京都市上京区の出町にある餃子の王将(出町店)が2020年10月31日で閉店してしまうことが分かりました。閉店理由はなんと・・・・。店頭に「めし代のない人 お腹いっぱいただで食べさせてあげます。」と書かれた王将のレジェンド店のような存在の店舗が閉業する前にぜひ行ってみてください。
餃子の王将 出町店 @京都が2020年10月31日で閉店
「めし代のない人 お腹いっぱいただで食べさせてあげます。」と書かれた年季の入った貼紙。
これは京都の出町にある餃子の王将である出町店に貼られたポスターです。
条件は学生であることと、仕送りが遅れていたり、昨日からなにも食べてないという条件だが、人情を感じる京都の名店です。
その「餃子の王将 出町店」が2020年10月31日で閉店してしまうのです。
この「餃子の王将 出町店」は王将がまだ先代の社長の時代から営業しているお店で、古き良き王将時代の味が残っているお店でもあります。
店内はカウンターのみ、細長い店内にはオープンの11時から学生や近所の旦那衆で混むほどの人気店です。
そんな「餃子の王将 出町店」が2020年10月31日で閉店してしまう・・・・
なぜなのでしょうか?
餃子の王将 出町店 閉店の理由とは
上の写真は「餃子の王将 出町店」の焼きめしセット(税込700円)。
ミニチャーハン、唐揚げ2個、餃子3個、冷奴」のセットでボリュームがあります。
独自のセットメニューが多いのも昔からの餃子の王将の特徴で、こういったセットが京都の学生の胃袋を満たしてきたのは事実です。
11時オープン、オープンから客席の半分以上が埋まっているというお店です。
そんな人気店がなぜ閉店となるのか?
お店の方に確認すると意外な答えが返ってきました。
店の方 「定年なんですよ」
定年!?
まさかの返事に少し戸惑うが、店主高齢のため閉業するお店は京都にはたくさんあります。
理由はそれと似たものではありますが、今回の閉店理由は「定年」です。
これは店主にはまだやる気はあるものの仕方なく閉店するという意味がこもっている返事でした。
この定年で閉業というのは、自分の意志ではないという意味合いも含んでいるようでした。
これは直後に話してくれたことからも明白でした。
店の方 「先代の社長の時は動けなくなるまで王将でいられたんですが」
先代の王将社長の時代、まだゆるやかなチェーン展開をしていた王将の時代には定年という制度がなく、店主は自らが動けなくなるまで店を続けることができました。
しかし、今の社長の代では「定年」という制度があり、高齢の店主は店を辞めなければならないというのが理由なのです。
もちろん、王将の看板を下げて営業ということもできますが、この店舗の権利がどうなのかまでは分かりませんでした。
※その後報道された京都新聞の取材によれば、定年で後継者も見つからず、店主も高齢ということが閉店理由ということでした。餃子の王将本部は継続に尽力してくれたとのことですがお店を継ぐ人がいなかったので閉店という決断になったそうです。
餃子の王将 出町店 はどこにある?
2020年10月31日で閉店する「餃子の王将 出町店」前にぜひ食べておきたい方も多いことでしょう。
では、この店舗はどこにあるのでしょうか。
出町柳駅から河合橋で高野川と賀茂川を渡り西へ、すぐに見えてくる出町桝形商店街を入り、2筋目を南に下がったところです。
営業時間は「11時~22時30分」で、定休日は「月曜日」。
閉店まではまだ時間がありますが、直前になるほど混雑しそうです。
ぜひ、お早目の来店をお薦めします。
営業時間:11時~22時30分
定休日:月曜日
公式サイト:http://map.ohsho.co.jp/b/ohsho/info/4831/