盛京亭 閉店@京都・祇園四条「勝新太郎も食べた焼飯」実食レビュー

今回の「京都ランチブログ」は、祇園四条の「盛京亭(せいきんてい)」さんで、昭和を代表する映画スターも食べた焼飯(炒飯)を食べてきたので実食レビューします。祇園の舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ、げいぎ)さん、そして京都四條南座の歌舞伎役者さん、狂言役者などが食べに来る中華料理店で、俳優の辰巳柳太郎さんとか緒形拳さんに勝新太郎さんも食べに来たことがあるお店です。

小説家の池波正太郎さんも絶賛したという「焼飯(炒飯)」が有名です。

最新情報:こちらの店舗は2022年5月に閉店しました。

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京都の中華料理店「盛京亭」かに玉の甘酢とチャーハンを必ず頼んでいた昭和を代表する映画スターとは


京都・祇園四条の中華料理店「盛京亭(せいきんてい)」

京都・祇園四条の中華料理店「盛京亭(せいきんてい)」

昭和26年創業(1951年)、京都・祇園四条の中華料理店「盛京亭(せいきんてい)」さんは、四条通というメインストリートにあるにも関わらず、その存在が分からない路地にある京風中華の老舗です。

お客さんは、祇園の舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ、げいぎ)さん、そして京都四條南座の歌舞伎役者さん、狂言役者など。

テレビや映画などで見る芸能人や映画スターの俳優さんに小説家など多種多様な方が食べに来たことで知られる有名な京風中華のお店です。

池波正太郎さんや緒形拳さんも食べた盛京亭の「チャーハン」

池波正太郎さんや緒形拳さんも食べた盛京亭の「チャーハン」

四条通の路地にある北京料理店ですが、前述のように京都では著名人に愛されてきたお店で、2018年4月26日放送の『メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?』でも「かに玉の甘酢とチャーハンを必ず頼んでいた昭和を代表する映画スターとは?」という内容でお店が紹介されるそうです。

昭和を代表する映画スターとは、たぶん勝新太郎さんのことだと思いますが、小説家「池波正太郎さん」や俳優「辰巳柳太郎さんや緒形拳さん」も食べに来たそうです。

俳優の緒形拳さんは、辰巳柳太郎さんの付き人時代に辰巳さんが「盛京亭」で食事するのをよく外で待っていたとされ、亡くなる直前に「盛京亭」さんへ「一度食べてみたかった」とやって来たそうです。

今回は、この「盛京亭」さんで、看板メニューでもあり、小説家の池波正太郎さんも絶賛したという「焼飯(炒飯)」を食べて来ましたので実食レビューします。

・勝新太郎さん(俳優)
・池波正太郎さん(時代小説家)
・辰巳柳太郎さん(俳優)
・緒形拳さん(俳優、辰巳柳太郎さんの付き人時代に店の前でよく待っていた)

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京都の中華料理店「盛京亭」とは


祇園商店街にある「北京料理 盛京亭」の看板

祇園商店街にある「北京料理 盛京亭」の看板

さて、そんな著名人も愛した京都の中華料理店「盛京亭」さんですが、四条通の路地にある北京料理店です。

商店が立ち並ぶ通り(祇園商店街)の上に小さい看板があって、そこに「盛京亭」とは書かれているものの、普通に歩いているだけでは見逃してしまう佇まい。

路地も30メートルは入るでしょうか、路地のどんつきに京風中華料理店「盛京亭」さんがぼんやりと見えていました。

盛京亭は四条通の路地にある北京料理店です

盛京亭は四条通の路地にある北京料理店です

京都では、こういった路地がたくさんあって、土地の区画の真ん中に道路に面していない家屋やお店が、まだまだたくさんあります。

こういった路地の成り立ちは、今回は触れませんが、路地中のお店を見ると「いかにも京都」だという雰囲気になります。

では、この「盛京亭」さんの店内はどのようになっているのでしょうか。

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盛京亭 店内の様子


盛京亭 店内の様子、入ってすぐにカウンターが4席あります

盛京亭 店内の様子、入ってすぐにカウンターが4席あります

盛京亭さんは路地にあるので広いお店ではありません。

入ってスグにカウンターが4席、奥には部屋があって「テーブル席が3卓」あります。

人気のお店なので、お昼時のオープン直後に行けば食べることはできますが、すぐに満席になってしまう広さです。

相席などがないので、4人テーブルにひとりでも案内されたりします。そのため、もし満席でも少し待っていれば席が空くことがありますので、諦めずに待つ方が良いと思われました。

お店の奥にはテーブル席のフロア、2名テーブルが2卓、4名テーブルが1卓

お店の奥にはテーブル席のフロア、2名テーブルが2卓、4名テーブルが1卓

昭和26年(1951年)創業ですが、改装されておりキレイな店内です。

厨房などもピカピカで、お掃除はきちんと丁寧にされている印象がありました。

店舗奥には、1フロアあって「2名テーブルが2卓、4名テーブルが1卓」もあり、当日は食事をするお客さんでほぼ満席(私の入店でちょうど)という状況でした。

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盛京亭 メニューと値段


お昼にはランチがあります(1290円)

お昼にはランチがあります(1290円)

こちらの「盛京亭」ではお昼にランチがあります。

値段は1290円トリからあげ肉だんご焼飯」のセットになっています。

単品にラーメンや中華料理もありますが、ラーメンはメニューに記載はありませんでした。

昭和を代表する映画スターが必ず注文した「かに玉甘酢かけ」は1090円

昭和を代表する映画スターが必ず注文した「かに玉甘酢かけ」は1090円

量は少なめで、値段も結構するのですが、世界に名だたる観光地「祇園四条」なので、これで普通かなと思います。

・ランチ(トリからあげ、肉だんご、焼飯)1290円
・おまかせ料理 2160円~4320円(2名から)
・焼き豚 880円
・八宝糸 1310円
・むし鶏 1090円
・くらげの酢物 2160円
・黒玉子 670円
・ふかひれの煮込み 2160円
・えびの天ぷら 1310円
・えび野菜煮つけ 1310円
・えび甘酢 1310円
・えびケチャップ 1310円
・かに玉煮付け 1090円
・かに玉甘酢かけ 1090円
・八宝菜 1090円
・肉野菜炒め 1090円
・モヤシ炒め 1090円
・麻婆豆腐 1090円
・牛肉ピーマン炒め 1310円
・酢豚 1090円
・鶏からあげ 1090円
・鶏野菜煮つけ 1090円
・肉だんごあげもの 880円
・肉だんご甘酢 1310円
・焼飯 880円
・焼麺 880円
・白飯 220円
・ふかひれスープ 1720円
・玉子スープ 430円
・わかめスープ 430円
・焼売 (冬のみ)
・春巻 670円

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昭和を代表する映画スターも食べた焼飯 実食レビュー


ランチの焼飯、油少なめ、アッサリとした「白絞油(しらしめゆ)」で炒めたパラパラ炒飯

ランチの焼飯、油少なめ、アッサリとした「白絞油(しらしめゆ)」で炒めたパラパラ炒飯

さて、こちらが「昭和を代表する映画スターも食べた焼飯」です。

テレビなどでも「チャーハン(炒飯)」と呼称している場合もありますが、京都では「焼飯(やきめし)」という食べ物で炒飯ではありません。

焼飯はご飯を炒めてから卵を入れますが、炒飯は具材と溶き卵を炒めてからご飯を炒めるという違いがあります。

・焼飯はご飯と具材を炒めてから、とき卵を入れて炒めるもので、関西で醤油味であることがほとんど。
・炒飯は溶き卵と具材を炒めてから、ご飯を入れて炒める。
驚くほどパラパラした焼飯です。味は京風中華なんでかなり薄いです。

驚くほどパラパラした焼飯です。味は京風中華なんでかなり薄いです。

アッサリとした「白絞油(しらしめゆ)」で炒めた炒飯で、油自体が少なめなのでとてもパラッパラとした焼飯なのが特徴です。

京風中華なので、味付けはかなり薄味です。

香辛料などは使わないで、にんにくも使わないのが京都流、具材の「人参豚肉」を醤油と砂糖で炊いたものに味が付いている程度です。

味が薄かったら、卓上の「山椒塩」で味付けをしてください

味が薄かったら、卓上の「山椒塩」で味付けをしてください

まだ京風中華を食べたことがないという方には注意なのですが、本当にビックリするくらい味がしません

ランチでは「肉だんごトリのからあげ」も付いてくるのですが、そちらも「生姜」で香り付けがしてある程度です。

京都では昔からこういう味が好まれてきたということで、こちらの「盛京亭」さんでも味が次第に薄味になってきたということでした。

ランチに付いて来る「肉だんご、トリのからあげ」は生姜で味付けしてあります

ランチに付いて来る「肉だんご、トリのからあげ」は生姜で味付けしてあります

最近は京都の人も多様化しているので、今となっては味付けが薄いお店は減ってはいるものの、祇園四条界隈ではまだまだ京都の味がそのまま残っていたりします。

観光で来られた方なら、こういった昔ながらの京都の味で食べてみるのも良いのではないでしょうか。

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盛京亭への行き方(アクセス方法)


盛京亭、祇園四条から八坂神社の方面へ歩いていく途中北側路地中にあります

盛京亭、祇園四条から八坂神社の方面へ歩いていく途中北側路地中にあります

さて、盛京亭への行き方(アクセス方法)ですが、祇園四条から八坂神社の方面へ歩いていく途中の北側路地中にあります。

京阪「祇園四条駅」と「八坂神社」のちょうど中間くらいにあり、祇園商店街には各店舗の案内看板が掲げられているので、きちんと看板を見て歩けば迷うことはないはずです。

京阪「祇園四条駅」からは徒歩5分くらい、阪急京都線「河原町駅」からは徒歩10分ほどです。

営業時間は「12時スギ~14時、17時~20時」で、昼すぐには開店しません。

定休日は月曜ですが、第三火曜日が休みにもなっています。ただし、火曜日は別途休みの日もあるので注意が必要で、2018年4月17日と24日の火曜日は休みになっていました。

祝日の場合は営業しており4月30日のゴールデンウィークは営業されるとのことでした。

駐車場や駐輪場はありませんが、祇園四条駅の上にバイク駐輪場(有料)があります。そこが60分無料なので利用すると良いでしょう。

京都府京都市東山区祇園町263
営業時間:12時スギ~14時、17時~20時
定休日:月曜日、第三火曜日(その他火曜日も休むことあり)

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盛京亭 まとめ


京都・祇園四条「昭和を代表する映画スターも食べた焼飯」盛京亭まとめ

京都・祇園四条「昭和を代表する映画スターも食べた焼飯」盛京亭まとめ

ということで、盛京亭さんで「昭和を代表する映画スターも食べた焼飯」を食べた実食レビューでした。

ネットやテレビでは、池波正太郎さんがよく食べに来ていたという話が有名ですが、俳優の勝新太郎さんに緒形拳さんや辰巳柳太郎さんも食べたそうです。

お客さんは、祇園の舞妓(まいこ)や芸妓(げいこ、げいぎ)さんも多いということで、香りの強いものは材料に使わず、味付けも薄めになっています。

いわゆる「京中華」ですが、昔ながらの京都の味を食べてみたいならオススメの中華料理店です。

・昭和26年創業(1951年)
・北京料理
・油は「白絞油(しらしめゆ)」を使いアッサリ
・薄味で香辛料を使っていない
・時代小説家、池波正太郎さんが常連でエッセイ集『むかしの味』にも登場する
・看板メニューのチャーハンは、作家の池波正太郎さんが絶賛した
・チャーハンといっても「焼飯」なのでご飯と具材を炒めてから「とき卵」を入れる
・具材は「筍、人参、豚肉」などを醤油と砂糖で甘辛く炊いたものを使いパラパラに炒めてある
・味付けは「醤油、砂糖、鶏ガラと青ねぎのスープ」とシンプル
・ランチ(1290円)は「チャーハン、肉だんご、鶏からあげ」
・にんにくは使わない
・生姜で香りがついている
・卓上の山椒塩で味付けする
・店主は上田隆雄さん、奥様の上田泰子さん

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メッセンジャーの○○は大丈夫なのか? 2018年4月26日 予告


メッセンジャーの○○は大丈夫なのか? 2018年4月26日 予告は以下の通りです。

▼偉人が愛したグルメ…知らずに食べているあなたは大丈夫なのか?
(1)京都市にある中華料理店…かに玉の甘酢とチャーハンを必ず頼んでいた昭和を代表する映画スターとは?
(2)京都市の蕎麦屋さん…身長180cmもあり、威厳はあるが気さくな映画界の偉人が食べていたメニューとは?
(3)姫路市お菓子屋さん…このお店の銘菓に心打たれたハリウッドスター!
まずは偉人と呼ばれるに相応しい有名人が愛した関西にあるグルメとはどんな逸品なのかを調査する。そしてそのグルメを愛した偉人とは誰なのかをクイズ形式で出題。1軒目は京都市にある盛京亭というシンプルメニューの中華料理店。かに玉の甘酢とチャーハンを必ず頼んでいた昭和を代表する映画スターとは? 2軒目は京都市にある晦庵 河道屋という蕎麦屋さん。身長180cmもあり、威厳はあるが気さくな映画界の偉人が食べていたメニューとは? 3軒目は姫路市にある杵屋というお菓子屋さん。杵屋の「書写 千年杉」に心打たれたのは撮影のために来日したハリウッドスター! スタジオでは、中山秀征が行きつけの焼肉店について語る。


今回の「京都ランチ案内」は、京都では江戸時代から続く老舗「晦庵 河道屋(かわみちや)」さんの「山かけそば(1100円)」を実食レビューします。こちらのお店、実は世界的なセレブ(俳優など)が食べに来ることで知られ、デビット・ボウイさん、トム・クルーズさん、デニス・ホッパーさんが食べに来たことで知られています。2018年4月26日放送『メッセンジャーの○○は大丈夫なのか?』でも「身長180cmもあり、威厳はあるが気さくな映画界の偉人が食べていたメニュー」として「山かけ、鴨なんば」が紹介されることになっています。



京都・お墨付き

京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。