大阪「ふくちぁんラーメン」と京都「ラーメンふくちあん」の違い
ブログのネタ探しで京都や大阪を移動していると、大阪と京都によく似た店名のラーメン店があることに気が付きます。
ひとつは大阪の国道・県道沿い(ロードサイド)に16店舗展開しているラーメンチェーン「大阪ふくちぁん(1976年創業)」で、ラーメン以外にもご飯ものや唐揚げ・餃子などがあるファミリーで楽しめるお店です。
もうひとつは京都府福知山市発祥のラーメン店「ふくちあん(1965年創業)」で、こちらもラーメン以外にもご飯ものや唐揚げ・餃子などがあるファミリーで楽しめるお店です。
初めて見た時は同じ系列かなと思ったのですが、調べてみると全く別のラーメン店なのです。
屋号が違う
まず大阪の「大阪ふくちぁん」ですが、看板だけ見ると中国娘がラーメンを食べるイラストの横に「大阪ふくちあん」と赤文字で書かれています。
ロゴデザインの関係でしょうか「ちあん」が小さい文字になっているので混乱してしまうのですが、公式ホームページなどで確認すると屋号は「ぁ」が小さい「大阪ふくちぁん」となっていました。
対して京都の「ふくちあん」ですが、看板には「本家ふくちあん らーめん」とか「京都ふくちあん らーめん」などと書かれていますが、公式ホームページを見ると屋号は「ふくちあん」となっていました。
これは漢字だと「福知庵」と表記するようで、運営会社名は「株式会社新福知庵」となっていることからもそれが分かります。ちなみに「大阪ふくちぁん」の運営会社は「株式会社アストジャパン」です。
ラーメンの味が違う
両者はラーメンの味も違います。
大阪ふくちぁんは豚骨ベースで鶏ガラを煮込んだコクがあるスープ。サラッとしたスープで九州とんこつに味わいが似たスープです。
ふくちあんは豚骨・鶏ガラ・野菜を煮込んだ濃厚な旨味が感じられるコクがあるスープです。こちらもサラッとしたスープですが味わいに深みがあります。
個人的な好みを言えば「大阪ふくちぁん」のほうがスープと麺のバランスが良くて好きな味わいです。
無料で食べ放題キムチバーがうれしい「大阪ふくちぁん」
メニュー構成などは大きく違いはないのですが「大阪ふくちぁん」のほうがラーメンのレパートリーは多く、限定メニューやキャンペーン割引などを積極的に行っています。
そういったサービスの中で大きな違いは「大阪ふくちぁん」では無料で食べ放題キムチバーがついてくることです。
キムチ以外にも「もやしナムル・たかな・千枚漬け(?)」など「おろしニンニク」もキムチバーに置いてありました。
とんこつスープにニンニクがよく合いますので小皿に取っておくと良いでしょう。
まとめ
屋号は似ていますが「大阪ふくちぁん」と京都の「ふくちあん」は全く別のラーメン店です。
ラーメンはどちらも豚骨ベースですが「大阪ふくちぁん」のほうがアッサリして、いつでも食べられそうな親しみのある味わいだなと思います。
京都の「ふくちあん」はラーメンに特濃があったり、チャーシューも味付けが濃いめで若者向けの印象があるラーメンです。
「大阪ふくちぁん」は大阪などに16店舗ほど展開していてロードサイドでよく見かけ、京都の「ふくちあん」は福知山ではロードサイドですが京都市内ではターミナル駅でもありベッドタウン的な北大路に出店したり、観光地「二条城」の近くに出店するなど人が集まる場所に出店しているのも両者の違いと言えるでしょう。