京都ラーメン速報、2019年最初の一杯は京都・松ヶ崎で40年ほど続く老舗のラーメン店「美乃ぶ」で食べた渾身の一杯を紹介します。一乗寺から徒歩5分なのに、京都グルメとしてほぼ紹介されることがないラーメン店です。しかし、そこには美味しい魅惑のラーメンがあるのです。
最新情報:こちらの店舗は2021年10月26日にリニューアルして寿司居酒屋になっています。ラーメンはなくなっているそうです。
一乗寺から徒歩5分の場所にある「40年続く老舗」で2019年ラーメン食べ始め
今回の「京都ラーメン速報」は、一乗寺ラーメンストリートのすぐ近くにあるラーメン店へ行って来ました。
一乗寺から高野川を渡ってちょうど西側にあるお店で、この地で40年ほど営業されています。
営業時間は19時以降、夜だけお酒とラーメンを食べることができるお店です。
そのお店とはどこのことなのか?
お店の名前は・・・・
美乃ぶ
あまり知られていないかもしれませんが、『孤独のグルメ』で出てきそうなラーメン店が一乗寺から徒歩5分の場所にあるのです。
40年続く京都の老舗ラーメン「美乃ぶ」
お店は、昔ながらの飲み屋さんのような雰囲気でもありラーメン店のような雰囲気でもあります。
カウンターがひとつ、そこに5人ほど座れるだけのお店です。
ひとり静かに飲むのに良さそうな雰囲気で、ほんと『孤独のグルメ』の松重豊さんがいてもおかしくない感じがします。
店内に入ると、テレビで『ロード・オブ・ザ・リング』を見ていた還暦を迎えた大将(今井 正さん)が「いらっしゃい」と出迎えてくれました。
大将はここで生まれ育ち、東京で16年ほど料理人として修行して戻ってきて、実家であったこの店を継いで40年近く「美乃ぶ」をされているそうです。
寿司職人などをされてきたそうで、話してみるとすごく感じの良い方です。
美乃ぶ のラーメン
美乃ぶ のラーメンメニューは、とてもシンプルで「ラーメン、チャーシューメン」があるだけです。
ただ、サイズが「小、並、大、特大」とあり、味も変更することもできて「塩(+50円)、ダブル(+50円)、ブラック(+100円)、カレー(+100円)」というオプションメニューがあります。
今回は「ラーメン(並)700円」を食べてみることにしました。
ラーメン(並)700円
ラーメン(大)850円
ラーメン(特大)1100円
チャーシューメン(小)800円
チャーシューメン(並)950円
チャーシューメン(大)1200円
チャーシューメン(特大)1400円
餃子 400円
やきめし 600円
スープと麺について
美乃ぶ のラーメン、見た感じは「いかにも京都ラーメン」です。
麺は中細麺、京都のラーメン店なので少し柔めに茹でてあるけどちょうど良い感じでした。
スープは野菜の風味が感じられ、ニンニクも入っているのか、鳴滝の「桃花春」のような味わいも感じます。
飲んでみると、関西らしく出汁の風味で飲ませるものになっており、これがなかなか美味しい。
出汁がふんわりとやわらかく、口の中には含むと醤油ダレの奥に感じる甘さがスッと出てきてフワッと消えていく、そんな味わいのラーメンでした。
トッピングが特徴的な「美乃ぶ」のラーメン
トッピングも「九条ねぎ、ゆでたまご、チャーシュー」で、それぞれ個性があって良いと思いました。
ネギがきちんと薬味の役割と担っており、ほんのり甘い柔らかいスープにアクセントを加えています。
さらに、ゆで卵は半熟で、これも甘さをほんのりと感じます。
チャーシューは、この値段で4枚大きいものが入っており、見た目にもインパクトがありました。
昔懐かしいタイプのラーメンだけど、魅せる食べさせるラーメンが「美乃ぶ」のラーメンの特徴と言えそうです。
美乃ぶ 営業時間と定休日
さて、最初の写真は営業中の写真で見づらかったかもしれません。
一乗寺から歩いても近いのですが、住宅地の中に一軒だけあるお店なので、周辺への配慮かお店が暗めになっているからです。
ということで、明るい時の写真が上のものです。
月曜日以外は営業されていますが、営業時間は「19時頃~体力が続くまで」となっています。
2019年は元旦のみ休みで、1月2日から営業していました。
美乃ぶ へのアクセス方法
では、この「美乃ぶ」さんへ行くにはどうすれば良いのでしょうか。
行き方としては、叡電「一乗寺駅」から歩く、もしくは地下鉄「松ヶ崎駅」から歩くですが、どちらからも徒歩15分ほどかかるかと思います。
公共機関で行くなら地下鉄「松ヶ崎駅」から歩くのが一番行きやすいと思います。