平日でも大行列ができる「手打ち蕎麦 かね井」へ行って来ました。京都市北区紫野にある蕎麦屋さんで、ミシュランガイドにも掲載されたことがあり、注文を受けてから蕎麦を挽くというこだわりのお店です。
平日でも大行列ができる「手打ち蕎麦 かね井」へ行って来た
京都市北区の船岡山エリア、前住んでいたことがある土地で、今も近くに住んでいることから「地元」感が強い地域です。
西陣の端っこという町で、船岡山のおひざ元にはグルメなお店が立ち並ぶ穴場的なところでもあったりします。
そこに通常であれば、常に行列という一軒の蕎麦屋があります。
それが・・・・
手打ち蕎麦 かね井
です。
このお店の雰囲気は?
お店は最初の写真を見てもらうと分かるように、相当古い京町家を使っています。
見た感じ、昭和初期もしくはそれ以前の建物で、入るとすぐに土間があります。
少し高くなって板間、奥には坪庭があるので、元々商家だったのかもしれません。
雰囲気の良い場所で食べる蕎麦屋という感じですが、このお店が大行列店になっているのは『ミシュランガイド』に選ばれているからでもあります。
では、そんな「手打ち蕎麦 かね井」さんの手打ち蕎麦をいただいてみたいと思います。
このお店のメニューは?
メニューはさほど多くはありません。
基本は「ざる・辛味大根・荒挽き・山かけ・鴨ざる・かけ・梅おろし」のみです。
値段は概ね、1100円~1800円程度。
お値段はそれなりにしますが、接客もよくて上質のお蕎麦が食べられるのならヨシとなる価格帯です。
注文の後はさほど待ちませんが、注文を受けてから蕎麦を挽くそうです。
ちなみに、そば揚げが出てきます。
香ばしく、蕎麦の風味をよく感じます。
今回は「辛味大根おろしそば(1200円)」をいただきました。
辛味大根も今となっては蕎麦屋くらいでしか食べる機会がありませんし、ツンとくる刺激が蕎麦にはよく合います。
蕎麦はかなり細目に切ってあります。
そのせいか、ツユにつけずに食べてもあまり蕎麦の風味を感じませんでした。
コシはあるようですが、これもやはり細いので歯ごたえを感じるほどではありません。
気になったのはツユでした。
関西では出汁の風味を活かした出汁文化が当たり前ですが、こちらでは醤油の香ばしさを立たせていました。
ぶっかけになってますので濃口なのは当然ですが、辛いわけではありません。それでも、ツユが前面に出てくるタイプです。
そういったこともあり、蕎麦本来の風味などはあまり感じることはできませんでした。
私は蕎麦には「力強さ」を求めるのですが、そういう人には「荒挽き」の方が良かったかもしれません。
また、関西の方なら「鴨出汁」の方が良さそうです。
このお店への行き方や営業時間は?
さて「手打ち蕎麦 かね井」さんがあるのは京都市北区紫野というところです。
金閣寺などが近く、他の観光地に比べて交通の便は悪いので観光客はさほど多くありません。
最寄り駅は「北大路駅」ですが、そこから市営バスで建勲神社前まで行き、さらに歩いて5分くらいの場所にあります。
評判(口コミ)
朝から 東山から京都盆地を一望したあと、ちょっと遅いブランチ。紫野の船岡山のそばの「手打ち蕎麦 かね井」さんで。昨日のお蕎麦もとってもおいしかったけど、かね井さんは細麺で上品な美味しいお蕎麦でした。店内もいい雰囲気。
さあ、これから今回京都訪問の目的地へ。 pic.twitter.com/kpFmbiTzOa— hacopapo (@hacopapo712) July 20, 2019