京都の和菓子店といえばたくさんありますが「虎屋」と「鶴屋吉信」が有名です。その2店舗が2018年1月9日放送『マツコの知らない世界』で紹介されることになっています。虎屋はバラエティ番組初登場ということで、きんとん製若菜餅・どら焼き・おはぎ・羊羹などが紹介されるとのことです。
きんとん製若菜餅は東京限定ですが、2018年1月10日~15日まで京都店でも購入できますよ。
和菓子御三家「鶴屋吉信・虎屋・両口屋是清」が『マツコの知らない世界』で紹介
京都の和菓子店「鶴屋吉信(鶴屋𠮷信)」と「虎屋」が、2018年1月9日放送『マツコの知らない世界』で紹介されることになっています。
紹介される和菓子店は、コーディネーターである「橋本麻里さん」が選んだ3店で、そのうち2店が京都発祥の和菓子店になっていました。
そこで、今回は京都の和菓子店「鶴屋吉信・虎屋」さんの和菓子を紹介します。
・虎屋 【奈良時代(1586年頃)京都で創業、明治の遷都で東京へ】
・両口屋是清 【寛永11年(1634年)名古屋で創業】
鶴屋吉信(今出川通堀川西入)
今出川通を堀川通へ向かうとあるのが「鶴屋吉信(つるやよしのぶ)」です。
享和三年(1803年)京都で創業した和菓子店で、今でも堀川のほとりで営業されています。
京都は寺社仏閣が多いため「神餞菓子、供餞菓子」や「茶菓子」が古くから作られて洗練されてきた都市です。他にも平安時代の宮廷菓子「有職菓子」として和菓子は作られてきました。
この「鶴屋吉信」さんも江戸時代から、公家・茶の湯といった文化の中で育ってきた和菓子です。
鶴屋吉信の羊羹
和菓子の代表といえば「羊羹(ようかん)」です。
鶴屋吉信でも羊羹はメイン商品で、ひとくちサイズのものが1本249円という値段から売られています。
大きいサイズだと食べきれないということで、最近では気軽に購入できる羊羹はどこでも販売されています。
甘味の強い羊羹で、食べた瞬間から口の全体に甘さが広がる特徴的な味です。
・食べた瞬間、口の中全体に甘さを感じる
・少し半透明の色合い
・甘味が強い
鶴屋吉信「京観世(きょうかんぜ)」
鶴屋吉信の代表的な和菓子が「京観世(きょうかんぜ)」です。
こちらもひとくちサイズで、値段は1個260円からとなっています。
水の波紋をイメージした形になっているもので、黒いのが「小倉羹」、茶色っぽいのが「村雨」という餡の一種です。村雨は餡を「そぼろ状」にしたもので食感を楽しむ和菓子と言えます。
・そぼろ状の「村雨」と小倉羹を水の波紋に見立てた和菓子
・ホロホロとした食感を楽しむ
・甘味もあるが餡のコクが楽しめる
鶴屋吉信 駐車場
鶴屋吉信は駐車場が完備されているので自家用車でも行くことができます。
店舗の南と北に2か所あり、京都駅方面からだと堀川通を北に上って、今出川通を左折してすぐにあります。今出川通を通りすぎてもスグのところ左側にも駐車場がありますので、どちらに駐車しても良いでしょう。
鶴屋吉信 アクセス方法
鶴屋吉信への行き方(アクセス方法)は、車で行くのが一番楽な方法です。
京都市バスだと、JR京都駅から「9系統」がバス停「堀川今出川」まで行くバスです。下車してすぐにお店があるので便利です。
電車だと地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩10分ほどかかります。時間がなければタクシーを使うのもオススメです。
とらや 京都一条店(京都御所 西側)
羊羹といえば「虎屋(とらや)」と言われるほどの老舗です。
餡は「虎屋が一番おいしい」とも言われるほどです。
奈良時代(1586年頃)京都で創業した和菓子店で、今の「虎屋菓寮 京都一条店」の場所に店舗があったとされています。その前には山科に店舗があったそうです。
明治の遷都で、本社は東京になりましたが、虎屋といえば京都のお店というイメージが京都人にはあります。
虎屋の羊羹
虎屋といえば羊羹です。
色は濃いめでツヤツヤとしたキレイな羊羹なのが特徴的で、こちらもひとくちサイズのものが1本260円という値段で販売されています。
味は最初に羊羹の香りを感じ、すぐに舌の横から濃厚な甘さが伝わってくるようになっています。
口全体に甘みを感じるのではなく、舌の横に甘味が直撃するのが特徴で、かなり強い甘味が感じられました。
また、食感も滑らかで、やはり「とらやのようかん」と言われるだけはある羊羹だと思いました。
虎屋「きんとん製若菜餅」京都でも1月10日から発売開始
2018年1月9日放送の『マツコの知らない世界』では、東京本店限定の「きんとん製若菜餅(454円)」が紹介されることになっています。
・きんとん製若菜餅(東京限定)
・どら焼き(とらや工房限定)
実は、この「きんとん製若菜餅」は京都でも2018年1月10日~15日までテレビ放送を記念して販売されるので、京都店でも購入することができるのです。
上の写真は近畿限定「きんとん製 御好春気色」で価格は486円です。近畿といっても京都限定で、販売期間は「2017年12月29日~2018年1月15日」となっています。
きんとん製 御好春気色 486円(京都限定、2017年12月29日~1月15日で販売)
虎屋饅頭
今の寒い時期にだけ食べられるのが「虎屋饅頭」です。
値段は1個400円で、11月1日~3月中旬までの限定販売です。
もち米と麹でつくられた饅頭で、虎屋の餡を存分に楽しむことができるようになっています。
虎屋饅頭は家で蒸しなおして食べると美味しくいただけるのでオススメです。
ダイソーの「電子レンジ温野菜調理器」に水だけを少量入れて2分加熱した後に、虎屋饅頭を入れて20秒加熱すると良いでしょう。
あまり加熱すると萎むので20秒以上(1個)蒸さないようにしてください。
虎屋・鶴屋吉信 羊羹の違い
虎屋と鶴屋吉信の羊羹を食べ比べてみると、その違いが大きいのに驚くことでしょう。
和菓子はお店によって味がまったく異なるもので、虎屋の羊羹は口の一部に強烈な甘さを感じさせ、鶴屋吉信の羊羹は口全体に甘さを感じる羊羹になっていました。
・鶴屋吉信の羊羹は口全体に甘さを感じる
・虎屋も鶴屋吉信も同じ値段で1本260円~(ひとくちサイズ)
・サイズは鶴屋吉信が若干大きい
・虎屋は色が濃い
・鶴屋吉信は少し半透明
虎屋 駐車場
虎屋の駐車場は「虎屋菓寮 京都一条店」という茶室の西隣りにあるのですが、一方通行にあるので北から入るようになっています。
烏丸通で「とらや」を通り過ぎて2本目を左折、さらに2本目を左折して戻ってくる途中の左側に駐車場があります。
普段はさほど混んでいませんが、駐車台数はさほどないので、テレビで紹介されると混雑するかもしれません。
虎屋 アクセス方法
虎屋への行き方(アクセス方法)ですが、地下鉄烏丸線「今出川駅」から近いので電車で行くのがオススメです。
京都御所のすぐ近くですが、これは昔から皇室の御用達であったからです。
そのため、明治の遷都で東京に移っていますが、今でも昔からの場所に「とらや 京都一条店」があります。
お店のすぐ近くに「虎屋菓寮 京都一条店」という和菓子のカフェもあります。元は「虎屋京都ギャラリー」だったのですが、今はお庭を見ながら和菓子をいただける近代的なお店になっています。
飲み物付きの季節の和菓子を食べることができるようになっており、値段は1200円ちょっとくらいの価格になっています。