和歌山県の「新宮亭」(しんぐうてい)まで「ネギラーメン」を食べてきました。実は・・・・新宮市にある中華料理店「新宮亭」(しんぐうてい)は、関東ではよくみる「ネギラーメン元祖のお店」なのです。
そして、そこには超激ウマなネギラーメンの元祖があったのです!
今回は「新宮亭」まで行って「ネギラーメン」の発祥~成り立ちまでを取材してきました。
元祖ネギラーメンの店を和歌山で発見!
今回は、なんと和歌山県まで行って「ネギラーメン」を食べてきました。
お店の名前は「新宮亭」(しんぐうてい)で、店名のとおり「和歌山県新宮市」にあります。
新宮市は和歌山県の東側南端にある小都市で、熊野本社のある由緒正しい土地です。
そして、その「新宮亭(しんぐうてい)」は・・・・・
なんと!「元祖ネギラーメン」のお店で、ネギラーメンというのは関西で初めて世に出たラーメンだったのです。
・和歌山県新宮市にある中華料理店
・元祖ネギラーメンのお店
・お店の広さはわずか2畳
・昭和の雰囲気が残る貴重なお店
今回、新宮市の「新宮亭(しんぐうてい)」まで実際に行って、元祖ネギラーメンを食べてきたというお話です。
新宮亭のオーナーに、ネギラーメンの発祥~関西でメニュー化するまでの成り立ちを聞いてきました!
和歌山まで行って元祖ネギラーメンを食べてきた!
さて、猛暑の夏の日に京都~和歌山県新宮市まで行ってきました。
JR紀勢本線「新宮駅」は、このあたりでは大きな駅ではあるものの、駅にはキオスクしかなく駅弁すら売られていない駅でした。
今回の目的地は、この新宮市にある中華料理店「新宮亭」です。
新宮亭は超激セマ店 夜18時以降にオープン?
新宮亭は、八百屋の脇にある「横幅2メートルに満たない」ような細長い「超激セマ店」でした。
見てのとおりのお店で大変細長い店舗になっています。
後述しますが「半分は客席」で「奥が厨房」になっています。
明るいうちに撮影していますが、オープンは19時以降になります。
(1)お店の横幅は1メートル40センチ程度
(2)奥に細いが半分は厨房
(3)客席は奥行3メートルない
超激セマ店「新宮亭」に訪問
お店は、事前に確認したところでは「不定休」で「オープンは19時以降くらい」ということでした。
ということで、明るいうちに外観を撮影して、夜に再訪しました。
でも・・・・
やっていない雰囲気がぷんぷんします(笑)
もちろん、気にせず入店します。
テーブル(ふたり席)がわずか2卓だけのお店です。
そこは、私の大好きな「激セマ店」だったのです。
お店は19時を過ぎていましたが、まだ準備中でした。
そのため、まだお客様を断っていましたが、私は数日前から連絡をしていましたので、特別に入れていただきました。
店内はふたり席が2卓だけの細長いお店です。
お店は、昭和の香りが色濃く残る超老舗でした!
ちなみに、店内は昭和の家電製品や、小さいころに見たような「世界地図」が飾ってあるなど(それも2枚)、なにか懐かしい雰囲気のお店でした。
昭和が色濃く残る店内
19時25分頃、オーナー様のご準備も終わって、店頭には明かりが灯りました。
ついにオープンです!
もちろん、注文したのは「ネギラーメン 800円」です!
正確には「ネギ麺(ネギソバ)」と言います。
・五目麺 800円
・生碼麺(サンマーメン、五目あんかけソバ) 800円
・肉麺 800円
・湯麺 800円
・叉焼麺 800円
・ネギ麺 800円
・ラーメン 700円
・冷し麺 700円
・中華丼 800円
・肉丼 800円
・炒飯 700円
・ライス 200円
・栗米湯(トウモロコシスープ) 900円
・旦花湯(タマゴスープ) 800円
・野菜湯(野菜スープ) 700円
・野菜炒め 700円
・ヤキソバ 700円
キター!!!!
前に記事で「ラーメンショップは近畿にはないのだ!」というのも書いたのですが、その時から関西では食べられないと諦めていた「ネギラーメン」がそこにありました。
超激ウマ!元祖ネギラーメン
出てきたネギラーメンを見て感動しました。
京都に来てから、もう何年も見ることができなかった・・・・大好物のネギラーメンがそこにあるのです!
見ただけで分かる・・・・おいしいやつです。
普通、ラーメンショップなどの「ネギラーメン」は、スープにのせることで味がスープに流れ出してしまい、ネギについたタレの味を感じることができなくなるのですが・・・・
新宮亭のネギラーメンは、さすが「元祖」だけあって、ものすごい濃厚な味付けになっていました。
これは、ネギラーメン好きにはたまりません!
チャーシューの細切れに、ごま油などので味付けをした、正真正銘の「ネギラーメン」です。
食べてビックリ!
これまで、幾多のネギラーメンを食べてきたのですが、その中で一番おいしいネギラーメンだったのです。
今回、特別に何のタレなのか教えていただきました!
実は・・・・
これは・・・・
粤菜(広東料理)の名物料理「蒸し鶏」のタレなのです!
ということは「鶏ガラスープ・醤油・生姜・酢・ゴマ油」あたりが材料ということですね。
横浜中華街で賄い料理だったネギラーメンを関西で初めて商品化
ネギラーメンは昭和35年頃に横浜中華街で生まれました。
新宮亭のオーナー様が当時お勤めしていた中華街の料理店のコック長が発案したもので、それを店員だけで食べていたということです。
当時から、評判が良かった「ネギラーメン」は横浜中華街ではメニュー化されることはありませんでしたが、新宮亭のオーナー様が和歌山で独立して、日本で初めて「ネギラーメン」として売り出したのが最初です。
新宮亭でのネギラーメン発売は「昭和57年」とのことでした。
つまり、ネギラーメンの発祥は横浜中華街で、それを初めて販売したのが和歌山県新宮市の中華料理店「新宮亭」なのです。
なお、その横浜中華街のお店とは「安記」(あんき、地図)さんで、そこの「お粥」に付くネギも同じ味付けのものだったとオーナー様が話してくださいました。
オーナー様は、このネギラーメンを世界に広めたいともおっしゃっていました。
美川憲一さんも食べに来た一流の店
この「新宮亭」ですが、実は・・・・
美川憲一さんも食べに来ていたのです。
美川さんといえば、鉄板焼店を経営したり(閉店)、カレー店をプロデュースしたりするほどの美食家ですが、新宮市で公演があった時に食べに来たというのです。
ちなみに、日付は「2015.6.7」になっていました。
新宮亭への行き方
新宮亭は新宮駅から徒歩7分程度の場所にあります。
改札を出て左手の「交番」脇の踏切を渡って「中央通り」をスーパー「オークワ」方面に向かいます。
スーパー「オークワ」の手前信号に「Orange One」というお店があるのですが、そこを左折(西へ)すると10秒くらいのところにあります。
なお、徒歩3分くらいのところに「ホテルニューパレス」さんがあって、そこを拠点にすると便利です。
新宮亭(しんぐうてい) 基本情報
新宮亭(しんぐうてい)は、夜19時過ぎ頃からほぼ毎日オープンしています。
新宮駅の北にあるスーパー「オークワ」の近くにある中華料理(広東料理)のお店で、ネギラーメンが有名で、生碼麺(サンマーメン、五目あんかけソバ)もオーナーおすすめのメニューとのことです。
深夜3時までの営業ですが、お店は2名席テーブルが2つだけの激セマ店なので、大人数では入ることができません。
しかし、名物のネギラーメンは日本で初めて商品化された元祖のお店で、日本最強の美味しさを誇ります。
和歌山県新宮市浮島7−23
営業時間:19時過ぎ~深夜3時
定休日:不定休
元祖ネギラーメン まとめ
オーナー様は、シャイな感じで口数はいつもは少ないとのことですが、今日は私の訪問をものすごく喜んでくれて、ふたりでずっとおしゃべりをして楽しい時間を過ごすことができました。
取材のご協力ありがとうございました。また、新宮市まで行ったら絶対に行きます!
・新宮亭(しんぐうてい)は和歌山県新宮市にある中華料理店
・元祖ネギラーメンのお店
・日本で一番おいしいネギラーメン
・ネギラーメンの発祥は昭和30年代半ばに横浜中華街のお粥の名店「安記」のコック長が考案
・そのネギラーメンを昭和57年に和歌山「新宮亭」が初めて商品化
・お店の広さはわずか2畳
・昭和の雰囲気が残る貴重なお店
・営業時間は19時以降で深夜3時まで営業
・日本一狭い中華料理店という「オモウマい店」