「京都・嵯峨野 とりそば ささ」さんというラーメン店が京都に新店オープンしました。場所は嵯峨野・太秦に近いエリアで、ここら辺の新店オープンはひさしぶりです。鶏そばがメインのお店で、元々は鎌倉(大船)にあった「とりそば ささ」というラーメン店です。この記事は実食レビューです。
オープンは2016年8月10日ですが、京都の地元民でもなかなか見つけられない場所にあります。
とりそば ささ「和風ラーメン専門店」2016年8月10日新店オープン
今回紹介する京都ラーメンは、2016年8月10日にオープンしたばかりの「京都・嵯峨野 とりそば ささ」さんです。
京都は嵯峨野・太秦に店を構えており、地元の方でもちょいとそこらじゃ見つけられないような立地にあります。
こちらは元々は鎌倉にあったラーメン店。
東京で3年、鎌倉で8年(2008年6月21日~)、ラーメンを作ってきた店主が京都という新天地で新たな挑戦をしているラーメン店です。
お店は京都・嵯峨野らしい和風の小料理屋さんのようになっており、テーブルがひとつ大きいのがあり、カウンターは6席ありました。
場所もそうですが、落ち着いた雰囲気があるので地元のご年配の方々が夜とかにフラッとよれる感じが良いですね。
純和風スープ!丸地鶏と魚介の塩ラーメン
今回は「丸地鶏と魚介の塩ラーメン 750円」をいただきました。
こちらは「塩ラーメン」になります。(醤油も入っています)
12年前に東京の下北沢にあるマーケットから始まった純和風の鶏そばは上品な味わいの中に、ほんのりとした甘みが漂ってくる無化調スープです。
最初はサッパリ、後から旨味が濃くなってくる何とも不思議なスープで、お話を聞いたところでは店主さんが目指してきたスープとのことです。
麺は「塩・かんすい・水」だけというこだわりの麺で、小麦粉は北海道の地粉(ぢごな)という産地で粉にしたものを特注して使っています。
関西でいうところの中太麺ですが、お店的には細麺ということで量は多めに入っています。
北海道小麦ですが香りは穏やかで麺が前面に出ていないところが好感触です。
トッピングは「鶏・白髪ネギ」です。
鶏のチャーシューが入っており、最近流行の組み合わせですが、サッパリなレアという感じよりも鶏の脂身のコクが出ており、鶏肉好きには嬉しい味付けとなっていました。
醤油とりそば 甘みのある芳醇な香りのするスープ
さきほどの塩ラーメンにも醤油は入っていますが、醤油ラーメンとして「醤油とりそば」もメニューにあります。
こちらは独特な甘い香りが最初にする鶏スープとなっており、こちらも後からコクが出てくるスープになっていました。
醤油とりそばに入っている鶏肉はやや甘く味付けされた鶏肉になっています。
肉厚があってネギとゴマにからめて食べるお肉は食べやすくホロホロしたものになっていました。
新感覚!親子丼茶漬け?!
お昼のセットメニューには「とりめし」や「親子丼」のセットがあるのですが、この親子丼が珍しいものになっています。
一見、おいしそうな親子丼に見え、中には「ネギ・ゴマ・海苔・白菜・卵・鶏肉」が入っているのが分かります。
しかし、この親子丼なのですが「お茶漬け」のようにツユダクなのです!
食べてみると、親子丼というよりもお茶漬けで、甘みのきいたスープで玄米をサラサラとかきこんで食べるようになっています。
白米ではなく玄米を使っているため、普通の親子丼よりも汁が多いという親子丼なのです。
これが意外にもなかなか食べやすい感じになっていたので、ぜひ一度食べてみていただきたいです。
味付けは関東風です。関西だと出汁の味がメインなので甘く感じる方もいらっしゃるかもしれません。
メニュー
メニューは基本3種類で、他に限定で白湯なども出すことがあるようです。
とりそば 750円(丸地鶏と魚介の和風らあめん)
醤油とりそば 780円(濃口醤油味の和風らあめん)
つけそば 850円(甘辛しょうゆ味のつけ麺)
とり餃子 430円(鶏たたきの特製餃子)
お昼(11時~15時)にはサービスセットというメニューもあります。
お米もこだわりの玄米を使っているということで、玄米大好きな自分にとっては嬉しいメニューとなっています。
とりそば茶漬け 850円(とりそば・ごはん小)
とりそば膳 880円(とりそば・ごはん小・小鉢)
とりそばランチ 920円(とりそば・とりめし小・小鉢)
トッピングも各種あります。
海苔
とろみ白菜
半熟玉子
旬菜
とりチャーシュー
味付け玉子
葱にんにく
お店は鶏出汁のラーメンが基本なので「卵かけご飯」や「親子丼」もありました。
おむすびと甘味のついた「ひる御膳」というのもあり、色々とメニューがあるようです。
京都・嵯峨野 とりそば ささ 基本情報
8/10に新店オープンとなった「京都・嵯峨野 とりそば ささ」さんの場所は、太秦乾町(うずまさいぬいちょう)の細い路地のさらに細い路地にあるという、なかなか見つけられない場所にあります。
最初はあっさり味で、後から旨味が出てくるスープになっています。おもわず全て飲んでしまいました。
純和風の「鶏そば」は塩メインで、醤油味のものもあります。味はだいぶ違いますので、両方食べてみるのもよいでしょう。
ラーメン以外にも鶏をメインにしているので、鶏の餃子や玉子かけご飯もありました。
餃子は関西では難しいメニューで王将が200円ちょっとなので400円台だと躊躇するお客さんは多いと思います。ただ、鶏のタタキを使ったものなのでここらあたりでは珍しいと思います。
関西のラーメン店には普通にある「唐揚げ」はないようです。鶏専門であれば唐揚げをメニューにするのが良いかなと思いました。
定休日は水曜日で、10時からオープンしています。
詳細な行き方は後述しますので参考にしてください。
営業時間:11時~14時30分(L.O.30分前)、17時~21時30分(L.O.60分前)
定休日:月曜
Twitter:https://twitter.com/torisobasasa
URL:http://torisobasasa.web.fc2.com/
とりそば ささ 行き方(太秦駅から)
さて、肝心の行き方です。ここでは電車(JR太秦駅)での行き方になります。
オープンは8月なのに、現時点でほぼ知られていないのは立地がものすごいからです。
JR太秦駅の北側の改札を出ると、目の前がロータリーになっています。
その左手の線路脇のマンションの道を行くと最短ですが、細い住宅街の道なので地図は必須です。
少々遠回りですが、改札出て右手のファミリーマート前を通って、踏切のある道を左折する行き方がわかりやすいです。
踏切の手前で左折すると、畑がある道になりますが、そのまま進むと三叉路っぽい道があります。それの手前左側の道に左折します。
少し歩きますが、青い松下電工の看板がある路地です。看板は2つあって、2つ目の看板の道を左折してください。
するとすぐ右側にお店があります。
とりそば ささ 行き方(丸太町通から)
駅方面からではなく、北側の丸太町通からだと京都市バスも走っています。
そちらからはさらに難しいのですが、バイクや自転車であれば丸太町通から「メガネの愛眼」の脇道(細いです)を通るか、徒歩なら京都中央信用金庫の先にある信号のところで路地(細いです)に入るのがわかりやすいです。
とにかく、ここらあたりは細い道で一方通行が多いのでご注意ください。
あと「デイリーヤマザキ」の裏から南下する道は私道なので通行しないでください。