2021年11月1日オープン ニューラーメンショップ オリジン
※今回は特別番外編で「神戸」のラーメン店を紹介します。
兵庫県神戸市兵庫区のラーメン店「ニューラーメンショップ オリジン」さんへ遠征してきました。
場所は神戸南で、中央市場前から徒歩1分のところ。
オープン日(開業日)は2021年11月1日で、訪問日は2022年9月28日です。
ニューラーメンショップ オリジン とは
ニューラーメンショップ オリジン さんは兵庫県神戸市の神戸市中央卸売市場で2021年11月1日に新店オープンしたラーメン店。
神戸初のラーメンショップ(ラーショ)で「背脂チャッチャ系関東風醤油豚骨ラーメン」を食べていくことができます。
ラーメンショップとは関東以北に多くチェーン店を持つ背脂醤油豚骨ラーメンのお店で、愛称「ラーショ」と呼ばれて親しまれています。
名物の「ネギラーメン」が人気で、ほとんどのお客さんがこのネギラーメンを目当てに来店するほど。
私の大好物ラーメンで、中学校から20年超の期間で週3日~4日ペースで食べていた「ソウルフード」とも言えるのがこの「ラーメンショップ」です。
ラーメンショップ とは
ラーメンショップはいくつもの系統があり、ラーメンショップの頭に「ニュー」と付くか「椿」とつくか「新」とつくか、何も付かないで「ラーメンショップ」と書いてあるかで系列が異なりますが(本部が違う)元を辿れば同じラーメンショップです。
私が中学時代に食べていたラーメンショップは「ラーメンショップ さつまっ子」と呼ばれる系列で平和島(東京都大田区)にお店がありました。今は「さつまっ子」とのみ店名が残っていてラーメンショップではないようですが、以前はラーメンショップを名乗っていました。
平和島店が一番近かったのでよく行っていましたが、羽田にあるラーメンショップ「椿食堂(現・GOOD MORNING ラーメンショップ)」も活動圏内にあったので行ったことがあります。実はこの椿食堂が全国に多数あるラーメンショップの本店(元締め)で、初めてラーメンショップを名乗ったのもこの店舗です。このお店で全国のラーメンショップへ卸される食材が作られていて、本店と材料(麺・スープの素・調味料・ネギの味付けに使うクマノテ・生にんにく)で取引があるラーメンショップは「椿系」とも呼ばれます。
大学生の時には千葉県習志野市の「ニューラーメンショップかいざん(現・ラーメンかいざん)」すぐ近くに住んでいたので、こちらの店舗にも足しげく通いました。当時から人気店で行列が出来るお店でした。私が食べていたのは今の店主さん(息子さん)がまだ厨房で手伝っていた先代の時代です。今の店主さんの代になってからニューラーメンショップは名乗らない店名になっています。
今回、訪問した神戸初ラーショ「ニューラーメンショップ オリジン」にも「ニュー」が付きますね。
私が食べていた時のラーメンショップは頭に「ニュー」と付くか「椿」とつくか「新」とつくか何も付かないかで大きな違いはありませんでした。ラーショというのは本来は緩やかなチェーン(連鎖店)でしかなく、本店の椿食堂から材料を仕入れているというのがラーショを名乗る資格みたいなものでした。よく通った「ラーメンショップさつまっ子」も「ニュー」と付いていた「ニューラーメンショップかいざん」も椿食堂の製造したおろしニンニクを使っていました。
なお、今回訪問した神戸初ラーショ「ニューラーメンショップ オリジン」にはニンニクはありましたが、この容器には入っていませんでした。
中学~高校まではラーメンショップの聖地である東京都大田区に住んでいたのでラーショは近隣に何軒もありました。どのラーメンショップもとても美味しくて、私の身体はラーメンショップで出来ていると言っても過言ではありません。京都へ移住するまで食べまくって来た関東以北のソウルフードとも言えるのがラーメンショップなのです。
ちなみに、私のもうひとつの大好物「家系ラーメン」の発祥である「吉村家(神奈川県横浜市)」の創業者は平和島(東京都大田区)のトラックターミナルにあったラーメンショップ(閉店)で一時期働いていて、今の家系ラーメンを生み出しました。
二大好物である「ラーメンショップ」と「家系」は味こそ異なれど源流は同じなのです。
さて、次からは今回訪問した兵庫県神戸市の「ニューラーメンショップ オリジン」さんの紹介です。主に関東のラーショとの比較で話を進めていきたいと思います。
実食レビュー
これまで近畿にはラーメンショップは存在していないと言っても過言ではない状況でした。
東は三重県の「ラーメンショップ 鈴鹿フラワー店(リンクは紹介記事)」か「ラーメンショップ いなべ北勢店」へ行くか、西は兵庫県(なまず峠)の「ラーメンショップ なまず峠店」へ行くしかありませんでした。
なまず峠のお店は兵庫県なので近畿ですが、実質的にほぼ岡山県(中国地方)という立地。三重県のお店もほぼ名古屋(東海地方)なので大阪や京都に滋賀県の人には全くと言って良いほど馴染みがないラーメン店だったのです。
※京都は福知山市にラーメンショップがかつてあったのですが、私が京都に来た頃に閉店していました。
東京から京都へ移住してきて、最初に探したのがラーショだったのですが近場に存在しておらず・・・。
しかし!
2021年11月1日に兵庫県神戸市という比較的行きやすい場所にラーメンショップが開業したのです。
これは行くっきゃないですよね!
今回はJR京都駅から新幹線(のぞみ)を使って、神戸のポートアイランドからも近い神戸市中央卸売市場の関連棟で開業した「ニューラーメンショップ オリジン」さんへ行って来ました。
京都~新神戸は新幹線「のぞみ」で約20分と気軽な距離感、乗車賃は乗車券と特急指定席券で往復7020円と気軽ではないお値段です。
新神戸駅からは地下鉄「西神・山手線」を使って三宮駅まで移動。地下鉄「海岸線」に乗り換えるために三宮・花時計前駅まで徒歩移動して目的地の中央市場前駅まで電車移動です。
中央市場駅を地上に出るとすぐ近くに神戸中央市場の「関連中央棟」があるので入口から二階へ向かいます。
神戸中央市場の「関連中央棟」二階は飲食店が並んでいて、市場関係者の方はもちろん一般客も利用可能です。
お向かいには大きなイオンモールもあるという立地で、湾岸地帯ということで港湾エリアには工場が連なる地帯です。
以前住んでいたラーメンショップの聖地・東京都大田区と雰囲気が似ています。
※写真のメニューは訪問時のものです。
ということで、神戸初ラーショ「ニューラーメンショップ オリジン」に到着しました。
関東以北に多くチェーン店を持つ「ラーメンショップ」の支店で、埼玉県久喜市の「ニューラーメンショップ主水」のFC店です。
まずは店頭の看板で待望のネギラーメンがあるのを確認します!
ネギラーメンは「小(1玉)・中(1.5玉)・大(2玉)」となっていてホットひと安心です。
※写真のメニューは訪問時のものです。
これまで行ったラーメンショップでは「並盛り(1玉)・中盛り(1.5玉)・大盛り(2玉)」という表記がほとんどで、こちらのように並(1玉)を「小」と書いているのは初めてでした。
以前の記事で「京都で小サイズがある飲食店はオモウマい?(リンク先は記事)」という内容を書いたのですが、小と書いてあるのを見て中盛りが超大きいサイズで出てきそうに思えました。
ラーメン注文時に家系ラーメン店みたいに好みを選べるようになっていました。
これもラーメンショップでは初めてみますが、家系ラーメン店でよくありますね。
今回は「麺固め・味濃いめ・脂多め」でオーダーしました。
注文は私のデフォルトで「ネギラーメン中盛り+ネギ(追加)」です。
券売機に「ネギW(ダブル)」のボタンがなかったのでトッピングの「ネギ」を買って注文時に「ネギダブル」でお願いしました。
ラーメン丼は中盛りにしてはひとまわり大きなサイズで大盛りのものを使っているように思いました。
写真で見るとわかりづらいですが、実物はかなり大きく見えます。
麺量は1.5玉で中盛りなのは確かでしたが、スープは多めに入っていると思いました。
往年のラーショマニアなら分かると思いますが、ラーメンショップのネギは・・・・
先に全部食う!
が正解です。
理由は食べ進めるうちにネギがスープに浸かって味(特に甘味)が抜け落ちるからです。
でも、食べてて思ったのが、このお店のネギは・・・・
すごく甘い!
ということです。
普通のラーショより確実に甘い味付けで、かつスパイシーさを低減していますね。
たぶん、理由はネギがスープに浸っても味が変わらないようにするのとスパイスがスープに落ちてスープの味も変わらないようにという配慮だと思われました。
でも、ちょっと甘さがクドイので最初に全部食べるなら「ネギダブル」ではなく普通で良いと思いました。
あと、私が食べていたラーショと違う部分は「ネギに和えてあるチャーシューが多い」ということと「青ネギ」を一部使っているという点です。
ネギは関東と関西で扱いが全く違う(参考「関東と関西のネギの違い」)ので、関東で食べていたネギは白ネギのみでしたが、こちらでは関西なので青ネギも一部使っていました。
あと、京都ではラーメンにワカメを使うところはほぼないと思いますがラーメンショップではワカメはデフォルトになっています。
スープは脂多めにしたからかもしれませんが、やや独特の香りがありました。
サッパリした味ですが概ねラーショで間違いありません。
強いていえば髄が溶け出していないのでザラザラ感がないスープになっていました。
あと表面の油膜は薄めで、独特の香りが気になる場合は背脂は普通にした方が良いかもしれません。
ラーショの麺はほんのり縮れた麺で、コシというか少し歯ごたえのある水分少なめの麺が特徴です。
こちらでも概ね同じ麺ですが、少し太いと感じました(誤差の範囲かも)。
ただ、麺を短くしているのは理由が分かりませんでした。
チュルっと具合もやや弱いかなという印象で、今回食べたうちでは麺が一番違和感がありました。
ラーメンについて少し違うとか書いていますが、ラーショはお店で味が変わるのも醍醐味なんです。
今回訪問した「ニューラーメンショップ オリジン」ですが十分合格点だと思いました。
注文は「ネギラーメン小・麺普通・味普通・脂普通」にするとたぶんちょうど良い感じなんで、次行けたらそのようにオーダーしたいと思います。
メニュー
メニュー一覧や値段など「メニュー情報」です。
メニューは「ラーメン・つけ麺」など。
値段(予算)は1000円前後程度となっていました。
※以下、ラーメンのみの記載です「トッピング・丼もの・ライス・おつまみ・ドリンク」もありました。
メニュー リスト(クリックでオープン&クローズ)
ラーメン 小 | 800円 |
---|---|
ネギラーメン 小 | 950円 |
ネギチャーシューメン 小 | 1300円 |
ネギメンマチャーシューメン 小 | 1500円 |
チャーシューメン 小 | 1200円 |
ネギラーメン 中 | 1100円 |
ネギチャーシューメン 中 | 1450円 |
ネギメンマチャーシューメン 中 | 1650円 |
チャーシューメン 中 | 1350円 |
ネギラーメン 大 | 1200円 |
ネギチャーシューメン 大 | 1550円 |
ネギメンマチャーシューメン 大 | 1750円 |
チャーシューメン 大 | 1450円 |
つけ麺 小 | 900円 |
ネギつけ麺 小 | 1000円 |
ネギチャーシューつけ麺 小 | 1300円 |
ネギメンマチャーシューつけ麺 小 | 1500円 |
チャーシューつけ麺 小 | 1200円 |
ネギつけ麺 中 | 1100円 |
ネギチャーシューつけ麺 中 | 1400円 |
ネギメンマチャーシューつけ麺 中 | 1600円 |
チャーシューつけ麺 中 | 1300円 |
ネギつけ麺 大 | 1200円 |
ネギチャーシューつけ麺 大 | 1500円 |
ネギメンマチャーシューつけ麺 大 | 1700円 |
チャーシューつけ麺 大 | 1400円 |
お子様ラーメン(小学生以下限定) | 450円 |
ネギラーメン 小1/2+チャーシュー丼ミニ | 950円 |
半ライス | 100円 |
ライス | 200円 |
ライス大盛 | 250円 |
ライス特盛 | 300円 |
麺中盛 | 100円 |
麺大盛 | 200円 |
ネギ丼 | 350円 |
チャーシュー丼 | 550円 |
チャーマヨ丼 | 600円 |
ネゴチャーシュー丼 | 600円 |
ミニネギ丼 | 200円 |
ミニチャーシュー丼 | 300円 |
※メニューと値段は2024年7月時点のものです(サービス内容は変更になる場合もあります)。最新情報は公式情報でご確認ください。
アクセス(場所)
ニューラーメンショップ オリジン さんの「行き方・営業時間・定休日」などの店舗情報についてです。
営業時間は「9時~14時」です。
定休日は「日曜日・月曜日」となっていました(公式SNSで要確認)。
場所は兵庫県神戸市兵庫区の神戸南で中央市場前から徒歩1分のところです。
住所でいえば「〒652-0844 兵庫県神戸市兵庫区中之島1丁目1−4 飲食店街 神戸市中央卸売市場 2F 本場 関連中央棟」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。
駐車場・駐輪場はありませんので近隣のコインパーキング(目の前がイオン)をご利用ください。
店舗情報(クリックでオープン&クローズ)
店舗名 | ニューラーメンショップ オリジン |
---|---|
オープン日 | 2021年11月1日オープン |
ジャンル | ラーメン |
食事予算 | 1000円前後 |
営業時間 | 9時~14時(変更になる場合があります) |
定休日 | 日曜日・月曜日(公式SNSで要確認) |
駐車場・駐輪場 | なし |
住所 | 〒652-0844 兵庫県神戸市兵庫区中之島1丁目1−4 飲食店街 神戸市中央卸売市場 2F 本場 関連中央棟 |
地図 | こちらをクリック(Google Maps) |
最寄り駅 | 中央市場前から徒歩1分(約48m・ルート) |
最寄りバス停 | 中央市場前バス停から徒歩1分(約59m・ルート・バス停情報) |
テイクアウト | 非対応 |
イートイン | 対応 |
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