今回の「京都案内」は、京都・岡崎にある「誰も来ない心霊スポット」の紹介です。地図にも掲載されていない「京都帝国大学醫学部納骨墓地」で、旧字は「医学部」のことです。場所は平安神宮の北側にある「岡崎東福ノ川町」という所にあります。
ということで、アノ男に見に行かせましたよ!
京都・岡崎「誰も来ない心霊スポット」
京都市左京区の岡崎は道が細く入り組んだエリアで、いかにも京都の古い町というのが感じられる場所でもあります。
平安神宮もあり、京都大学や吉田山もあるので、観光客の方でもご存知だとは思います。
私も一族はこの界隈出身で、親戚が多いエリアということもあってか「身近なエリア」です。
しかし、一歩奥に入るとカオスな素顔を見えてきます。
それが「岡崎」なのです。
幅50センチほどの図子(ずし)もあり、一度入ると迷うような場所ですが、今回はこの岡崎エリアにある・・・・
「誰も来ない心霊スポット」
を紹介したいと思います。
もちろん、かなりヤバイので、うちの困ったちゃん温泉担当も同行です。
神楽坂、かつての「福ノ川」沿いにそれはあった
金戒光明寺の西にヒッソリとした慰霊塔があります。
暗い人通りの少ない道にある地図にも載らない慰霊塔です。
ここは「神楽坂」と呼ばれる坂の途中で「神楽坂通」と呼ばれている細く短い通りの途中です。
東は「金戒光明寺」があり、坂を境に河岸段丘のような高低差があり、西は「岡崎東福ノ川町」と「岡崎西福ノ川町」があります。
お察しの通り、かつては「福ノ川」という川が流れていた所で、平安時代からの「無常所(むじょうしょ)=埋葬地」であった場所でもあります。
そこに「京都帝国大学醫学部納骨墓地」があります。
京都帝国大学醫学部納骨墓地
「京都帝国大学醫学部納骨墓地」の旧字体は「醫学部=医学部」のことです。
帝国大学というのは、戦前までの表記で今の「京都大学」のことで、「京都大学医学部納骨墓地」と書けば、そこが何かがすぐ分かることでしょう。
もちろん、戦前からのことなので、まともなことばかりではなかったことでしょう。
そこには無名の卒塔婆(そとうば)があり、「京都大学医学部解剖体諸精霊追善増上菩提」と書かれています。
後半は決まりきった文句ですが、前半の「京都大学医学部解剖体」が誰かを意味しています。
そうです。
ここは献体の霊を慰霊している場所なのです。
ということで、タイトルも「誰も来ない心霊スポット」と銘打ちました!
さぁ!サァサァサァ!
ここで、うちの千里眼で霊能者の温泉担当ちゃんの眼力が役に立つはずなのです!
すると、温泉担当は普段から重たい口を微かに動かしてこう言ったのです・・・・
温泉担当 「イ、いいいい!慰霊塔だから何も見えないんだな!ダナッ!( ✧Д✧) カッ!!」
つかえねぇ~(笑)
ま・・・・「慰霊塔」ですもんね、これで見えちゃったら・・・・
坊さんいらないですよねえぇぇぇぇ。
京都帝国大学医学部納骨墓地 基本情報
さて、オチもついたところで「京都帝国大学医学部納骨墓地」の場所ですが、平安神宮の東端から「岡崎通」を上がって突き当たりを右折します。
すると「金戒光明寺」の門が見えますので、そこから「神楽坂」です。
坂を上がっていけば徒歩2分くらいのところにあります。
ということで、京都・岡崎「誰も来ない心霊スポット」の紹介でした!(まだいうか)
京都府京都市左京区岡崎東福ノ川町1(付近)