当尾郷まつり @京都 「当尾ごぼう(当尾野菜)おにぎり」実食レビュー

今回の「京都食材」は、京都府木津川市「当尾郷まつり」で「当尾ごぼう」などの当尾野菜が売られていると聞いたので行って来ました。奈良との県境にある山間の小さな集落ですが、畑がたくさんあり伝統野菜の「京野菜」や「大和野菜(奈良野菜)」などが古くから栽培されてきた地区です。

今回は「当尾郷まつり」で「当尾ごぼう おにぎり」を食べて来たの実食レビューします。

スポンサーリンク

京都・木津川市「当尾郷まつり」で当尾野菜を探せ!


当尾野菜を探しに「当尾郷まつり」を見に行って来ました(2019年1月6日)

当尾野菜を探しに「当尾郷まつり」を見に行って来ました(2019年1月6日)

今回の「京都食材」は、京都府木津川市まで行って野菜を探して来ました。

木津川市加茂町の山間部に「当尾(とうの)」という集落があるのですが、そこの野菜(当尾野菜)が美味しいという噂を聞いていたからです。

しかし、この当尾野菜・・・・京都市内で出回っているのを見たことがありません。

調べたところ、当尾の道沿いに野菜の無人販売があって、そこで購入できるということが分かりました。また、毎月第一日曜日に「当尾郷まつり」というのが開催されているので当尾野菜が販売されるという情報もゲット。

2019年1月6日(日曜日)の午前中に、この当尾野菜を買いに京都府木津川市加茂町にある当尾地区まで行って来たというわけです。

・京都府木津川市に「当尾(とうの)」という地区がある
・当尾で採れた「当尾野菜」が美味しい
・毎月第一日曜日に「当尾郷まつり」販売もしくは無人販売がある
・少し規模が大きい「当尾文化祭」というイベントもある

スポンサーリンク

当尾(とうの)地区とは


当尾(とうの)は木津川市加茂町にある小さな集落です

当尾(とうの)は木津川市加茂町にある小さな集落です

地名の当尾は「とうの」と読みます。

木津川市加茂町の山間部へ至る入口、京都府と奈良県の県境にある小さな集落です。

ほとんどが農地という場所で、県境ということもあって、この地区では伝統野菜「京野菜」や「大和野菜(奈良野菜)」などが栽培されてきたのだそうです。

鎌倉時代~室町時代に作られた石仏や石塔が多くあることでも知られています

鎌倉時代~室町時代に作られた石仏や石塔が多くあることでも知られています

また、この当尾地区では鎌倉時代~室町時代に作られた石仏や石塔が多くあることでも知られています。

少し離れてはいますが、浄瑠璃寺岩船寺といったお寺が近郊にあり、行き交う人々のために石仏や石塔が多く作られたのです。

山肌の遠くから見える場所にも石仏があり、昔は「道標」としての役割も持っていたのでしょう。

人々が行き交う道の途中に数多くの石仏があるのが「当尾」のある木津エリアの特徴です。

当尾郷まつり


当尾郷まつり の風景

当尾郷まつり の風景

普段の「当尾」は静かな地区ですが、毎月第一日曜日に「当尾郷まつり」というイベントが催されています。

そのイベントでは「当尾野菜」や「おにぎり」そして「フリーマーケット」などが出店されており、誰でも自由に見ることができるようになっています。

小さな集落なので大きなイベントではありませんが、この「当尾」の一端を外部の方が知ることができる重要なイベントのひとつです。

当尾郷まつり のフリーマーケット

当尾郷まつり のフリーマーケット

フリーマーケットでは、その地区のご家庭で使わないものや古着古本骨董品が出品されていました。

また、ハンドメイドの手工芸品食器などもあったりと、掘り出し物を探す楽しみもありそうでした。

・毎月第一日曜日に開催される野菜の直売とフリーマーケット
・当尾野菜を入手できる重要な機会
・10時頃から15時頃まで行われている

当尾野菜


京都の「当尾野菜(とうのやさい)」大きいけど安い野菜がたくさん!

京都の「当尾野菜(とうのやさい)」大きいけど安い野菜がたくさん!

今回、この「当尾郷まつり」へ来た目的は・・・・

当尾野菜です。

当尾野菜とは「木津川市東南部の当尾地区で作られた野菜」のことを言います。

当尾野菜、冬なので根菜が多めでした

当尾野菜、冬なので根菜が多めでした

山の上にある集落なので、とても田舎ではあるものの良質な土から生まれる野菜は大きいものが多く、土の豊かさが感じられます。

土というのは野菜にとって大事なことで、同じ品種の野菜でも土が違えば味が異なります。

だから、地区が違えばその地区独特の野菜があるわけです。

最近では、伝統野菜を別の地区で栽培して出荷している事例もありますが、本ブログでは同じ品種の野菜でも「地区が違えば別物」というスタンスで紹介しています。

当尾野菜が100円~200円で販売されていました(安いです)

当尾野菜が100円~200円で販売されていました(安いです)

この当尾野菜ですが、値段は100円~200円で販売されていました。

かなり大きなサイズのものが多くて持って買えるのが大変だったので、小さめの大根などをチョイスして買っていくことにしました。

当尾大根は青首ですが辛さも少なく美味しい大根です。

当尾こんにゃく、昔ながらの方法で作られた手作りこんにゃく

当尾こんにゃく、昔ながらの方法で作られた手作りこんにゃく

また、昔ながらの方法で作られた手作りこんにゃく「当尾こんにゃく (200円)」も買ってみました。

弾力あるコンニャクで、手作りのものです。

こういったコンニャクも普段はなかなか食べることができないので良い機会でした。

当尾ごぼう


当尾ごぼう この「当尾地区」の特産品です

当尾ごぼう この「当尾地区」の特産品です

実は、この「当尾」ではひとつ特産品があります。

それが「当尾牛蒡(当尾ごぼう)」です。

年末にしか出荷されない、それも生産量が少なくて、ほとんどが割烹などに出荷されたり、東京の築地市場へと流れてしまうものです。

とても高級品で、この時期になると京都の「堀川ゴボウ」と同じように価格が10倍程度になったりします。

当尾ごぼう、太いゴボウですが、堀川ゴボウとの違いは「ス(中の空洞)」が無い点

当尾ごぼう、太いゴボウですが、堀川ゴボウとの違いは「ス(中の空洞)」が無い点

極太のゴボウで、普通のゴボウを長く成長させたもののことです。

堀川ゴボウ」と似たゴボウなのですが、少し違いがあって「当尾ごぼう」には中の空洞(ス)がありません。

なかなか入手できない「幻の野菜」なのですが、さすが現地だけあって「当尾ごぼう のおにぎり」が売られていました。

※当尾ごぼう のもっと詳細なレビューはこちらで紹介しています。

・当尾地区の特産品
・11月頃から年末に出荷される
・極太のゴボウで「堀川ゴボウ」に似ている
・柔らかいゴボウ
・堀川ゴボウとの違いは「ス(中の空洞)」が無い点

当尾ごぼう のおにぎり


当尾ごぼう のおにぎり(100円)がありました!

当尾ごぼう のおにぎり(100円)がありました!

めったに食べられない「当尾ごぼう」ですが、この当尾郷まつりでは「焼きおにぎり」になって販売されていました。

値段は1個100円、ちょうど最後の2個だったので、それで少し遅めの朝食にすることとしました。

おにぎりの中に当尾ゴボウの味噌が入ったもので、それを焼きおにぎりにしたものです。

当尾野菜の味噌汁も付いてきました

当尾野菜の味噌汁も付いてきました

当尾野菜だけで作ったお味噌汁が付いてきました。

寒い冬なので、温かいお味噌汁は嬉しいですが、なによりも当尾野菜をその場で食べられるのが最高の喜びです。

大根に人参、そしてネギが入ったお味噌汁で「当尾ごぼう のおにぎり」をいただき、満足行く木津川市への遠征となりました。

当尾ごぼう のおにぎり

当尾ごぼう のおにぎり

当尾野菜だけで作ったお味噌汁

当尾野菜だけで作ったお味噌汁

当尾の郷会館 への行き方


当尾公民館(元は小学校)

当尾公民館(元は小学校)

では、当尾へ行くにはどのようにすれば良いのでしょうか。

目的地としては「当尾の郷会館(当尾公民館)」で、元は小学校の建物を目指して行くことになります。

唯一ある公共交通機関が「木津市コミュニティバス 当尾線」で、JR関西本線「加茂駅」から出ているバスです。

木津市コミュニティバス 当尾線「辻バス停」が最寄りです

木津市コミュニティバス 当尾線「辻バス停」が最寄りです

運行は1時間に1便です。

運行は1時間に1便です。

下車するのは「辻バス停」です。

駐車場があるので自家用車で行くのがお薦めです。

その場合は、分かりやすい行き方としてはJR関西本線「加茂駅」東口まで行って、そこから「南加茂台1丁目」まで向かい、交差点で左折する行き方です。

地図で見ると、他の道より細く描画されていますが、この行き方が一番道が走りやすくて近い行き方です。

南加茂台1丁目で左折すれば「当尾」は近くです

南加茂台1丁目で左折すれば「当尾」は近くです