今回は京都市右京区の有名店「麺処 鶏谷」で食べた「鶏飯」が美味しかったという話です。
鶏谷は2014年4月24日に開業した化学調味料不使用を謳う鶏そばのお店で淡麗系の鶏出汁ラーメンが評判となり開業から行列が出来る人気店として京都では知られているラーメン店です。
先日、京都市右京区の西院で飲食新店探しをしている途中、14時過ぎ頃に前を通ったら空いていたので遅めの昼食を食べるために立ち寄りました。
なお、訪問時は「麺処 鶏谷」のテナントではなく、2020年5月14日に開業した姉妹店で隣のテナントで営業している「麺料理 鶏谷」でラーメン営業していました。
この「麺料理 鶏谷」も鶏料理をメインに営業する居酒屋として鶏そばも食べられるお店です。要するに同じ経営で、最近は諸事情もあってか昼から「麺料理 鶏谷」として営業しているようでした。
訪問日(取材日)は2024年6月12日です。
麺処 鶏谷 は葛野大路四条から東へ徒歩数分のところにあるラーメン店で西院駅からも徒歩圏です。
ラーメン屋というよりも和そばな和風の雰囲気で、白と黒を基調にした店舗デザインは商品である淡麗系ラーメンのイメージに合わせたものになっています。過去何度となく来ていますが間口が狭く入りづらい雰囲気です。
麺料理 鶏谷 も同じような雰囲気ですが看板は小さく控えめ。暖簾も店名入りではなく白い綿生地のシンプルなものです。間口が広いのでこちらのテナントのほうが入りやすい雰囲気です。
麺料理 鶏谷のお店に入店して私が感じた店内の感じ(雰囲気)はカウンター席が9席ほど、テーブル席が5卓20席分あります。
麺処 鶏谷 の方はカウンター13席だけなので、麺料理 鶏谷で営業している時のほうがファミリー層には利用しやすいですね。
注文は席で店員さんに注文するようになっていて、ブログ開設以来11年間で私が見つけた新店(飲食店)ではこの注文方法が一般的です。
支払い方法は「現金のみ」です。
鶏そば(830円)
鶏塩そば(850円)
熟成醤油鶏そば(900円)
熟成塩鶏そば(900円)
鶏飯(300円)
ラー油鶏ごはん(400円)
※値段は税込み価格です。
※メニューと値段は取材時点のものです。
麺処 鶏谷 のラーメンは清湯の「鶏そば」に濃厚なドロドロスープの「熟成鶏そば」が二枚看板。
あとは「まぜそば」があり、限定メニューにも力を入れています。
基本の麺メニューは過去にほとんど食べたことがあります。ただ、鶏そばは醤油と塩があり「鶏塩そば」は食べたことがありましたが「鶏そば(醤油)」は注文したことがなかったので麺はそちらを注文。
サイドメニューは一度も注文した記憶がない「鶏飯」を選びました。
そしたら、この鶏飯が激ウマだったわけです。
漢字で「鶏飯(とりめし)」と書くと奄美群島(鹿児島県)の郷土料理で出汁茶漬けのような鶏飯(けいはん)をイメージしてしまいますが、鶏谷の鶏飯は一般的なご飯茶碗で提供される低温調理された鶏肉が多めに醤油ダレがかかった白ごはんの上に盛られた丼ものです。トッピングは白ネギが少々のっていて鶏肉は表面の一部に炙りを入れてあります。
鶏肉は硬くならないようジックリと低温調理してあって、歯ごたえはとても柔らかくて時々プリッとした食感の部位もあって鶏肉を存分に楽しめるようになっていました。
さらに鶏肉に旨味がよく閉じ込めてあるので、鶏の旨味も感じられて店名に恥じない仕上がりになっていると思いました。
ご飯は少なめですが鶏肉をメインに味わう丼ものなので問題はありません。
むしろご飯には甘みのある醤油ダレがかかっていて、甘めの醤油ダレと白米の相性も良くて鶏肉をサポートする名わき役を演じていました。
ラーメン店のサイドメニューではあるものの、それ自身がひとつの鶏料理として完成度が高いメニューだと思ったのが鶏谷の「鶏飯」でした。
鶏そば(醤油)は少し濃いめの醤油色のスープにチャーシューが2種類のり、青ねぎが少々盛られた淡麗系の中華そばです。
以前「鶏塩そば」を食べた時は「白髪ねぎ・カイワレ大根」で塩なので柚子が香っていたのと、チャーシューが3種類で厚みもあったのですが、しばらく食べに来ていないうちに少し変わったのかもしれません。
スープを飲んでみたところ「鶏ガラ・丸鶏」のスープ、表面には「鶏油(チーユ)」が浮かんでいます。
澄んだスープなので鶏ガラだけかと思いましたが、丸鶏も使って沸騰させないようにジックリと旨味を抽出しているとのことでした。
シッカリとした醤油感を感じますが苦味などはなく風味が良いスープです。醤油辛さはややあるものの気にならない程度かと思います。カドがたたない程度に醤油の香ばしさを感じます。
最初から最後まで一貫して美味しさを感じる飽きが来ない味わいでした。
麺を啜った感じでは自家製麺とのことで、やや平打ちの全粒粉入り麺です。
スープをよく吸い、チュルっとした食感で淡麗系のスープでよく使われている相性の良い麺になっていました。
チャーシューは2種類で2枚ずつ入っていました。
ひとつは鶏むね肉を低温調理したレアチャーシューです。もうひとつは豚モモ肉の薄めにスライスされたこちらもレアチャーシューでした。
イートインメニュー(クリックでオープン)
鶏そば | 830円 |
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鶏塩そば | 850円 |
鶏ささみたたきと卵黄醤油まぜそば | 850円 |
熟成醤油鶏そば | 900円 |
熟成塩鶏そば | 900円 |
鶏とローストポークのバターごはん | 300円 |
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鶏飯 | 300円 |
ラー油鶏ごはん | 400円 |
白飯 | 150円 |
※メニューと値段は取材時点のものです(サービス内容は変更になる場合もあります)。
自宅で調理する必要がありますが、鶏谷の麺類はお持ち帰りすることができます。
記載によるとチャーシューが鶏のみになるようで、値段は少しお安くなっていました。
テイクアウトメニュー(クリックでオープン)
鶏そば | 650円 |
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鶏塩そば | 650円 |
熟成醤油鶏そば | 750円 |
熟成塩鶏そば | 750円 |
鶏谷の油そば | 600円 |
麺(1玉) | 130円 |
鶏キーマカレー | 500円 |
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鶏谷ラー油 | 400円 |
焼豚チャーシュー | 550円 |
鶏チャーシュー | 500円 |
焼肉ラー油ダレ | 200円 |
※メニューと値段は取材時点のものです(サービス内容は変更になる場合もあります)。
住所でいえば「〒615-0066 京都府京都市右京区西院四条畑町1−22」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(地図が開きます)。
記事掲載時に確認した京都「麺処 鶏谷」さんの営業時間は「11時~14時30分・18時~22時」で、定休日は「無休(臨時休業あり)」ですが、営業時間と定休日は「公式」もしくは「地図」でご確認ください。
※営業時間や定休日はお店の都合で変更になっている場合がありますので公式がある場合は直近の情報を必ず確認してください。
※売り切れ終了で閉まっている場合もあります。
麺処 鶏谷 さんに駐車場・駐輪場はありませんので公共交通機関や近隣のコインパーキングをご利用ください(地図)。
麺処 鶏谷 基本情報(クリックでオープン)
店舗名 | 麺処 鶏谷 |
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オープン日 | 2014年4月24日オープン |
ジャンル | ラーメン |
食事予算 | 1000円~2000円 |
営業時間 | 11時~14時30分・18時~22時 ※公式で要確認 |
定休日 | 無休(臨時休業あり) ※公式で要確認 |
駐車場・駐輪場 | なし |
住所 | 〒615-0066 京都府京都市右京区西院四条畑町1−22 |
地図 | こちらをクリック(地図) |
最寄り駅 | 西院駅 |
最寄りバス停 | 四条中学前バス停(バス停情報) |
テイクアウト | 対応 |
イートイン | 対応 |
公式SNS | X(Twitter)・Instagram |
※この記事は2024年6月16日に投稿されたもので「メニュー・値段・営業時間・定休日」は当時のものです。
※お店の方にブログ・SNSでの掲載許可をいただいて記事を書いています。