今回の「京都ラーメンブログ」は京大からも近い百万遍にあるラーメン店「新ます(樽八)」さんの紹介です。なんと、こちらでは「初代ますたに」と「初代珍遊」の味を再現したラーメンがあるのです。他にも牛テールを煮込んだスープのラーメンがあるなどなかなか面白いメニューです。
今回も、もちろん実際に行って実食してきましたので紹介します。
新ます(樽八)@京都ラーメン老舗の味を再現したラーメン店
今回の「京都ラーメンブログ」は、京都の百万遍にある裏路地のラーメン店「新ます(樽八)」さんを紹介します。
こちらのお店は昼はラーメン店「新ます」として営業し、夜は「樽八」という居酒屋さんになるお店です。
夜もラーメンはありますが、お昼の方が種類が多く、なかなか面白いレパートリーが並ぶお店です。
初代ますたに・初代珍遊の味を再現したメニューがあります
看板に「銀閣寺の味」と書かれています。
これを見てすぐに思い出すのが白川疎水のところにある「ますたに」さんです。
この「新ます」さんでは「初代ますたに」さらに「初代珍遊」という京都では老舗の有名店を再現したラーメンのメニューがあるのです。
ここで少し補足します。
まず「ますたに」さんは、ここからもさほど遠くない銀閣寺近くの白川疎水沿いにある老舗ラーメン店です(地図)が、「初代(息子)・二代目(父親)・三代目(別会社)」と長い歴史の中で経営が変わっています。現在の京都で、この初代の味が食べられるのは「岡本屋(地図・記事)」と「新ます」さんの2店舗だけです。
「初代珍遊」というのは1940年代に叡電の「一乗寺駅~修学院駅」の踏切そばにあったとされる夫婦が営むラーメン店のことです。
そのお店はすでに閉店して実在はしていません。同じ名前のお店が一乗寺ラーメンストリートにあり「創業半世紀」と書いてあります。
しかし、初代珍遊と今の珍遊は無関係のお店と、こちらで教えてもらいました。
初代「珍遊」の味をオーナーと常連客が再現したのが「新ます」さんの「踏切の中華そば」です。
新ます(樽八)@京都・百万遍にある京都ラーメン店は広かったです
お店は3階建てで奥行きがあるため、入るとかなり広い印象があります。
メニューも種類が多くあります。(夜は2種類だけになります)
中華そば 700円~(初代ますたにの再現)
幻の中華そば 1000円(和牛テールスープ)
踏切の中華そば 700円~(初代珍遊の再現)
みのりの中華そば 700円~(和風と鶏ガラ)
こってりにっこりの中華そば 700円~
中華冷麺 900円~
今回は和牛テールスープの「幻の中華そば」を食べてみました。
幻の中華そば 実食レビュー
今回は「幻の中華そば 1000円」を紹介します。
これは、和牛テールスープを使ったラーメンで「牛肉・チャーシュー・ネギ・メンマ・煮卵」がトッピングされたアッサリ味のラーメンです。
牛骨ラーメンなどの牛を使ったラーメンは最近お店が増えてきています。ややライトなラーメンになるのですが、こちらもアッサリした感じになっていました。
麺は京都ではよく使われている細めのストレート麺です。
たぶん、他のメニューも同じものだと思われます。
チャーシューは脂身のあるよく煮込んだもので、少し濃いめの味わいでチャーシューの主張が強めになっています。
スープがアッサリなので、これくらいがちょうど良いかもしれません。
食後にはセルフでコーヒーを飲めるお店です。
ラーメン食べるとコーヒーは必ず飲むタイプなので、こういうのは嬉しいです。
本来は居酒屋ですが、だからこそ広い厨房でキチンと調理されたラーメンが出てきました。次回は再現メニューにもチャレンジしてみたいです。
新ます(樽八)基本情報
「新ます」さんの場所ですが、百万遍(京大近く)の交差点から東大路通を北に上がってすぐ右手の路地にあります。
表通りからは「塗料・金物 藤井」さんという白いお店があるので、その脇道を入ったところです。
中華そば(初代ますたにの再現)、踏切の中華そば(初代珍遊の再現)などマニアなら食べてみたいラーメンがあります。
叡電「元田中駅」が最寄りのお店で、一乗寺からも2駅ですよ。
京都府京都市左京区田中門前町67
営業時間:11時~14:30
定休日:月曜
URL:http://www.taru8.com/