今回の「京都案内」は、京都の方だったら身近な「粉山椒」の話です。京都って山椒文化で、山椒を使った食べ物が結構あります。「親子丼」には必ず粉山椒かかっています。今回は2017年の初物「粉山椒」を入手したので、マイ山椒を持っていろいろと食べてみました。
結論からいうと、山椒は卵料理に合います。
京都人のひそかな楽しみ「マイ山椒」?
京都といえば「粉山椒」が好きな方が多い土地です。
全国的には、山椒は鰻重で使うものというイメージがありますが、京都では結構なんにでもかけたりします。
例えば「親子丼」で、これに粉山椒がかかっていないというのは「京都ではあり得ない」ほどです。
それも客が自分でかけるのではなく、親子丼にはデフォルトでかかっているのが京都の「粉山椒」というもので、観光で来た方で山椒が苦手な方だと困ることもあるでしょう。
しかし、京都では他にも「ラーメン、うどん、かつ丼、天丼、焼き鳥」などにかけたりするのです。
私も粉山椒が大好きなので、できれば「麻婆豆腐、天ぷら、カレーライス、モツ煮込み」なんかにもかけて食べたいくらいです。
山椒で有名な鞍馬には「鞍馬山ラーメン」なんてのもあったりします。(リンク先は紹介です)
平成29年度産「粉山椒(初物)」を入手
初夏に山椒の実が収穫され、その二か月後の夏になる頃に初物の「粉山椒」が出回り始めます。
2017年は8月20日頃から、初物の粉山椒が出回っていたので、早速入手してしまいました。
購入は京都・京北の道の駅「ウッディ京北」さんで、お店の方に聞いたら「昨日くらいからですねぇ」とのことで、ほんまもんの初物です。
では、粉山椒はどんな食べ物に合うのでしょうか?
前述のように、京都では「ラーメン、うどん、かつ丼、天丼、親子丼、焼き鳥」なんかにかけたりします。
基本、鶏料理や卵料理に合うのが「粉山椒」なので、今回は普通の方でも気軽にかけて食べられるものに絞って「マイ山椒」をかけて食べてみました。
焼き鳥とマイ山椒
ということで、コンビニでも簡単に入手可能な「焼き鳥」です。
粉山椒からはフルーティな柑橘系の香りがしますが、ピリピリするほどの辛味があり、唇がヒリヒリするほどの辛さです。
それが焼き鳥の甘辛いタレと中和されて、香り豊かな焼き鳥になりました。
ちなみに、塩ダレだと鮮烈な山椒の辛味がダイレクトに来ますが、鶏の風味とは抜群の相性でした。
親子丼とマイ山椒
次は京都では王道の「親子丼と粉山椒」です。
卵と鶏肉という粉山椒が二大合うものとのコラボレーションですが、むしろ「粉山椒のかかっていない親子丼」なんぞ食べないので、いつもの親子丼でした(笑)
しかし、初物ということもあり、フルーティーな香りがする親子丼になりました。
卵焼きとマイ山椒
さて、ここで「かなり合うな」と思うのが「卵焼きと粉山椒」の組み合わせです。
卵焼きはそもそも醤油・塩をかけたりしますが、それにさり気なく「粉山椒」をかけてみると、香りのよい卵焼きになります。
醤油と粉山椒も合いますね。
ちなみに、これ「なか卯」の朝定食ですが、関東は知りませんが関西の「なか卯」には粉山椒が置いてあります。
なので「マイ山椒」を持って行く必要はないのかもしれません。
麻婆豆腐とマイ山椒
さて、ここで辛いものに粉山椒をかけてみましょう。
辛いものに辛い粉山椒というコラボなので、とっても辛いものになりますが、麻婆豆腐に刺激が足りないと感じる方には、良い組み合わせです。
ですが、さすがに汗だくになりました。
そもそも、麻婆豆腐には山椒をかけるのは普通だったりしますので、これは「うな重」と同じくらいポピュラーな組み合わせですね。
ちなみに、この麻婆豆腐は京都金閣寺前「麻婆家」さんのものです。(リンク先は紹介です)
まとめ「初物の粉山椒」で一番合うのは卵かけご飯だった
さて、「卵焼き」と似たような組み合わせですが「卵かけご飯と粉山椒」の組み合わせが一番かなと思います。
卵かけご飯には普通の醤油ではなく「ポン酢」を組み合わせると美味しいのですが、それと同じで「醤油+粉山椒」の組み合わせもスッキリして美味しいと思いました。
・卵との組み合わせは抜群
・醤油をかけて食べるものにも合う
・卵かけご飯には粉山椒は合うと思う
・うな重や麻婆豆腐のように元から山椒を使うものもある
・鶏料理にも粉山椒は合う
京都には、他にも「山椒」を使ったものがあり、別記事で紹介していたりしますので、ぜひご覧ください。