、辛味は醤油より少なく、スープには隠し味に七味の辛味が添えられています。
「いしる」を使ったラーメンを「へしこ」と「梅干し」で食べるのは、なかなか凄い発想で深い味わいのあるラーメンになっていました。
京都・京北「キャプテン」基本情報
京都・京北「キャプテン」さんへの行き方ですが、国道162号線を京北に向かうと道路沿いにポツンとあります。
京北の中心地からは南に離れているので、他にお店などはほぼないエリアです。
一応、バスでも行くことはできるのですが、自家用車かバイクでもないと行きづらい秘境にあります。
京都府京都市右京区京北細野町下垣内17
営業時間:11時~20時
定休日:水曜
URL:http://kww.jp/cap/