京都市中京区(三条木屋町)で安くラーメンを食べたいなら昼営業の「博多長浜らーめん みよし」さんがお薦めです。
訪問日(取材日)は2024年5月31日です。
では、博多長浜らーめん みよし さんを詳しく紹介していきます。
博多長浜らーめん みよし さんは1986年に開業した京都市中京区(三条木屋町)の博多長浜ラーメン(とんこつラーメン)のお店です。
お店がある三条木屋町は飲み屋街で夜は賑やかな街です。今回紹介する「博多長浜らーめん みよし」さんも深夜1時(金曜・土曜は深夜3時)まで営業しています。
また、平日と土曜日の昼間(11時~15時)はお得に安くラーメンを食べることできるお店で、ラーメンが一杯650円でとてもリーズナブルです。
では、博多長浜らーめん みよし さんはどのような雰囲気のお店なのでしょうか?
創業は1986年と古く、お店も当時から同じ場所で営業していて老舗感たっぷりのお店です。
私が修学旅行で京都に来た時にちょうど開業したてで、その頃から営業しているので実に40年近く営業していることになります。
博多長浜らーめん みよしのお店に入店して私が感じた店内の感じ(雰囲気)は昔ながらの昭和レトロ感漂うお店で、カウンター席が6席ほどの小さなお店です。
券売機がある右側の入口から入りましたが、左側にも入口があって中では仕切られていますがもうひとつカウンター席があります。ただ、そちらでは食べたことがないので利用できるのかは不明。
今は行列はさほど見なくなりましたが、一時はシンガーソングライターで俳優のGACKTさんが食べるラーメンと話題になったり、テレビで紹介されるなどして日本人観光客や外国人観光客の行列がすごかった時期もありました。
お店の方も優しくて、私が食べに行った時はお客さんも常連さんくらいでノンビリとした雰囲気でした。
ラーメン(650円)
チャーシューメン(800円)
牛すじラーメン(800円)
キムチラーメン(800円)
ライス(50円)※昼のみ提供
大盛(+150円)
替玉(+150円)
※値段は税込み価格です。
※メニューと値段は取材時点のものです。
ところで、博多長浜らーめん みよし さんでは何を食べるのが一番コスパが良かったり美味しかったりするのでしょうか?
白色のお店のロゴ入りラーメンどんぶりには「青ねぎ・チャーシュー・一味」がトッピングされていて、器が大きくてボリューム感があります。
前回訪問時(2017年)は一味ではなくキムチがトッピングされていましたが、チャーシューの量は2024年時点のほうが量が多くなっていました。
九州とんこつなのでスープは甘めでクリーミー、細かい分類で言えば長浜ラーメンなので豚骨くささは控えめです。最初に豚の強めの香りは感じますが食べ進むうちに気にならなくなりました。長浜ラーメンなのでアッサリ系のスープです。
2017年に食べた時はもう少し豚の香りを強く感じたのですが最近はそうではなくなったようですね。
博多長浜らーめん みよし さんのラーメンは本場の味よりも京都の人に合うラーメンを提供しているそうなので京都らしい九州とんこつラーメンです。
麺を啜った感じでは長浜ラーメンなので細麺です。
注文時に「かため」でお願いしました。
博多長浜ラーメンでは麺の茹で方を聞かれますが「カタ(硬め)・やわ(柔らかめ)・普通(ちょい硬め)」のいずれかが一般的です。九州では「カタ(硬め)」が人気です。長浜ラーメンでは一部「ナマ」という指定の仕方もありますが「バリカタ」の意味でどちらも一般的ではありません。
2017年に食べた時は豚肉(ロース)のチャーシューは少なめでしたが、2024年の再訪問時には前より多めに入っていました。
2017年当時はラーメン一杯600円で、2024年時点ではランチタイムだと650円(ディナーはたぶん800円)なので値上げの割には前より豪華な印象です。
卓上調味料は「粗挽き一味・一味・カレー粉・ラー油・ゴマ・お酢・ラーメンのタレ」と種類が多く、また無料トッピングで「紅ショウガ・天かす」も置いてあります。
天かすは博多長浜ラーメンでは見たことないですが、関西のラーメン店でたまに見かけるトッピングです。
和歌山の有名な「グリーンコーナー」に「てんかけラーメン」という天かすトッピングのラーメンがありますが、天かす自体は大阪発祥なので関西では見かけるトッピングですね。
前に九州男児に「博多長浜らーめん みよしさんのラーメンってどう?」と聞いた時には「やっぱ地元の味とは違う」と言っていましたが、私は美味しい博多長浜ラーメンだなと味わいながらいただきました。
店名には「博多長浜ラーメン」とありますが、福岡市中央区長浜や福岡市博多区で食べられているラーメンのことです。いわゆる博多っ子のソウルフードで福岡市の中州あたりでは屋台ラーメンがたくさん並んで営業していて福岡観光の名物にもなっています。
細かく言えば「長浜ラーメン」は福岡市中央区長浜の福岡市中央御売市場鮮魚市場で食べられていた屋台や店舗のラーメンで、市場関係者が素早く食べられるように茹で時間が短い細麺を使用。また豚骨ながら食べやすいようアッサリに仕上げてあるのが特徴です。トッピングも「青ねぎ・チャーシュー」のみのシンプルなものが多いです。また、替玉の発祥地も長浜です。
長浜から近い博多(福岡市博多区)の繁華街でも同様のとんこつラーメン店が多いのですが細かく言えば1977年頃から「博多ラーメン」と呼ばれています。1941年頃に「三馬路(さんまろ)」という清湯ラーメンで平麺のお店が開業。1946年に博多駅近くに屋台ラーメン「赤のれん」が白濁した白湯スープで中細平打ちストレート麺を食べるラーメン店として開業して白濁したラーメンが主流になり博多ラーメンと呼ばれるようになりました。元々、福岡市博多区大浜地区にあった福岡市中央御売市場鮮魚市場で営業していた博多ラーメン店が1955年に市場が福岡市中央区長浜に移転したので近くにあった屋台ラーメン店も移転。移転した屋台には1952年創業の「元祖長浜屋」などもあって「長浜ラーメン」と呼ばれるようになりました。今では市場関係者が素早く食べられるようにと細麺で提供された長浜ラーメンが博多ラーメンにも広がって博多長浜ラーメンといえば細麺が有名になっています。
なので両者を区別してもわかりづらいのでネームバリューの強い「博多ラーメン」と名乗ったり、両方一緒に「博多長浜ラーメン」と名乗ったりしているところが多く「博多長浜らーめん みよし」さんもその一店舗です。
ちなみに九州の豚骨ラーメンは福岡県久留米市で1937年に創業した「南京千両」という屋台ラーメンが発祥で「久留米ラーメン」と呼ばれています。最近の久留米ラーメンはスープを継ぎ足してつくる「呼び戻し」スープでコッテリとした豚骨スープのお店が多いことで知られていますが、本来はアッサリ系のスープです。
夜営業の値段は記載がありませんでしたが、銀閣寺店の夜メニューを見ると「ラーメン(800円)」で「キムチラーメン・ワカメラーメン(900円)」それ以外は「チャーシューメン・メンマラーメン・牛すじラーメン(1000円)」なので概ね150円~200円ほど昼は安くなっているようです。
メニュー(クリックでオープン)
ラーメン | 650円 |
---|---|
チャーシューメン | 800円 |
メンマラーメン | 800円 |
牛すじラーメン | 800円 |
キムチラーメン | 800円 |
ワカメラーメン | 800円 |
ライス(昼のみ提供) | 50円 |
高菜(単品) | 150円 |
メンマ(単品) | 150円 |
キムチ(単品) | 150円 |
牛すじ(単品) | 150円 |
煮卵(単品) | 100円 |
大盛 | 150円 |
替玉 | 150円 |
ビール(中瓶) | 600円 |
※メニューと値段は取材時点のものです(サービス内容は変更になる場合もあります)。
注文は券売機で食券を購入するようになっていました。
支払い方法は「現金のみ」です。
お店の券売機で食券を購入して店員さんが案内する席に着席してください。
月曜~土曜ランチタイム(11時~15時)はお得に安くラーメンが食べられます。
※替玉するか注文時に聞かれますのでするつもりだったら先に言っておきましょう。
住所でいえば「〒604-8002 京都府京都市中京区石屋町115」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(地図が開きます)。
記事掲載時に確認した京都「博多長浜らーめん みよし」さんの営業時間は「11時~深夜1時(月曜~木曜・日曜)・11時~深夜3時(金曜・土曜)」で、定休日は「水曜日」ですが、営業時間と定休日は「地図」でご確認ください。
※営業時間や定休日はお店の都合で変更になっている場合がありますので公式がある場合は直近の情報を必ず確認してください。
※売り切れ終了で閉まっている場合もあります。
博多長浜らーめん みよし さんに駐車場・駐輪場はありませんので公共交通機関や近隣のコインパーキングをご利用ください(地図)。
博多長浜らーめん みよし 基本情報(クリックでオープン)
店舗名 | 博多長浜らーめん みよし |
---|---|
オープン日 | 1986年オープン |
ジャンル | ラーメン |
食事予算 | 1000円以内 |
営業時間 | 11時~深夜1時(月曜~木曜・日曜)・11時~深夜3時(金曜・土曜) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場・駐輪場 | なし |
住所 | 〒604-8002 京都府京都市中京区石屋町115 |
地図 | こちらをクリック(地図) |
最寄り駅 | 三条駅 |
最寄りバス停 | 河原町三条バス停(バス停情報) |
テイクアウト | 非対応 |
イートイン | 対応 |
※この記事は2024年6月1日に投稿されたもので「メニュー・値段・営業時間・定休日」は当時のものです。
※2017年にブログ・SNSでの掲載許可をいただいています。
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