京都の山奥深く日吉の古民家で珈琲焙煎所を親子三代(100年)続けて来た一族が、なんと! 御薗橋にカフェを新店オープンしています。カフェの名前は「マサイの風」、知る人ぞ知る自家焙煎珈琲のお店ですが、これまでは上賀茂神社や北野天満宮の屋台でしか飲めなかったコーヒーです。
最新情報:こちらの店舗は2023年8月に閉店しました。
2020年1月6日オープン マサイの風 かふぇ
京都の御薗橋にカフェが新店オープンしていました。
お店の名前は「マサイの風 かふぇ」さん。
知る人ぞ知る自家焙煎珈琲の名店、京都の山奥深くの日吉(美山近く)の古民家で親子三代100年に渡って自家焙煎珈琲を提供している一族のお店です。
マサイの風はケニア山(標高6000m)の中腹(2000m)にある農園の豆を8種類ほどブレンドしたコーヒーのこと。
これまでは、上賀茂神社の手作り市や北野天満宮の天神市などに出店していたのですが、このたびカフェ実店舗をオープンされたのです。
親子三代の珈琲職人の家と書きましたが、初代は昭和初期に四条大宮で自家焙煎珈琲の喫茶店「ロイヤルヤマイチ」を開業。
戦時中に立ち退きで四条大宮東で「ヤマイチ」というカフェを再開。
今はそのお店はありませんが、二代目から焙煎所としてスタートし、10年ほど前から三代目が京都府南丹市日吉町中世木地区の古民家で珈琲豆の自家焙煎を行っています。
今は三代目が引き継いで営業されている老舗の珈琲焙煎所です。
訪問した日、三代目の息子さんは神戸のイベント出店で出張中でしたが、二代目がお店をされていました。
いまのところはプレオープン期間中ということで、マサイの風が半額(500円→250円)とお得な価格で提供されていました(2020年1月中のみ)。
コーヒー(マサイの風)はとてもよく焙煎された深煎りのコーヒーで、格調高い香りが特徴的なコーヒーです。
香りの中には甘い香りもあり、酸味はなく、深煎りだけどブラックで飲めるギリギリの焙煎が特徴的でした。
ちなみに、この「マサイの風」はケニア大使館公認のコーヒーというケニア公認のコーヒー豆だったりするんですよ!
プレオープンだったのでメニューはコーヒーとコーヒーゼリーくらいでしたが、2月からは濃厚NYチーズケーキや100時間煮込んだカレー、それに10種類ほどのブレンドチーズを使ったチーズトーストも提供されるということでした。
マサイの風 は猛烈に暴れまわる新鮮で若い豆だった!
さて、後日のことですが・・・・
三代目がお店番をされている時に再訪してきました。
この三代目がいる時は目の前でハンドドリップしてくれて、新鮮な豆が強烈に泡立って膨らむところを見ることができます。
カフェ「マサイの風」さんではドライアイスでコーヒー豆を低温保存してあるので、新鮮な状態でコーヒーを飲むことができるのだそうです。
チーズ大好き三代目が作るコダワリのチーズトースト
三代目は食にこだわる方で、チーズが大好物とのことなのですが、好きなチーズを10種類使ったチーズトーストも販売しています。
とにかく、このチーズが種類豊富で色々な味を楽しむことができます。
甘いチーズ、フルーティーなチーズ、発酵を感じるチーズ、とろけてコクのあるチーズなどをたっぷりと使ったチーズトーストです。
値段は1200円ですが、これたぶん採算度外視です。
チーズってめっちゃ高いですが、これだけ使ってこの値段ならチーズ好きにはたまらないでしょうね~。
カフェ マサイの風 はどこにある?
では、カフェ「マサイの風」はどこにあるのでしょうか?
実は以前紹介した「まえだ農園コミュニティーShop」の中で開業しています。
御薗橋の西側エリア、住所は「京都府京都市北区大宮東総門口町36−3」ですが、御薗橋通沿いのテナントです。
場所は御薗橋から西へ200メートルほどのところなのでお近くの方はぜひ行ってみてくださいね。
営業時間は昼から21時頃までと遅くまで営業されるそうです。