2019年5月15日に京都・上鳥羽で新店オープンした「鴨LABO (鴨ラボ)」さんの実食レビューです。鴨肉専門の卸会社の本社がある場所にラーメン店を併設されて開業しました。鴨(合鴨)の風味がよく出ており、あっさりとした淡麗系のラーメンです。
最新情報:こちらの店舗は2021年12月31日で現店舗での営業を終了して、2022年2月に「京都市伏見区中島鳥羽離宮町37」に移転予定です。移転先の実食レビューはこちらです。
上鳥羽のラーメン新店「鴨LABO(鴨ラボ)」が2019年5月15日新店オープン

2019年5月15日新店オープンした上鳥羽のラーメン新店「鴨LABO」
2019年5月15日、京都の上鳥羽エリアで新しいラーメン店がオープンしました。
お店の名前は「鴨LABO (鴨ラボ)」さんで、株式会社GRACEさんという鴨肉の卸もされている会社「株式会社B.B.Q」に併設されたお店です。
もちろん、ラーメンは鴨出汁でチャーシューも鴨肉というお店です。

ラーメンは清湯(ちんたん)に醤油か塩を選べます
ラーメンのベースは清湯(ちんたん)で、それに醤油か塩を選ぶようになっています。
値段は900円、オープンしたばかりなので700円(5月15日~17日の期間)、さらに毎日先着30名までは500円の特別価格となっています。
場所は上鳥羽の工場地帯で、目の前のセブンイレブンでは「ラーメン屋ができてるねぇ」と近隣で働いている男性たちが話題にしていました。

店内はカウンターのみの6席ほど(鴨LABO)
お店はカウンター6席のみ、狭いですがこのエリアではこれで十分かもしれません。
ということで、今回は鴨出汁で作った「鴨醤油ラーメン」を食べてみることにしましょう!
鴨LABO(鴨ラボ)「鴨醤油ラーメン」実食レビュー

鴨LABO「鴨醤油ラーメン」淡麗の醤油という一見弱気ながらトレンドに逆らう強気の一杯
さて、この「鴨LABO (鴨ラボ)」さんですが、淡麗系のラーメンです。
しかし、最近の淡麗ブームが黒醤油を使うことが多い中で、淡い系の醤油を使うという強気のラーメンとなっています。
これは、鴨出汁の風味を味わってもらいたいという表れでしょう。

鴨の風味がよく出ています
スープは鴨の風味が強めにでており、脂身と鶏の濃厚な風味を感じます。
それに醤油が合わさっていて、味付けは柔らかいのですが、鴨の風味が出ているのでパンチ力はないもののちょうど良いバランスとなっています。
なお、飲食店で一般的に「鴨」といえば「合鴨(あいがも)」という鴨と鶏をかけ合わせた鶏のことです。

チャーシューを食べると風味がよくわかります
スープはかなりアッサリなので分かりづらいかもしれませんが、チャーシューを食べれば鴨の味わいがよくわかります。
このチャーシュー、とても柔らかいし、鴨の風味もよく感じられる美味しいものです。

麺はやや個性を出した全粒粉
アッサリ味なので、麺は個性を出した全粒粉のものを使っていました。
このチョイスは良いと思います。
ただ、棣鄂(ていがく)なので、そんなに強い個性というか麺が主張するものではなく、スープを活かす感じで麺の風味が出ているものになっていました。
全体的なバランスとして、美味しいラーメンだと思います。少し気になるのは工場地区で働く方にはやや味気なく感じる可能性はありそうです。特に、これから暑くなってくると淡麗な味わいは感じづらくなってくるので、いろいろとメニューについては今後考察されていく必要性は感じました。
鴨LABO(鴨ラボ)メニューと値段

メニューと値段(鴨LABO)
では「鴨LABO」さんのメニューと値段についてです。
メニューはオープン3日間のものなので値段表記は5月18日以降で変わります。
通常価格は900円、この工場地帯という立地ではやや高めの設定ですが、その分食材にこだわっているということだと思います。
鴨醤油ラーメン 700円
ライス 150円
鴨LABO (鴨ラボ)営業時間とアクセス方法

鴨LABO (カモラボ)、上鳥羽の工場地帯にあります
最後に「鴨LABO(カモラボ)」さんの営業時間とアクセス方法についても紹介しておきます。
近鉄京都線「上鳥羽口駅」から徒歩8分くらいで、伏見力の湯さんとかからも近い所です。
自家用車で行く場合は大宮通を行くとわかりやすく、久世橋通大宮を南へ、セブンイレブンの手前を東へ入ったところにお店があります。

セブンイレブンの手前を東へ入ったところ
駐車場は広くはありませんでしたが数台あり、バイクも停めさせてもらえました。
接客も丁寧ですし、ここらあたりはラーメン店が少ないので重宝するお店かもしれません。
営業時間:11時30分~14時、17時30分~20時(土曜日のみ11時~15時30分)
定休日:月曜日、日曜日、祝日
※地図に登録申請しておきました。
今回は、これまで数多く紹介してきたラーメンの中から「至極の一杯」を選びました。珍しくランキング形式を採用、本当にウマい京都のラーメン店を10店舗厳選してあります。2018年の「実食評価」で候補店を選び、その中から「リピートしたい&記憶に残った」店のみという選りすぐりの店ばかりです。
京都はラーメン店が多いと言われ、おいしいお店も多くあります。一乗寺のようなラーメンストリートもメディアで紹介されて有名なのですが、地元民であればネットやメディアで話題のラーメン店よりも「600円以下で食べられるラーメン」のような地元密着型のラーメン店をよく利用していることでしょう。
関西・京都の知られざるラーメン店を毎日探してどこよりも速く実食レビューを掲載しています。
主に関西の新店・リニューアルオープンをご紹介します。店舗などをまとめ、それを参考に商品開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。