天然とんこつラーメン店「一蘭」の新店舗が京都でオープン準備中です。場所は「洛西、沓掛(くつかけ)エリア」で、店舗名は「一蘭 京都洛西店」で確定しています。一蘭といえば、九州とんこつラーメンの二大巨頭(一風堂、一蘭)のひとつで、品質にこだわった豚骨スープが美味しいと評判のお店です。
この「一蘭 京都洛西店」で、京都出店は3店舗目となり、京都市北西部でも一蘭のラーメンを食べられるということになります。
最新情報:こちらの店舗は2020年3月31日で閉店となります。
天然とんこつラーメン「一蘭 京都洛西店」が京都市西京区で新店オープン
京都市西京区で、2018年1月8日現在で「一蘭 京都洛西店」が新店オープン準備中になっていました。
国道9号線「沓掛(くつかけ)インターチェンジ」のすぐ近くで、大きな街道沿いのロードサイト店になります。
オープン日は2018年4月12日です。
このテナントは、国道9号でも一番目立たないテナントで、頻繁に前を通っても気が付かないことが多いためか、この付近では入れ替わりの激しい立地にあります。
このテナントには、かつて「ラーメン来来亭 洛西店」がありましたが、2014年に閉店しています。その後、短期間「回転すし 魚げん」があり、2016年半ばに「らーめんトリトン 洛西口店」となりました。
「らーめんトリトン」は美味しくなかったので1年持たずに閉店となりましたが、その前の「ラーメン来来亭」は4年~5年営業していました。
九州とんこつでは美味しいと評判の「一蘭」さんであれば、この場所でも長く続きそうです。
現状、一蘭さんは観光客が多く集まるエリアでの出店が多く京都の地元の方が行くような店ではありませんが、この洛西店はベッドタウンへの進出となるため八幡店と同様に地元民密着型の店舗となるようです。
広い駐車場を完備
この「一蘭 京都洛西店」には、広い駐車場が完備されています。
店舗も広く、収容人数が多いので便利なラーメン店になりそうです。
パッと見た感じでは20台ほどの自動車を収容できる広い駐車場があり、出入口も広い駐車場です。
ロードサイド店では「出入りがしやすい」というのは重要なポイントになるのですが、この駐車場の西50メートルのところに「信号」があるので出入りがしやすい駐車場といえます。
スマートフォンアプリで幼児用の半ラーメンが無料
この「一蘭 京都洛西店」は、前述のようにベッドタウンでの出店となるため、近隣家族向けのサービスが展開されます。
洛西店で初の試みとなるスマートフォンアプリを使うと「幼児用の半ラーメンが無料」というサービスが取り入れられているのです。
このあたりは若い家族が多く、子供も京都の街なかより多いという立地であることから、このような独自サービスが行われるようです。
一蘭 京都洛西店の独自システム「言霊」
一蘭 京都洛西店では、独自システムとなるおもてなし方法が採用されています。
「言霊」によるおもてなしとなっていますが「いらっしゃいませ」の代わりに「幸せー!」と客を迎えるという内容です。
ただ、実際に聞くと極めて「いらっしゃいませ」に近い発音で「しあわせー」と言っているように思えました。
よくある「元気だけあるおもてなし」なんかは、かなりウザイのですが、こういうオモテナシは私は好きです。
お客様への気持ちを感じる接客方法だと思いました。
天然とんこつラーメン 一蘭 とは
九州とんこつラーメンのチェーン店といえば「一風堂」と「一蘭」ですが、京都ではまだまだ知名度が低いラーメン店です。
というのも、天然とんこつラーメン「一蘭」は、京都では河原町と南部の八幡市にしかないからです。
洛西口にオープンすれば「西の入口」にも「一蘭」が出来ることになりますので、京都の市街地に住んでいる人たちにとっては行きやすい「一蘭」がやっとできるというのが率直な感想でしょう。
一蘭 京都洛西店 新店オープンの様子と記念プレゼント(2018年4月12日)
ということで、2018年4月12日オープンの「一蘭 京都洛西店」へラーメンを食べに行って来ました。
当日は先着でプレゼントがあり、30名ほどの行列が出来ていましたが、待ち時間は少なく結構すぐに着席することができました。
プレゼントというのは、なんと!「一蘭ラーメン ちぢれ麺」と「一蘭ラーメン ちぢれ麺 福岡限定版」さらに「一蘭オリジナル手作りマグネット」の3点でした。
「一蘭ラーメン ちぢれ麺」というのは一蘭で販売しているインスタント麺のことですが、福岡版は味が濃いめのバージョンになっており、食べ比べができるように2食の配布となっています。
一蘭 京都洛西店 店内の様子
訪問したのは昼前なのですが、さほど待たずに入店することができました。
30名は並んでいましたが、待ち時間は14分程度だったので、ずいぶんと回転がよろしいようです。
というのも、この一蘭は独自のシステム「味集中カウンター」が30席もあるので、意外と待ち時間はないのです。
店内は細長い片側がカウンターになった廊下が2列だけで、4人席とかテーブルなどはありませんでした。
その分、30席の「味集中カウンター」が並んでおり、食べて出るだけなので回転率がかなり速いというわけです。
一蘭 京都洛西店 メニューと値段
一蘭 京都洛西店のメニューと値段ですが、基本的に「ラーメン」一品だけというのが一蘭というお店です。
それにトッピングを追加したり、替え玉を頼んだりするのですが、基本ラーメンだけなら790円で食べることができます。
一蘭では替え玉が基本みたいな感じもありますが、麺量は結構あるので今回は替え玉なしで「ラーメン 790円」を注文しました。
ラーメン 790円
半熟塩ゆでたまご 130円
煮こみ焼豚皿
替玉 190円
半替玉 130円
追加チャーシュー 250円
追加ねぎ 120円
ごはん 200円~250円
きくらげ 120円
のり 120円
抹茶杏仁豆腐 390円
オスカランの酸味 120円
一蘭 京都洛西店 注文の方法
着席前に「味注文シート」が配られるので、席で記入して注文となります。
「ラーメン」に簡単なカスタマイズを行うのです(無料)。
【こってり度】 なし あっさり 基本 こってり 超こってり
【にんにく】 なし 少々 基本(1/4) 1/2片分 1片分
【ねぎ】 なし 白ねぎ 青ねぎ
【チャーシュー】 なし あり
【秘伝のたて】 なし 1/2倍 基本 2倍 3~10倍
【麺の硬さ】 超かた かため 基本 やわめ 超やわ
味は濃い目で注文し、にんにく多めというカスタマイズです。
一蘭は濃厚スープで美味しいということもあり、濃い味を選ぶことにしました。
選択肢にある「秘伝のたれ」は辛いタレなので、これは好みなのですが、おすすめは「1/2倍」です。今回は「基本」にしていますが、それでもかなり辛いからです。
一蘭 京都洛西店 実食レビュー
こちらが「一蘭のラーメン」です。
初めて食べるわけではなく、実は「一蘭ラーメン」が元々大好きだったりします。
今回の「京都洛西店」は行きやすい場所にオープンしたので、これからは一蘭ラーメンを食べる機会がグッと増えそうです。
本場のスープより豚骨くささを抑えてあると思いますが、十分濃厚でクリーミーなスープが一蘭の特徴です。
のどごしに甘い味わいが広がるスープは、一度食べるとやみつきになるほどです。
赤いタレはかなり辛く刺激が強いので、基本で注文しても喉の奥がヒリヒリしてきます。でも、それがまたワンポイントになっており一蘭の虜になっていくのです。
一蘭特製麺は小麦の風味が絶妙で、ラーメン麺としてはかなり優秀な麺だと思います。
気温や湿度などを考慮して、機械化による製造品質の均一化を徹底しているので、どこで食べても・いつ食べても同じ味という優秀な麺です。
ラーメンは出来上がってから15秒以内で提供されるので、すぐに食べるのがオススメです。
ちなみに、麺は中細の熟成麺で京都でもよくあるタイプの太さです。
チャーシューは京都のものとはまったく違います。
京都のチャーシューは(スープもですが)、獣臭いものが多いのが特徴です。
しかし、一蘭のチャーシューもスープも肉の風味と共に良い脂の味わいが上手に引き出されているので、美味しいチャーシューだと思います。
一蘭のスープは全部飲まずにはいられないほど美味しいので、当然ですが完飲となりました。
器の下からは「この一滴が最高の喜びです」と書かれていますが、まさにそのとおりの美味しさです。
これまでは京都でも八幡市まで行くか、中心街の駐車場のない店舗に行くしかありませんでしたが、大型駐車場がある京都市の北部に店舗が出来たのは自分的には、かなりサプライズな出来事でした。
一蘭 京都洛西店 への行き方(アクセス方法)
一蘭 京都洛西店 への行き方(アクセス方法)ですが、国道9号を京都市内方面に向かう途中で「沓掛(くつかけ)インターチェンジ」を越えてすぐくらいの左側です。
わかりやすく言うと「洛西シミズ病院」のお向かいで、病院を目印にしないとわかりづらいかもしれません。
というのも、沓掛インターから走ってくると、ちょうど店が隠れるように大きな看板があって見えないからです。(現在は天下一品の看板になっています)
もし「一蘭 京都洛西店」へ行くなら、沓掛インターを越えてから「右側の病院を目印」にしてください。
一蘭 京都洛西店 が2020年3月31日で閉店
こちらの店舗は2020年3月31日で閉店となります。
閉店理由は「契約満了」となっていますが、契約更新をしないということと解釈しました。
九州から本土へ展開している飲食店は味にこだわりはあるけど「価格が高い」という印象です。
それが関西の風土にあまり合わなかったのではないでしょうか。