今回の「京都ラーメンブログ」は京都ラーメンの老舗、京都市北区にあるラーメン店「天龍」さんのラーメンです。こちらは、たぶんこれまで京都で一番通ったラーメン店で深夜3時まで営業していたので重宝しました。スープは豚骨ベースで、醤油ダレは京都ラーメンにしては辛めの味付けなので、京都観光に来られた方でも比較的食べやすいかと思います。
では、堀川北大路にあるラーメン店「天龍」さん、いったいどんなラーメン店なのでしょうか。
京都市北区 濃厚醤油の京都ラーメンの店「天龍」
今回の「京都ラーメンブログ」は、京都市北区紫竹にある老舗のラーメン店「天龍」さんの実食レビューです。
同名店舗が「西大路駅」近くにもあり、検索で「ラーメン天龍」と検索すると別の店がヒットしてしまいますが、そちらではなく堀川北大路のラーメン店「天龍」さんです。
京都ラーメンといえば、出汁の味を楽しむラーメンで、醤油ダレは薄口醤油で辛さ控えめなラーメンという印象ですが、こちらの「天龍」さんのラーメンは醤油の味付けがシッカリとしているラーメンが基本です。
京都人にはちょっと辛い系のラーメンですが、私のような東京出身者にはちょうど良い(それでもちょっと薄い)味付けだったので、京都に来たばかりの頃は週に1回~2回、3年ほど通ったお店でもあります。
店内はちょっと薄暗いというか、かなり薄暗いお店です。
ここで深夜(丑三つ時)になると「ノーディレイ」という妖怪がラーメンを啜っていたという怪綺談がしこたま語られてはいなかったのですが、まぁ相当通いました。
では、この「天龍」のラーメンとは、いったいどんなラーメンなのでしょうか。
天龍ラーメン メニューと値段
天龍さんのラーメンは基本4種類です。
・中国ラーメン 700円
・博多ラーメン 700円
・塩とんこつラーメン 700円
・チャーシューメン 900円
これ、ラーメンの種類が異なれば、まったく味付けが違います。
基本は豚骨スープで、濃いめの醤油を使ったのが「天龍ラーメン」です。
それを少しアッサリとさせたのが「中国ラーメン」で、醤油味ならこちらがオススメです。
というのも、京都の方はあまり醤油辛いラーメンは食べないのですが、「天龍ラーメン」はかなり醤油辛いラーメンだからです。
もうひとつ「博多ラーメン」は、豚骨臭漂うクリーミーな濃厚スープですが、味付けはアッサリなので「塩とんこつラーメン」の方が個人的にオススメかなと思います。
今回はオススメのひとつ「中国ラーメン」を「ラーメン焼飯セット 950円」で食べてみましょう。
ラーメン焼飯セット 実食レビュー
この「天龍」さんですが、セットメニューがあって「焼飯、コロッケ、唐揚げ2種、スジ」のいずれかにライスとセットで注文することができます。
常連は「スジ」を頼む方を多く見ましたが、唐揚げも濃い味なのでオススメです。唐揚げの場合は「骨付き」がオススメですが、骨なしもよく注文されているのを見ました。
メニューには天龍ラーメンでセットにした場合の値段が記載されていますが、ラーメンの種類は選べるので中国ラーメン(セットに50円増し)で食べてみます。
中国ラーメンは、醤油辛くしてないラーメンなのですが、味付けは結構濃い目についており、京都ラーメンに慣れた方にはこれでも少し濃い目かもしれません。
味は豚骨の独特の臭みがあり、他の豚骨ラーメンとはまた違った独特な味付けで、他ではあまり味わえないラーメンです。
スープはキメの細かい食感で、少しトロッとしたスープになっています。
ベースはずいぶんと濃厚な出汁になっているのが見た目でも分かりますが、コクが結構あるので、出汁の味を楽しみたいので「中国ラーメン、塩とんこつラーメン」がオススメなわけです。
麺は細めのストレート麺で、細くもなく太くもなくですが、麺量は少し多めです。
スープをよく吸うので多く感じると思います。
トッピングは「チャーシュー、青ネギ、メンマ」とシンプルですが、この青ネギは「焼飯」に移動させるのがオススメです。
焼飯は、チャーハンではなく「やきめし」です。
京都ではこのスタイルが当たり前ですが、関東では存在しない食べ物です。
焼飯というのは中華鍋を使い飯を醤油味で焼いたもので、醤油の色と味が色濃く出ています。基本的には飯を焼いてから具材を入れて醤油で味付けをしたものが多いと言えます。
チャーハンのほうがよほど美味しいですが、最近は慣れてきて、これにラーメンの青ネギを載せてから酢をかけて食べると結構ハマります。
天龍(堀川北大路)への行き方
さて、天龍(堀川北大路)への行き方ですが、堀川通を北へ北大路通を越えて500mほどを左側にお店があります。
古いお店で、私がよく通っていた頃は先代だったのですが、7年ほど前でしょうか代替わりしています。
京都市バスだと「下鳥田町バス停」で下車すると近いです。
地下鉄烏丸線で「北大路駅」まで行って、京都市バス「37系統」に乗ると早いですが、JR京都駅から京都市バス「9系統」でも行くことができます。
駐車場などはなく、バイクや自転車も店頭にちょっと停められるくらいなので、基本的には近隣の方の利用ばかりです。
営業時間:11時30分~14時30分、18時~深夜3時15分
定休日:不定休
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