京都市左京区の老舗「聚楽亭(一乗寺・じゅらく亭)」の紹介です。ラーメン・台湾料理が食べられるお店で値段が安く定食の種類も多いお店です。店内は昭和の雰囲気が色濃く残り、創業して60年近くのお店です。
聚楽亭 – 京都・一乗寺 / 昭和レトロなラーメン店
京都のラーメン街道、一乗寺には創業から60年に近いラーメンを提供する中華料理店があります。
一乗寺駅からラーメン店が多いストリートへと向かう途中にあるお店で、名前は「聚楽亭(じゅらくてい)」です。
店頭にも昭和の古さを感じますが、店内に入ると昭和40年代にタイムスリップしたかのような感覚になるお店です。
生まれてから40年間は東京で生活していたのだけど、ラーメンは中華料理店で食べるものという感覚があります。
下町にはこういう雰囲気の中華料理店がたくさんあって、ラーメン専門店もあるけど、ラーメンを食べるのは中華料理店でした。
ラーメンを食べに行こうとなれば、家の近所の中華料理店へ行くのが当たり前でした。
京都に来ると、ラーメンを食べるのはラーメン専門店になりました。
聚楽亭のように中華料理店でラーメンを提供するお店もあるけど、京都ではラーメンを食べるのはラーメンのみを提供するお店に限定されているようにも思えました。
珉珉とか老舗の中華料理店もラーメンの店というよりも中華料理の店というイメージです。
京都でラーメン屋の店主とかに聞くと「ラーメンと中華そばは違うから」という言葉もよく聞きました。
彼らからすれば「聚楽亭」はラーメン屋ではないということになるわけですが、私の感覚ではラーメン屋です。
よって、ラーメンカテゴリーで紹介したいと思います。
このお店のランチメニューは?
メニューは「ラーメン・チャーハン・定食・一品料理」と中華全般なんでもあるお店です。
ただ、お店の看板は「北京料理」となっています。また「台湾料理」との表記もあります。
台湾は1945年まで日本統治でしたが、戦後は蒋介石が率いる国民党の支配下になります。
1949年に中国共産党(中国人民解放軍)が中国大陸を全面支配することになると蒋介石政権は台湾に移転することになります。
台湾料理というのはもともと中国大陸の料理なので、お店には「北京料理・台湾料理」の両表記があるのでしょう。
聚楽亭というお店は1967年に出来たようですが、台湾・中国が激動の時代だった直後で、この「北京料理・台湾料理」両併記にもなんとなく歴史を感じます。
実食レビュー
まぁ、そんな歴史はともかくラーメンを食べるわけです。
メニュー表記も「ラーメン」で、中華そばとは書かれていません。
食べると日本人がつくる味ではなく本場の人がつくる味わい、アッサリとして麺よりもスープを味わうというラーメンです。
餃子はよく焼かれているタイプ、私の感覚でも餃子はこれくらい焼かれるものですが、京都では餃子は焼きめがほとんどないので京都では珍しいです。
中華料理店らしくライスは小皿で提供されました。
日本人だったらごはんを提供するのにごはん茶碗を考えますけど、中華料理では使わないし、ライスのためだけにごはん茶碗は用意するわけないのです。
洋食屋でごはんが同じように皿で出てくるのと同じですね。
味はかなりアッサリ、メニューが多いので自分に合うものを探すのが良さそうでした。
このお店の場所や営業時間は?
聚楽亭があるのは一乗寺駅から徒歩1分くらいです。
ラーメン店が立ち並ぶストリートから一乗寺駅へ向かう途中にお店があって、目の前は大きなスーパーなので目印になります。
住所でいえば「〒606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町17−10」で、地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。
一乗寺でも古参で今でも元気に営業中です。
食事予算「600円程度」
ランチ営業「あり」
ディナー営業「あり」時短要請期間は21時で閉店の可能性あり
営業時間「11時~23時」
定休日「火曜日」
駐車場・駐輪場「なし」
住所「〒606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町17−10」
地図「こちらをクリック(Google Maps)」
テイクアウト「対応可能」
出前「あり」
電子決済「なし」