今回は用事で七条の新店舗に行ったので、帰りにJR京都駅の「京都拉麺小路」へ行ってきました。
京都拉麺小路は平成15年(2003年)11月にオープンしたジェイアール京都伊勢丹10階にある京都や他府県の有名なラーメン店がワンフロアに集まる所で常時10軒ほどのお店が営業しています。京都にいながらにして日本各地の有名なご当地ラーメンを食べることができるという場所です。
JR京都駅ビルという立地上の理由で外国人観光客が多いのと京都拉麺小路という名称なので京都ラーメンのお店だけが集まるところというイメージがあるかもしれませんが、京都ラーメンのお店は9軒中2軒「京都熟成細麺 らぁ~めん京」と「京都 麺匠たか松」だけ。外国人観光客にとっては京都だけでなく日本のラーメンを一か所で食べられる場所であり、京都の人には他の地域のラーメンを食べることが出来る場所です。
※2024年5月31日までは京都の老舗ラーメン店「ますたに」も営業していました。
今回はこの京都拉麺小路でまだ食べていないラーメン店「博多 一幸舎 京都拉麺小路店」を紹介します。
実はこの「博多 一幸舎 京都拉麺小路店」というお店、2006年からあるらしくそれも福岡県外初の「博多 一幸舎」とのこと。
お店の説明を見ると「クリーミーな元祖泡系濃厚豚骨ラーメン」とあり期待が高まります。
訪問日(取材日)は2024年6月13日です。
京都拉麺小路の「博多一幸舎」ですが、お店の外観は「ここは博多か!」というビジュアルで、これは外だったら景観条例に抵触しそうなお店の外観でした。
お店の外観からも期待が高まるのは良いことですね。
博多一幸舎 京都拉麺小路店の店内はカウンター20席ほどでしょうか。京都拉麺小路は狭いところが多いですが、こちらの店舗も狭いもののカウンター席が結構ありました。
壁には「博多から世界へ」というポスターが貼ってあって「インドネシア・シンガポール・中国・オーストラリア・タイ・フィリピン・アメリカ・ブラジル・カナダ・アラブ首長国連邦」にもお店があるとか。今は超円安なので会社の利益も上がっているのだろうなと思いつつ拝見しました。
ラーメン(850円)
替玉(160円)
半替玉(110円)
味玉ラーメン(1030円)
味玉赤ラーメン(1230円)
味玉黒ラーメン(1230円)
もやしラーメン(1100円)
味玉白ネギラーメン(1230円)
背脂マシラーメン(1150円)
味玉白ネギチャーシューメン(1530円)
味玉チャーシューメン(1330円)
KYOTOスペシャル(1600円)
※値段は税込み価格です。
※メニューと値段は取材時点のものです。
注文後に3分ほどするとお料理が運ばれてきました。提供スピードは速いようですが先客2名なので博多ラーメン的には普通です。
麺の硬さは券売機で選べて「バリかた・かた・ふつう・やわ・バリやわ」から選択できます。おすすめは「ふつう」ってなっていましたが、だいだい博多ラーメンでフツウを頼んでも固めです。ちなみに、自家製麺でモッチリ系の麺なので「やわ」もお薦めらしいです。
今回は「かた」でお願いしました。
トッピングは「青ねぎ・肩ロースチャーシュー2~3枚・きくらげ」とシンプルです。
博多一幸舎といえばスープ表面に浮かぶ「泡」が有名です。これはブレンダーなどで撹拌して作られた泡ではなく、大きな寸胴で炊いた際に脂分が水分と撹拌されてできるものです。空気を含んだ脂の泡で「脂泡(しほう)」と呼ばれています。
博多豚骨ラーメンは濃厚な豚骨スープの表面に脂分が浮かぶのですが、その脂を泡にしているのが博多一幸舎の豚骨ラーメンです。
2004年3月20日に「博多一幸舎 大名店」が1号店として開業してから、この「脂泡」が特徴的な博多豚骨ラーメンのお店として知られるようになっていて、20年近く前に仕事で博多と小倉に東京から何十回と通っていた時にはすでに私の耳にも届くくらいの有名店になっていました(大名店は今はありません)。
このスープなのですが、とんでもないくらいに豚臭いスープです。
スープに顔を近づけるとものすごくツンとした香りが感じられます。たぶん、博多でもここまで豚臭いスープはないように思えます。
ちなみにお店のスープ紹介には「豚骨の旨味と甘みが強く、クリーミーなのに後味スッキリ」と書かれています。
私の正直な感想として「超豚臭い」ですがクリーミーさは感じず意外にも豚骨スープとしてはアッサリに思えました。いや、確かに濃厚なのですがスープ自体はサラッとしているし旨味も感じません。
タレは福岡の地醤油を3種類、それに魚系6種の出汁をブレンドしたものを使っているそうです。
この醤油ダレがものすごくショッパくて塩味(えんみ)が強すぎました。
脂分が口の中で塩味と一緒にまとわりつくため、ものすごくのどが渇き卓上の水を何度も飲んでしまいました。
麺を啜った感じでは細麺でやや平打ちの自家製麺です。
ただ、スープの塩味が強すぎて麺の風味は分かりませんでした。
ということで替玉もしないで御馳走様となりました。
帰る途中で口から強烈な豚骨臭がすることに気が付きました。
この豚骨臭がものすごいスープは店内の厨房には大きな寸胴が2個ほど見えていたので職人さんが店内で炊いています。
新しいスープをすでに熟したスープに継ぎ足す「熟成追い炊き製法」というスープの作り方だそうです。
京都拉麺小路は10階にありますが、帰りはエレベーターは使わないのをお薦めします。
というのも、強烈な豚骨臭が口に残ってしまうのでエレベーターの中が豚骨臭くなるからです。階段で降りて帰るのが良いでしょう。
この豚骨臭ですが歯磨きを何度もしても、その日の深夜まで口の中からするほど強力でした。
博多一幸舎では「辛子高菜・白しょうが・にんにく」が味変用に用意されていて、卓上にない場合は店員さんに言えば持ってきてもらえます。
にんにくは絞り器で潰すタイプなので、食べた後に人と会う場合は控えたほうが良さそうです。
辛子高菜はものすごく辛いです。京都の人は辛いものをあまり食べないイメージなのでスープの塩味や辛子高菜の辛さは合わないように思えました。
私は白しょうがのみでいただきました。
注文は券売機で食券を購入するようになっていました。
支払い方法は「現金・クレジットカード・交通系ICカード・QR決済」が利用できます。
お店の券売機で食券を購入して指定された席へ向かってください。
ところで、この「博多一幸舎 京都拉麺小路店」なのですがチャーハンがないというかなくなっているのがやや残念でした。
博多一幸舎のチャーハンは一度食べてみたかったです。
決済情報(クリックでオープン)
支払い方法(クレジットカード) |
✅ VISA ✅ MasterCard ✅ JCB ✅ AMEX ✅ Diners ✅ UnionPay(銀聯) ✅ DISCOVER |
---|---|
支払い方法(交通系ICカード) |
✅ Kitaca ✅ PASMO ✅ Suica ✅ manaca ✅ TOICA ✅ ICOCA ✅ nimoca ✅ はやかけん ✅ SUGOCA |
支払い方法(QR決済) |
✅ PayPay ✅ d払い ✅ 楽天ペイ ✅ auPAY ✅ 支付宝(ALIPAY) ✅ WeChatPay(微信支付) |
住所でいえば「〒600-8216 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(地図が開きます)。
記事掲載時に確認した京都「博多一幸舎 京都拉麺小路店」さんの営業時間は「11時~22時」でラストオーダーは30分前までです。定休日は「京都拉麺小路に準ずる」ですが、営業時間と定休日は「公式」もしくは「地図」でご確認ください。
※営業時間や定休日はお店の都合で変更になっている場合がありますので公式がある場合は直近の情報を必ず確認してください。
※売り切れ終了で閉まっている場合もあります。
博多一幸舎 京都拉麺小路店 基本情報(クリックでオープン)
店舗名 | 博多一幸舎 京都拉麺小路店 |
---|---|
オープン日 | 2006年オープン |
ジャンル | ラーメン |
食事予算 | 1000円~2000円 |
営業時間 | 11時~22時 ※公式で要確認 |
定休日 | 京都拉麺小路に準ずる ※公式で要確認 |
住所 | 〒600-8216 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901 |
地図 | こちらをクリック(地図) |
最寄り駅 | 京都駅 |
最寄りバス停 | 京都駅前バス停(バス停情報) |
テイクアウト | 非対応 |
イートイン | 対応 |
公式SNS | |
公式サイト | こちらをクリック |
※この記事は2024年6月13日に投稿されたもので「メニュー・値段・営業時間・定休日」は当時のものです。