今回の「京都ラーメンブログ」は「珉珉 京都太秦店」に行ってきました。嵐電「帷子ノ辻駅」からも近いお店で、太秦商店街にあり、監督の市川崑さんもよく食べに来ていたとか。餃子は関西では有名な珉珉の餃子で白菜の甘味がよく出ている美味しい餃子です。
珉珉は有名ですが、今回はあまり紹介などもない京都の太秦店(のれん分け店)で紹介します。
珉珉 京都太秦店 実食レビュー
今回の「京都ラーメンブログ」は京都に6店舗ある餃子と中華料理のお店「珉珉」さんの太秦店に行ってきました。
嵐電「帷子ノ辻駅(かたびらのつじえき)」から、太秦商店街を数分歩いたところにある中華料理店で、一見すると営業してなさそうに見える古い店舗からは昭和のラーメン店を彷彿させます。
中国庶民料理のお店で、一品ものは500円~700円程度と1000円を大幅に下回る価格設定でリーズナブルなお店でもあります。
「珉珉」は関東にも多いお店ですが、関東の珉珉と大阪の珉珉は別系統のチェーンです。
大阪・珉珉は昭和28年にオープンして、チェーン・のれん分け店を拡大していきます。
しかし、本店である大阪・千日前「珉珉」は、渋谷の「珉珉」で修行したオーナーがオープンさせたお店なので、その発祥は渋谷にあると言えます。
今回行った太秦店は「のれん分け」のお店で、市川崑監督も通ったと言われる名店でもあります。
甘みのあるシンプルな京都ラーメン
ラーメンは「ネギ・もやし・チャーシュー」とシンプルな構成ですが、特徴的なのは甘味の効いたスープです。
これはちょっとクセになる味で、食べている間に麺よりもスープを味わっていることに気が付きます。
また、チャーシューも味付けは甘みのあるもので、昭和40年代とか50年代とかに食べた中華麺店のものだなと感じるものでした。
麺はやや縮れたもので、量も多めでお腹いっぱいになることができました。
あまい餃子がノスタルジックで旨い
珉珉といえば、関西ではチルド食品がスーパーでも売られており、やや細長い餃子はやわらかくて甘味があるのが特徴的です。
こちらの餃子も珉珉の餃子そのもので、野菜の甘みのよく出ている柔らかめの餃子でした。
この餃子はご飯とよく合うので、自分的には好みの餃子です。
よく練られた餡が甘くておいしく、個人的には餃子の王将よりもこちらの方が断然好みでした。
甘いのは白菜をたっぷり使っているからです。
焼き餃子の発祥は東京・渋谷にあった「友楽」が発祥ですが、「友楽」は後に「珉珉」となります。その「珉珉」で修業した方が大阪に焼き餃子を持ち帰ってオープンしたのが関西の「珉珉」なのです。
ゆえに、この焼き餃子が日本で初めて世に出た焼き餃子の味だと言えます。
珉珉の餃子はニンニクが入っていますが、これは日本の餃子では多く採用されているレシピです。
中国の餃子にはニンニクは入っていませんが、日本では戦後すぐにお肉を羊肉で代用したことから、肉の臭みを消すためにニンニクを使ったとされています。
珉珉京都太秦店 基本情報
ということで、日本の餃子を味わいたいのであれば「珉珉」はオススメのお店です。
営業時間と定休日を見てくるのを忘れてしまいましたが、前を通ると営業している時としていない時があります。
昼は普通に営業しているので、常識的な時間であれば問題はないでしょう。
おすすめは餃子で、お昼にはランチセットもあって、訪問時にはチャーハンと餃子のセットがありました。
値段は安い方なので、心配することなく気軽に入れるお店です。
京都市右京区太秦多薮町19 ラ・ムーラン山口1F
営業時間:
定休日:
京都ラーメンの最新情報「京都のラーメン店オープン情報(閉店含む)」です。