天下一品 五条桂店は元はフランチャイズ店として京都府亀岡市のオーナーが経営していた店舗です。京都市内では「一番美味しい」や「一番スープの濃度がある店」と京都市民には言われていたお店です。しかし、理由は不明ですが2019年9月20日で閉店することになり閉店まで連日のように京都市民が訪れて閉店を惜しみました。その一連の顛末は本ブログ記事(以下参照)でご覧ください。
そんな地元で愛された「天下一品 五条桂店」でしたが、京都市民が閉店まで押しかけてきたことを受けて本部が動きます。そして、木村社長の判断もあり「天下一品 五条桂店」は「天下一品 五条桂店 Reboot(リブート)」という直営店として営業再開(リニューアル)することになったのです。
2020年6月8日に新体制になった「天下一品 五条桂店 Reboot」には旧店舗でも人気だった五条桂店でしか食べられなかった「赤ラーメン」も提供されています。スープの上にかかった真っ赤な甘唐辛子入りのラーメンです。辛味は強くありませんので誰でも食べられてクセになる味わいです。似たようなメニューは他でも北白川の総本店などで「赤ん粉(あかんこ)」という山椒と唐辛子入りのラーメンがありますが赤ん粉は辛いので物として別物です。
その赤ラーメンに大きな角煮をトッピングしたメニューが「赤角煮ラーメン」で、こちらも旧店舗で人気があったメニューです。再開直後には未提供でしたが、2020年12月から「赤角煮ラーメン Reboot」として販売されています。このメニューも「天下一品 五条桂店 Reboot」でしか食べることができない限定メニューです。
また、2024年11月10日から全国販売が開始される天下一品初のメニュー「塩ラーメン」の先行販売も10月10日より一部店舗で行われています。全国で14店舗のみの先行販売で京都では「総本店・西院店屋台・五条桂店・1号線下鳥羽店・久御山店」の5店舗で先に食べることができます。今回紹介する「天下一品 五条桂店 Reboot」も塩ラーメンの先行販売店舗です。
【東京都】高円寺店・中野店
【埼玉県】三郷店
【滋賀県】御殿浜店・唐崎店・膳所店・堅田店・豊郷店・近江今津店セルフ
【京都府】総本店・西院店屋台・五条桂店・1号線下鳥羽店・久御山店
【参考情報】天下一品 五条桂店 Reboot はどんなお店?
外観の雰囲気
場所 は京都市西京区で国道9号沿いのロードサイド店です。千代原口の交差点を洛西方面へ、西友を越えてすぐくらいのところにお店があります。
桂駅や上桂駅から歩けない距離ではありませんが時間がかかります。駐車場完備の店舗なので自家用車で行くのがおすすめです。
店内の雰囲気
店内の雰囲気は旧店舗から大きくは変わっていませんがリニューアルでキレイになっています。テーブル配置も完全に変わっていて新しいものが設置されていました。建物は元のまま使用されています。
壁の一部には旧店舗の思い出の品が飾られるなど旧店舗ファンには嬉しい配慮も見られました。
注文方法もタブレットになり、決済もセルフ形式になるなど最新の天下一品と同じシステムになっています。
支払い方法はセルフレジで「現金・クレジットカード」が利用できます。
何が食べられる?おすすめメニューは?
※メニュー写真は2024年10月16日時点のものです。
メニューを見てみると「ラーメン・餃子・唐揚げ・ご飯もの」などがありました。それらを組み合わせた定食もありますが、直営店なのでフランチャイズ店と比較して独自の定食メニューは少なめです。
値段はラーメンが920円からなので、予算は1000円~2000円ほど考えておいてください。
定番メニューは「こってりラーメン」で野菜(たぶんジャガイモ)でドロっとした食感です。スープは各メニューで「こってり・あっさり・屋台の味」の3種類から選べますのでお好みで選ぶと良いでしょう(味噌・塩・こってりMAXはスープが選べません)。私のおすすめは「あっさり・屋台の味」です。
赤角煮ラーメン Reboot(1240円)
赤ラーメン(970円)
味噌ラーメン(970円)
塩ラーメン(970円)
こってりMAX(1190円)
ニラにんにくラーメン(1120円)
納豆ラーメン(1040円)
チャーシューメン(1090円)
こってり唐揚げラーメン
ラーメン(920円)
タルタル南蛮定食(1350円)
チャーハンこってり唐揚げ定食(1480円)
チャーハン羽根つき餃子定食(1480円)
豚キムチ定食(1200円)
ホルモン野菜炒め定食(1450円)
こってり唐揚げ定食(1200円)
羽根つき餃子定食(1200円)
チャーハン定食(1260円)
噂のコロッケ定食(1150円)
こってり天津飯定食(1200円)
※値段は税込み価格です。
※メニューと値段は2024年10月16日時点のものです。最新の情報は公式でご確認お願いします。
【評価】塩ラーメン 実食レビュー
塩ラーメン
私が塩ラーメンを食べに訪問(取材)した日は2024年10月16日。
2024年11月10日から全国販売が開始される天下一品初のメニューであっさりラーメンよりもあっさりと言われている「塩ラーメン」を先行販売期間に「天下一品 五条桂店 Reboot」にて食べてきました。
スープは天下一品では創業から50年ほど鶏ガラと10種類の野菜で作られたスープベース(出汁)を使用してきましたが、塩ラーメンは出汁に愛媛県宇和海産「真鯛(まだい)」を使用しています。魚介ベースですが磯の香りなどはなく、魚介の旨味が感じられるアッサリ味ですがコクを感じる美味しいスープです。浮かんでいる脂は鯛のものでしょう。
味付けはアッサリと塩で、魚介スープですが和に寄りすぎておらずラーメンらしさも残しつつで、良い意味でのシンプルイズベストな一杯に思えました。私のようにコッテリは胃に負担が大きい方におすすめです。
麺は塩ラーメン専用のものだそうです。
天下一品の通常麺は「太さは中太の角ストレート麺(自家製麺)」で麺量は非公開。塩ラーメンも食べた感じではほぼ同じですが、ややチュルっとした食感を感じました。
トッピングは塩ラーメンらしくワンタンがトッピングされています。他は「チャーシュー・ねぎ」というシンプルな構成です。
スープがあっさりなのでワンタンは肉入りで生姜感強めの味付けがされていました。そのおかげで良いアクセントになっているように思えます。
ワンタンは好みの味付けで、ワンタン増しとかあればライスも注文して一緒に食べたいなと思いました。
チャーシューの部位は食べてみると豚モモ肉で赤身の脂身が少ない部分です。キメ細かい肉質で弾力と柔らかさのバランスがちょうど良いチャーシューです。
いつもの天一のチャーシューですが枚数が1枚です。前はこってりラーメンで2枚入っていたのですが今は通常のラーメンもチャーシュー1枚みたいです。
天下一品ではこれまでアッサリ系は1種類でしたが塩ラーメンが加わったことで「あっさり・塩ラーメン」の2種類になりました。
コッテリ系は「こってり・屋台の味・こってりMAX・味噌」なので、年齢的に濃いものが苦手という方に選択肢が増えたのは良いことだと思いました。
【評価】赤ラーメン 実食レビュー
赤ラーメン
私が赤ラーメンを食べに訪問(取材)した日は2020年6月8日。
赤ラーメンは真っ赤な甘唐辛子がたっぷりとかかったラーメンでスープは「こってり・あっさり・屋台の味」から選ぶことができます。
見た目と違い辛くありませんので辛いのが苦手な方でも食べられるはずです。
京都では一味たっぷりの赤いラーメンを提供するお店が昔からありますが、いずれのお店も辛くないのが特徴的です。
これは京都の人が辛いものが得意ではないからだと思われます。
トッピングは「チャーシュー・ねぎ・メンマ」と通常のラーメンと同じです。
麺は「太さは中太の角ストレート麺(自家製麺)」で麺量は非公開。麺固めで注文する人が京都では多いですね。
赤ラーメンと赤角煮ラーメンは「天下一品 五条桂店 Reboot」限定メニューなので、往年のファンには嬉しい一杯と言えます。
【基本情報】天下一品 五条桂店 Reboot の営業時間 / 定休日 / 行き方
京都のラーメン「天下一品 五条桂店 Reboot」の場所は京都府京都市西京区(千代原口)です。
最寄りの駅は桂駅で、最寄りのバス停は御陵町バス停(バス停情報)です。
記事掲載時に確認した京都「天下一品 五条桂店 Reboot」の営業時間は「10時~24時」で、定休日は「なし」ですが2024年10月16日時点のものです。変更されている場合がありますので公式情報でご確認をお願いします。
天下一品 五条桂店 Reboot に駐車場・駐輪場は完備されています。
駐輪は店頭に停められるスペースがありました。
天下一品 五条桂店 Reboot 基本情報(クリックでオープン)
店舗名 | 天下一品 五条桂店 Reboot |
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オープン日 | 2020年6月8日オープン |
ジャンル | ラーメン |
営業時間 | 10時~24時 ※公式で要確認 |
定休日 | なし ※公式で要確認 |
駐車場・駐輪場 | あり |
住所 | 〒615-8231 京都府京都市西京区御陵溝浦町3 |
地図 | こちらをクリック(地図) |
最寄り駅 | 桂駅 |
最寄りバス停 | 御陵町バス停(バス停情報) |
公式サイト | こちらをクリック |
出前(デリバリー) | ✅ Uber Eats |
※この記事は2020年6月8日に投稿されたものですが、2024年10月16日に再取材して最新情報を2024年10月20日に情報更新しました。掲載している「メニュー・値段・営業時間・定休日」は2024年10月16日時点のものです。
※お店の方にブログ・SNSでの掲載許可をいただいて記事を書いています。
#天下一品 #ラーメン